大人になってから学ぶサッカーの本質とは

日本にいながら外国人リーグでプレーする私の目から見るサッカーの本質とは… 元サッカー選手、元サッカーコーチ、中南米放浪サッカー経験者として好き勝手語らせて頂きやす

サッカー育成年代

バルセロナはフットボールだけを教えない 〜FCバルセロナキャンプで学んだフットボールの本質 Part.5〜

最終回となるPart5は バルセロナが大切にしている5つの価値観や、マネジメント法、練習メニューの統一化や目標達成のためにチームとして大事にしていることなど、コーチと話した内容をまとめた総括編になります。 バルセロナには現在のバルサを支える5つの価…

FCバルセロナキャンプで学んだフットボールの本質 Part.4 〜バルサコーチは言った「日本人は良い子すぎる」〜

Part4となる今回は バルサキャンプの4日目で行われた練習や、そこでのコーチの発言、僕が感じたスペインと日本のサッカー間の違いをまとめたものを書いていきたい。 Part3はこちら↓ keikun028.hatenadiary.jp バルサキャンプの4日目ではFinalización(フィニ…

FCバルセロナキャンプで学んだフットボールの本質 Part.3 〜バルサコーチのサッカーが上手くなる質問力がすごかった〜

Part3となる今回はバルサキャンプの3日目で行われた練習や、そこでのコーチの発言、僕が感じたスペインと日本のサッカー観の違いを書いていきたい。 Part.2はこちら↓ keikun028.hatenadiary.jp バルサキャンプの3日目ではProgresión del juego(ゲームでの前…

FCバルセロナキャンプで学んだフットボールの本質 Part.2 〜スペインと日本のサッカー観の違い〜

Part.2の今回は、バルサキャンプの2日目で行われた練習でのコーチの発言、そこで感じたスペインと日本のサッカー観の違いを書いていきたい。 Part.1はこちら↓ keikun028.hatenadiary.jp バルサキャンプの2日目はCirculación de la pelota(ボールの回し方)…

FCバルセロナキャンプで学んだフットボールの本質 Part.1 〜世界トップクラブの選手育成法とは〜

FCバルセロナキャンプが今夏も開催された。 このキャンプは通常4日間、午前2時間、午後2時間の2部練習という形で日本各地で開催され、スペイン、バルセロナから実際にコーチが来日し、日本の子供たちにトレーニングセッションを行う形になっている。 僕はス…

大切にしたのは、親の期待を押し付けないこと|平野真理子さんの言葉の力

山梨県の卓球クラブで指導する平野真理子さんの話が本当に素敵だったので、ご紹介させていただきます。 日本を代表する卓球選手、平野美宇さんのお母さんでもあります。 子どもたちに何かを指導する人、お子さんがいらっしゃる方にはグッとくる内容だと思い…

子どもたちの「やってみたい」「好き」のサインを大人が見逃さず、自由にチャレンジをさせてあげること

とにかく長時間サッカーをすること、一つのスポーツにひたすら打ち込むこと。 それが成長につながると信じている大人がたくさんいます。 でも、本当にそうだろうか。 先日、ある少年がそう思わせてくれました。 近所のバドミントンをしている小学生。 「始め…

神村学園淡路島サッカー部レポート |成長せざるを得ない環境で過ごすということ

「日本サッカーを変えます!教育の在り方を変えるために、淡路島に高校作ります。」 昨年の夏、初めてお会いした時に、そう話していたのはファーダンサッカースクールの代表、上船利徳だ。 その宣言通り、2019年4月に神村学園淡路島を開校した。 keikun028.h…

「吐きそうになっても走るのをやめなかったこと」を褒める指導者 〜こんなチームに子どもを入れていたら殺されてしまう〜

7月のことです。負けたのか、プレーが良くなかったのか、炎天下の中ひたすらグラウンドを走らされている選手たちがいました。 その中の1人の少年。明らかに様子がおかしい。フラフラと蛇行しながら何度も嘔吐いています。 見かねて、そのチームの指導者を探…

サッカーは習い事じゃないんです

サッカーをしている小中高生の親御さんから結構頻繁に相談を受けます。 主にこんな内容です。 ・どうしたら上手くなりますか?うちの子クラブチーム以外にもスクールも通わせてるのに上手くならなくて。。 ・サッカー部の顧問の先生がサッカー未経験なのでち…

日本サッカーにマリーシアがあれば世界のトップレベルで戦えるかもしれない

日本サッカーにはマリーシアが足りない… もう何十年も前からこう言われ続けている。 月日は流れ、アジアでは常にトップを争うレベルになり、W杯でも常連になった日本代表。 強くなった。 これは間違いない事実であるけれど、今なおマリーシアが足りないと言…

サッカー選手である僕がスイスで半年間、指導者を経験して学んだこと

【目次】 スイスで得た指導の機会 僕が実際に学んだ事 1 選手のプライベートを考慮する 2 失敗を指摘しない 3「教える」のではなく「提案」する 4 監督はチームの中で1番下の存在 解決できなかった課題 スイスで得た指導の機会 僕が選手として所属しているFC…

不良のお兄さんたちとサッカーをして上手くなった|屋良充紀氏が語った育成年代で大切なことを踏まえて

不良のお兄さんたちと一緒にサッカーをして上手くなった 不良のお兄さんたちと一緒に遊んでたら、サッカーが上手くなりました。 そう語るのは、やらっちこと屋良充紀(やら みつとし) 氏。 横浜の某所で行われた屋良氏のトークイベントのメモをここに記して…

ダンゴサッカーを我慢できない大人たち

「うちらの学年は三年生だけど、まだダンゴサッカーになるわけよ。見栄えも悪いし、なんとかボールに子供たちが集まるのをやめさせたくて、ついつい怒鳴っちゃう。『トモは左さ行け』とか、『ジュンはそこで止まっとけ』とか、『ボールから離れろ』とかさ。…

サッカーは教える前に、一緒に遊ぶことから始めるもの 〜はらだみずき著「スパイクを買いに」を読んで〜

「今日のグラウンドにもいたでしょ。サッカーをするのは子供なのに、自分が夢中になって叫んでいる親が。ここへ蹴れだの、あそこにポジションをとれだの、言ってる輩 が。それを教えてしまったら子供のためにならない、というのが彼らにはわからない。」 「…

サッカーを「しなくてはならないこと」にしている大人たち 〜子どもたちから「やりたい」を奪ってはいけない〜

子どもに「こうあってほしいな」という気持ちが浮かび、それを押しつけそうになったとき、いつも思い出す言葉があります。今日はその言葉を教えてくれた本をご紹介します。 親の思いを強制しない勇気 以前、息子のチームメイトに気になる子がいました。低学…

「遊びながら学び、学びながら遊ぶ」為末大さんに学ぶ成長の本質

為末大さんの価値観が好きです。 「努力は夢中には勝てない」という帯がついていました。タイトルも帯も素敵です。 「遊びから生まれる喜び」を原点にしてきた為末さん。名著『ホモ・ルーデンス』に共感し、同書を紐解きながら、スポーツと遊び、成長と遊び…

苦しい練習をしないとサッカーが上手くならないと思い込まされている|子どもにサッカーの“本質”が伝わる本

アデマール・ペレイラ・マリーニョ、通称マリーニョさんの著書をご紹介したい。 マリーニョさんはJリーグ発足前から、日本に本場ブラジルのサッカーを伝えてくれた方で、サッカーの普及に大きく貢献された方でもある。 そんなマリーニョさんの本の一部を引用…

大人の善意が子どもの感性を殺してしまうことがあることを知ってほしい |こころと頭を同時に伸ばすAI時代の子育て

今日ご紹介するのは、教育と芸術をテーマに国内外での展示や創作を続けている「Rin(りん)先生」こと井岡由実さんの本です。 りん先生のワークショップでは、子どもたちが、本当に「自由」です。 子どもに関わる、全ての大人に読んでほしい素晴らしい一冊で…

子どもの心を想像すること…できてますか?|絵本「おこだでませんように」から学ぶ子どもの本質

今回はみなさんにぜひ読んで欲しい絵本をご紹介します。 「おこだでませんように」 多くの大人は「子どもが悪いんだから・・・」と自らの怒りを正当化し、怒られている子どもの気持ちにまで思いを巡らせません。 この絵本からは、怒られる子どもの切ない気持ち…

【子どもの心のコーチング】子どもに失敗をさせるのが大人の仕事

育児書なんて、役に立たない。この本の著者の子どもは、本当にまっすぐ育ってるのかな? そんな風に斜に構えていた私が、何かに導かれるように初めて手に取った子育て本をご紹介します。 プロフィール サッカー少年の子どもを持つ母 子どもたちをもっと笑顔…

才能ある子供たちが潰されている

サッカーの育成年代の大会に足を運ぶ度に、信じられない光景を頻繁に目にする…とこれまでも何度も書いてきました。 >>突出した才能が、環境のせいで死んでいく 先日とあるチームのセレクションを観る機会があったのですが、その時にも驚いたことがありまし…

突出した才能が、環境のせいで死んでいく

大好きなサッカー漫画「さよなら私のクラマー」のワンシーンなのですが、この突出した才能が、環境のせいで死んでいくという言葉… 多くの人が共感できてしまうのではないだろうか。 日本のこれまでの教育(今も?)は、きわめて全体主義的で出る杭は打たれる…

教わって身につけたズルさは弱い|ブラジル人コーチに聞いた日本サッカーの未来

日本の育成年代の指導に携わるブラジル人指導者は、日本のサッカーをどのように見て、感じているのだろうか… 今回、神奈川県厚木市で活動するGrupo W5 / タベラサッカークラブの村上コーチにご協力いただき、ブラジル人コーチの二人、ダニエル難波さん、マル…

グアルディオラが語る目先の勝利よりも大切なこと|サッカー指導者必読のインタビュー

ペップ・グアルディオラ監督のインタビュー、何度も聞いているはずなのに、毎回新たな発見、学びがある。そしていつも大切なことを思い出させてくれる。 グアルディオラ監督自身が常に進化し、成長し続けているということだと思います。 今回、マインドフッ…

原石はたくさんあるのになんで消えていくんだ?|小幡忠義の子供とともに育つそれが私のサッカー

「塩釜FCの小幡さんという面白い人がいる」 そんな話を3年ほど前から聞いていた。しかし、私は忙しさにかまけて小幡さんにお会いする機会を逃し続けていた。 先日、Amazonで小幡さんの本を見つけた。 「小幡忠義の子供とともに育つそれが私のサッカー 」 こ…

良い選手の3つの条件とは?|日本サッカーを開国せよ!

日本サッカーには特有の問題がある。罰走や体罰という理不尽な指導、高校サッカーが引き起こす弊害、部活動問題などサッカー先進国では考えられないような問題が日本には多く存在する。そんな「鎖国」日本をアップデートさせることを志す1人の若者によって始…

サッカーを好きにさせる天才、【鞠中毒感染源】OMAの魅力 

サッカーの育成年代に携わる人間で明八中学サッカー部(通称メイハチ)の小俣さんを知らない人は少ない。 『OMAさん』の愛称で知られるこの男は、それほど育成年代では影響力がある人間だ。 私も彼ほどオープンで少年の心を持つ指導者を見たことがない。 ど…

日本初プロキックコーチ上船利徳が伝える「蹴ること」の重要性

ファーダンサッカースクールの代表であり、昨年、神村学園淡路島学習センターを設立した上船利徳さんにインタビューしました。 私が彼に注目する理由は「夢への推進力!」である。 26歳という若さで、次々と夢を実現させていく圧倒的な行動力、バイタリティ…

「選手に恐れを抱かせる指導はフットボールへの愛を失わせる」フランシスコ・セイルーロ

フランシスコ・セイルーロ… 2017年の夏、スペインの育成年代の取材でカタルーニャを訪れた時に何度も聞いた名前だ。 エスパニョールのコーチ、エルチェのコーチに「サッカーの本質とは?」と問うと必ずセイルーロの話が出てくる。どうやらスペインサッカーに…