大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る                    ※当ブログはプロモーションが含まれています

サッカー必読本

コーチの無意識の偏見。音を立てる選手、立てない選手の話

スペインのビジャレアルで指導改革を行い、Jリーグ特任理事、WEリーグの理事も勤め、24年からはスポーツハラスメントZERO協会の理事もされている佐伯夕利子さんの著書をご紹介させてください。 佐伯さんの指導人生を追体験するかのように惹き込まれてしまい…

小野伸二選手の著書『ギフテッド』より、「今の子供は教えられ過ぎじゃないか…」

天才と呼ばれたサッカー選手、小野伸二さんの著書『GIFTED(ギフテッド)』。 人々を魅了するテクニック、それはどのように育まれたのか、どんな環境で天才は生まれたのかが知りたくて手に取りました。 幼少期から良い指導者、大人たちに育まれてきたからこ…

「サッカー指導者は伝え方で決まる…」岩瀬健さんの著書を読んで感じたこと

サッカー指導者の岩瀬健さん(大分トリニータヘッドコーチ※2023年6月時点)の著書「サッカー指導者は伝え方で決まる 机上は緻密に、現場は柔軟に」より引用↓ 理論をピッチへ持ち込んで実践するのは当然ですが、問いたいのはその持ち込み方です。無暗に映像を…

「なぜ日本はストライカーが育たない?」を中村憲剛と佐藤寿人が語る。ケンゴとヒサト サッカー人生以外にも役に立つサッカーの話より

中村憲剛さんと佐藤寿人さんの対談本の一部をご紹介させていただきます。 素敵な内容が散りばめられているので、当ブログのテーマにマッチする面白い箇所を引用させていただきます。 第4章「なぜ日本はストライカーが育たない?」より↓ 寿人 パサーのどの足…

「日本の子供たちは生まれつき持っていたはずの創造力を失っている」オシムさんの提言

元サッカー日本代表監督、イビチャ・オシムさんの著書「考えよ」より引用。 日本人の子供たちは、こういう(大人の)コントロールを受けることによって、生まれつき持っていたはずの創造力を失ってしまうのかもしれない。 日本人は一般的にとても才能豊かで…

サッカー本のおすすめ39冊。初心者から経験者まで!観戦視点、プレイヤー視点、戦術、選手、監督の魅力を紹介

「サッカーの本質とは」というテーマで運営する当ブログもスタートしてから早7年が経ちました。これまで数々のサッカー関連の本、雑誌、漫画を紹介してきましたが、まだまだ紹介しきれていない本がたくさんあります。100冊以上サッカー関係の本、漫画を読ん…

オシムさんが語る日本サッカーの課題。「模倣は簡単ではない。本物のセンスが必要なうえに…」

日本サッカーに大いなる貢献をしてくれた故、イビチャ・オシム氏の著書を読み返している。改めて読むと、非常に示唆的で、我々日本人の課題の本質をついているように思う。著書の一部を引用してご紹介させていただきたい。 日本人は、世界のトレンドをいちは…

ボトムアップ、選手主導で結果を出す堀越高校サッカー部が直面した課題。プレーモデルの提示がボトムアップ成功の鍵になる可能性

トップダウンではなく選手主導のボトムアップで結果を出して注目された堀越高校サッカー部。 取材された加部さんの著書「毎日の部活が高校生活一番の宝物」 堀越高校サッカー部のボトムアップ物語をご紹介させてください。 著書の一部を引用させていただいて…

サッカー漫画おすすめの傑作17作品|サッカーの魅力が詰まった名作

小学生の頃にはじめて読んだ漫画が「キャプテン翼」でした。 それからサッカーに没入し、これまでにたくさんのサッカー漫画を読んできました。 その中で、とりわけ私のサッカー人生に影響を与えた作品をご紹介したいと思います。 【目次】 昭和、平成の人気…

エコロジカルアプローチと、ストリートサッカー。ブラジルからいい選手が量産される理由

ブラジルからいい選手が量産される理由ってなんだろうと考えたことがありましたが、やっぱり道路で裸足でプレーすることで養われるテクニックなんだろうと、昔から言われていたし私自身も漠然とそう思っていました。 でも、ストリートサッカーのなにが、どの…

日本では部活など、サッカーを日常的にする生活から抜けた途端、サッカーをする機会が減った。#SHUKYU Magazine

フットボールカルチャー雑誌「SHUKYU Magazine 」の10号目に、紹介されているVBFC(Venis Beach Football Club)というロスアンゼルスのコミュニティ。 非常に興味深い活動で、日本のフットボールカルチャーを育むためのヒントがありました。 VBFCとは、世界…

「日本人は主体的にプレーできる選手が少ない、主体性が育まれるには…」岡田武史さんの考える日本サッカー #SHUKYU Magazine

フットボールカルチャー雑誌「SHUKYU Magazine 」の10号目。 サッカーと社会、サッカーと文化、芸術を広く深ぼる雑誌は他に知りません。サッカーに特化した雑誌は数あれど、ここまで本質を扱う雑誌は他にはないのではないでしょうか。 サッカーは社会の中の…

「サッカーで喜びを味わい、痛みを教わり、大人にしてもらった」三浦知良選手の言葉に学ぶサッカーの本質

55歳になっても現役のサッカー選手としてプレーする三浦知良選手。 大好きで尊敬する選手の一人で、何冊も著書を読んでいるのですが、本当に示唆に富んだ言葉が散りばめられていて、カズさんの言葉にはサッカーの本質が詰まっていると思います。 いや、本気…

「サッカー選手は、愛されたり、応援されたりするような人…」世界を放浪した異色の元Jリーガーの著書より

滋賀県の近江高校サッカー部の監督、前田高孝さんの著書に、こんなことが書かれていました。 サッカー選手は応援されたり、愛されたりするようにならないと、プロでは成功しないんじゃないかなと思います。 チームメイトや先輩、後輩から愛されたり、応援さ…

「サッカーピラミッドの底辺から、少年サッカークラブのリアル」日本のサッカー文化を支える大人たち

日本のサッカー文化を育んできた「少年サッカー」。 多くの子どもたちにサッカーとの接点をつくり、たくさんのサッカー選手を育んできた土壌。 しかしながら、メディアに取り上げられるのは見栄えの良いほんの一部のチームや指導者、現場の生々しいリアルが…

「子どもたちから生きる力を奪い、チャレンジするチャンスを遠ざけている」岡田武史さんと王貞治さんの対談本より

元サッカー日本代表監督の岡田武史さんと、野球界のレジェンド王貞治さんの対談本の一部をご紹介させてください。 この一節を読んで、私が、社会に感じる違和感、子どもたちに感じる違和感が少しクリアになったような気がします。 岡田:野球もサッカーもい…

トレセンに合格した子と不合格だった子の間に決定的な差はない

アルビレックス新潟シンガポールの監督であり、日本の育成年代のほぼすべてのカテゴリーを横断し、豊富な指導経験をもつ吉永一明さんの著書にこんな事が書かれていました。 トレセンに合格した子と不合格だった子の間に決定的な差はない。そもそも選ぶ側の視…

メッシ4歳、生まれてはじめて試合に出たときの話

コパアメリカ2021を制覇したアルゼンチン代表。 これまでバルセロナではタイトルを総ナメにしてきた天才メッシ。 アルゼンチン代表では後一歩のところで苦汁を嘗めてきた。アルゼンチンというサッカー狂国の期待を一心に背負って、凡人には考えられない重圧…

少年サッカーコーチにおすすめの本15冊。サッカーを教える前に読んでおくべき本を厳選

少年サッカーの指導に携わるようになって、10年以上が経ちます。 プロサッカー選手を目指していた大学生時代、大怪我のリハビリをしながらはじめたサッカーコーチのアルバイト、幼稚園児、小学生のサッカー大会を見たときに驚いた子どもたちへの怒声、罵声。…

柿谷曜一朗の少年時代のエピソードがすごかった。天才を育んだ大人たちの話。

名古屋グランパスの柿谷曜一朗選手の少年時代のエピソードが記されている本「僕らがサッカーボーイズだった頃(2)」とても面白かったので一部をご紹介させていただきます。 サッカーの天才と呼ばれるほど、圧倒的な才能をピッチで魅せる柿谷選手。 少年時代…

日本の教育とサッカーは相性が悪い

技術で応えられるサッカー選手を育てる 中央学院高校の教えすぎない育成哲学 市立船橋、流通経済大柏など、強豪ひしめく千葉県において、異彩を放つ中央学院高校サッカー部。 強い個が集まり、フィジカルを鍛え上げ、貪欲に勝利を目指す高校サッカーの上位チ…

サッカーを楽しむ心を育てて勝つ。魅力溢れるチームの作り方

サッカーが好きでいられる指導をする ユース年代の指導者で、このように語る人はとても少ない印象があります。高校女子サッカーというストイックなカテゴリーにおいて、越智さんの指導コンセプトはとても斬新です。 京都精華学園高校女子サッカー部の試合を…

「育てない」から上手くいく 

“「育てない」から上手くいく” タイトルに惹かれて買いました。 読みはじめて1分で、引き込まれました。 教育によって人間は不自然になっていく 「世間のいう教育は既成服の教育、丈の合わないきつい服や反対に大きすぎる服、着たくない服を無理に着させよう…

「教えないスキル」と「ふりかえり文化」が日本サッカーを変える

スペインの名門、ビジャレアルで育成に携わる佐伯夕利子さんの著書「教えないスキル」を読んでいるのですが、この本は日本の育成指導に携わる指導者の方のみならず、親御さんにも猛烈におすすめしたい一冊です。 これまでたくさんのサッカー育成本を読んでき…

子どもの支配をいつやめるのか、というお話

子どもの心のコーチングという本がとてもとても面白いのでご紹介させていただきます。 このテーマの本はこれまで数多く読んできましたが、これほどまでにわかりやすく、親の助けになる本はみたことがありません。子どもが生まれ、親になり、子どもの成長とと…

子どもの敵は先入観。大人の敵は無意識の先入観

伊坂幸太郎さんの「逆ソクラテス 」という本をご存知でしょうか。 2020年に読んだ本の中でも、特に印象に残っている本です。 テーマは日本社会、教育における「先入観」で、大人が持つ先入観を、子どもたちがどうにか崩そうと奔走するのですが、学校やスポー…

こんな指導者と巡り合って欲しい…。子どもにとっての理想のコーチとは

今日ご紹介するのは、喜多川泰さんの小説「One World」です。 One World posted with ヨメレバ 作者:喜多川泰 出版社:サンマーク出版 発売日: 2014年10月 楽天ブックス Amazon Kindle 人との出会い、出会いによる成長を描いた短編集ですが、それぞれのストー…

サッカーは教えるのではなく、夢中にさせるもの

日が暮れるまでボールを追いかけたあの日、私たちは夢中でサッカーを楽しんでいた。暗くなっても、親が迎えに来るまで夢中で楽しんだサッカー。 私は大人になって子どもたちにサッカーを指導する立場になった時に、同じように夢中で一緒にサッカーを楽しみま…

コーチの仕事は「教える」ことではなく、「考えさせる」こと

元プロ野球選手で、現在は千葉ロッテマリーンズの一軍投手コーチの吉井理人さんの本をご紹介させていただきます。 タイトルの「最高のコーチは、教えない。」に惹かれて購入し読んだのわけですが、これまで読んだコーチングの本の中でもトップクラスに学びが…

サッカーのコーチングに役立つ教材10選

良いサッカー指導者とは? 良いコーチングとはなんだろう? サッカーの指導に携わると、このように考えることが多くなります。 どういうトレーニングが効果的で、どんなコーチングをすれば成長を促せるんのだろう。 私自身もこのように考えて、色んなチーム…