大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る

2021-01-01から1年間の記事一覧

「ハーリングスミス」との衝撃的な出会い。38歳、怪我でボロボロでもまだプレーできる

私は、椎間板ヘルニアで2度の手術歴があり、両膝は靭帯が伸び、足首も度重なる捻挫により、少しのハードハークで痛み出す。それでもサッカーがしたくてプレーする。 試合後は1、2週間体中の痛みがなくなるのを待って、また騙し騙しプレーするというボロボロ…

トレセンに合格した子と不合格だった子の間に決定的な差はない

アルビレックス新潟シンガポールの監督であり、日本の育成年代のほぼすべてのカテゴリーを横断し、豊富な指導経験をもつ吉永一明さんの著書にこんな事が書かれていました。 トレセンに合格した子と不合格だった子の間に決定的な差はない。そもそも選ぶ側の視…

サッカーを上手くさせる前に、人の良さ(長所)を引き出す|異色の指導者、吉永一明さんの育成観

>>異色の指導者 ユース、高校、Jを率いて極めた育成メソッド 日本の育成年代に長く携わった吉永一明さんの著書をご紹介させていただきます。 少年サッカー、高校サッカー、Jアカデミー、Jトップチームと指導者としてほぼすべてのカテゴリーに携わって来ら…

「あの時、怒鳴られたらやめていた」中村俊輔選手が語るジュニアユース時代の話

元日本代表の鈴木啓太さんのYou Tubeチャンネルに中村俊輔選手が出ている回がとても面白いです。 中村俊輔選手の少年サッカー時代からのエピソードが語られてるのですが、成長が遅く身体能力が相対的に低かったためにベンチを温めてた話だったり、高校時代に…

「いつもあいつは痛がってどうせウソだろ」と放置…。子どもの怪我を軽視してはいけない

「子どものサッカーで起こった嬉しいこと・悲しいこと」というアンケートをとっているのですが、こんな回答がありました。 接触プレーで足を怪我しました。普通に歩けるようには数日でなったのですが、走ると痛いので見学に。しかし、怪我しても我慢しながら…

小さすぎるゴールキーパー冨澤拓海の2度目の海外挑戦|国内外での経験で得た武器とは

小さすぎるゴールキーパー冨澤拓海。 4年前、彼がモンゴルでプレーしてる時に書いた記事は大きな反響があった。体が小さくてもチャレンジできるんだという勇気を彼は若い選手たちに与えた。 あれからいくつかの国を渡り歩き、今では選手としてチャレンジしな…

54歳、三浦知良のサッカー人として挑戦し続ける姿に感動して

54歳で現役のプロサッカー選手、日本サッカー界のレジェンドであるカズさん。 この歳で、試合に出て結果を出すことにこだわり続ける姿勢に感銘を受ける。 Facebookページ「いだ散歩」にて取り上げられていた、カズさんの日本経済新聞の連載コラムを読んでこ…

創部3年で兵庫県2位。相生学院サッカー部が魅せた強さの理由

全国高校サッカー選手権の兵庫県予選決勝戦は、名門滝川二高と創部3年目の相生学院の戦いとなった。 結果として滝川二高に軍配が上がったが、名門を相手に互角以上の戦いを演じた相生学院は、大いに今後の可能性を感じさせた。 3年前に無名の中学生たちによ…

サッカーの強い国の子どもたちと、僕らの国の子どもたちの一番の違い

Instagramを眺めていたら、ブラジル(多分)の子どものフットサルの試合で、ボールのないところで駆け引きをするシーンが流れてきた。 この映像を見て、はじめて中南米を旅して、現地の少年サッカーの試合を観た時のことを思い出した。 日本の少年サッカーと…

母親の視点から見つめる少年サッカー|みかわや新聞|サッカー特集

プロのサッカーじゃないサッカーの楽しみ方もあることを探ってみようと思いました。「サッカーと地元」第二弾も発行できればと思います! https://t.co/E7XpcZnkp7 — Tomoharu Takeyama (@amiciziasole) 2021年11月5日 竹山さんが手がける、「みかわや新聞」…

過剰な練習で体が悲鳴を上げ、指導者の心を抉る言葉で気持ちを壊してしまう子どもたちを守るために

前回、バスケの育成年代で起こっている問題をDMしてくれた方のメッセージを記事にしたのですが、さらに続くメッセージの内容もご紹介させていただきます。 keikun028.hatenadiary.jp このような理不尽で苦しい思いをしている家庭があるということ、そして良…

バスケの育成年代を支配する年配指導者の横暴。「声をあげようにも、協会の中の方々なので、あげる場所もない…」

サッカー育成年代の理不尽な指導について書くと、サッカー以外のスポーツの方からも連絡をいただくことがあります。 先日、バスケットボールに携わる方から、バスケの育成年代で起こっている現状をDMいただきました。 掲載許可をいただいたので下記にご紹介…

親のやる気がすごいけど、子どものやる気がないというジュニアサッカーの話。

先日、某少年サッカーチームのコーチがこんなことを言っていました。 「親のやる気が立派な時に限って、子どもはやる気がないんですよね。一生懸命やってる風に見えるけど、本人は親とかコーチに一生懸命を見せてるんですよね。その為の習い事になってしまっ…

子どもたちの暴言、ラフプレーがひどいチームとの試合の話

子どもたちの態度が悪いチーム、たまに見かけます。 審判へのリスペクトを欠く行為や、相手チームへの暴言などこれまで何度か目の当たりにしてきました。そんな時の所属チームの指導者の反応でどんなチームなのかわかるのですが、多くの場合、指導者の姿勢、…

試合に出れなくても、成長してプロ入りした選手のジュニア時代の環境

徳島ヴォルティスに内定した名門、静岡学園高校の玄理吾選手の記事をご紹介させていただきます。 いまやプロも目を見張るテクニックと評価される選手ですが、ジュニア、ジュニアユース時代は試合に出る機会が少なかったり、高いレベルでプレーする機会にも恵…

サッカーを通じて、大人の言うことを聞ける従順な人間を育てている…

子どもが楽しそうにサッカーをしているのを見るのが好きです。 子どもたちと一緒にボールを蹴るのが生き甲斐です。 僕は子どもたちにサッカーを教えようと思わないけれど、サッカーが勝手に上手くなるように仕向けるのは割と得意な方だと思います。 サッカー…

大人に相談しにくいという問題。「お前が倒れて死んだら俺のせいになる…」という監督の話

高校2年生のサッカー部の子から相談をもらいました。 このような内容は事実確認が難しく、何とも言えないのですが、事実だとしたらこの発言をした指導者に大きな問題があることは間違いないでしょう。 これまでに似たような相談をいくつかもらっています。 …

もっと自然体でプレーできる子を。 もっと自然体で生きることができる環境を。

もっと自然体でプレーできる子を。 もっと自然体で生きることができる環境を。 サッカーを通じて、そんなテーマを考えているながで最近ドンピシャだった3つのnoteをご紹介します。 エコロジカルトレーニングとは 福岡のエリア伊都で育成年代に携わる有坂さん…

サッカーで、子どもたちの心に届きたい。

今年も八ヶ岳へ。 ステンドハウスDEN、やっぱりここは私にとってのサッカーの聖地。 サッカーコーチのバイトを始めて間もない大学生の頃、スエルテの(今はロボス)合宿でお世話になったのが最初で、それからオーナーの田畑さんには個人的にもずっとお世話に…

人に愛される才能。

8月某日、以前私がサッカーコーチをしていたクラブのジュニアユースチームの試合で新横浜へ行ってきました。 ジュニアユースの人数が少ないため、大人が混ざって社会人チームと試合をして、子どもたちは大人と一緒にプレーしながらサッカーを学ぶという面白…

先回りして教えることで失われてしまうもの

子どもにサッカーを教えるって、とても楽しくて、やりがいのあることだと思います。でも、すごく難しいことだと思うんです。 伝えるタイミング いつ、どのタイミングで伝えるか、どのように伝えるかってとてもとても難しく、神経を使います。 伝えなきゃいけ…

私の人生を変えた5冊の本  〜人生は捨てたもんじゃない〜  

私は大学生になるまで本当にサッカーだけの男だった。大学時代に本を読むことの素晴らしさを知ることができなかったら本当に悲惨な人生を送ることになったのではないかと思う。それまで勉強など主体的にやったことはなかったし面白いともちっとも思わなかっ…

サッカーを愛する人に紹介したい記事3選 vol.1

日々、サッカー関連の本や記事を読んでいますが、ただ読んであ~なるほどと終わるのはあまりにももったいないなと思い、どうせならサッカーを愛する人達に紹介したいなということで、なるべく定期的に出していきたいと思います。 まずは、海外でプロサッカー…

感情を制御する力ばかり鍛えられて、感情を表現する力が育まれていないのではないか

先日、近所のコンビニで小学生2年生くらいの小さな女の子が、お菓子を買うためにレジにいました。大学生くらいの若い店員さんが接客をしていたのだけれど、応対がとても機械的でマニュアル通りの対応で驚きました。 もしかしたら、あの店員さんは子どもが好…

「スポーツは教育の取引材料じゃない」大人のあるべき姿とは…

「最近、○○、サッカーに来てないね」「怪我かな?」 「テストの点が悪かったからだって、、、」 選手、保護者の中でこんな会話を耳にすることがありませんか...? 「テストの点が下がったからダメと言われて」 「宿題をしていなかったから行かせて貰えなかった」 …

元U17メキシコ代表監督に聞いた、東京五輪サッカー日本代表と課題

東京オリンピックで日本と対戦した国は、日本のサッカーをどのように見たのでしょうか。 日本サッカーは世界に近づいているのか、まだ世界は遠いのか、客観的にどう見えるのでしょうか。 今回ご縁をいただき、元U17メキシコ代表監督マリオ・アルテアガ氏にお…

日本サッカーの”現在地”が見えた東京五輪。目に見える小さな差が、目に見えない大きな差

メキシコとの3位決定戦に敗れた日本。 グループリーグでフランス、メキシコを破り、難敵ニュージーランドを倒し、優勝候補スペインに延長まで競り合い、メキシコに散った。 本当に素晴らしい戦いだったと思います。 最高の準備をして、自国開催という優位性…

サッカーがめちゃ上手いのに、サッカーをやらない理由。

子どもの頃、サッカーの天才と呼ばれるすごい才能を持った子が身近に2人いました。 ひとりはサッカー少年団の一つ上の先輩で、上手すぎてJ下部組織からスカウトされてチームを去ってしまいましたが、家が近かったのでよく公園で一緒にサッカーして遊びました…

ペルーで元プロサッカー選手だった47歳のおじさんの上手さ。南米コミュニティのソサイチ大会で学んだこと

先日、ペルー人の友人に誘われて、南米コミュニティのソサイチ大会に行ってきました。 出場チームはペルー人チーム、ブラジル人チーム、パラグアイ人チーム、南米諸国混成チームという、スペイン語とポルトガル語が飛び交うまさに南米にいるかのような雰囲気…

「サッカー以外の余計なことはいいから、とにかく技術を鍛えてプロにしてくれ!」と言われて考えたこと

喜多川泰さんの著書「手紙屋」蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙の一節です。 子どもにサッカーを習わせる親がたくさんいます。どうしてだと思いますか? 将来、日本代表選手にするため? そうは思わないですよね。サッカーをずっと続けていった最終結…