書評
小中高校までの日常は、ほぼサッカー三昧の日々。家族のレジャーはテーマパークではなく、グランドでのサッカー応援でした。 そして活躍する息子の姿を見て、もしかしたら「サッカー選手になれるかもしれない」そう夫も私も思ってしまいました。 その期待が…
先日、近所のコンビニで小学生2年生くらいの小さな女の子が、お菓子を買うためにレジにいました。大学生くらいの若い店員さんが接客をしていたのだけれど、応対がとても機械的でマニュアル通りの対応で驚きました。 もしかしたら、あの店員さんは子どもが好…
「大人数での集団授業に慣れ、勉強に対して受動的になっている子どもたちも、教える側が先回りしてあれこれと世話を焼きすぎなければ、おのずと頭を使いだす。わからないこと、ふしぎなことは「知の種」だ。何故だろうと首をひねった瞬間、彼らの中には知的…
麹町中学校の工藤勇一さんと、桜ヶ丘中学校の西郷孝彦さんの対談本がとてもよかったのでご紹介します。 世田谷区立桜丘中学校の西郷孝彦氏 校則全廃、タブレットの持ち込み許可、チャイムの廃止……真のインクルーシブ教育のためにあらゆる問い直しと開放を行…
いま、子どもたちの運動能力低下が結構深刻なのではないかと言われています。 いわきFCアカデミーのアドバイザーを務める小俣 よしのぶさんの著書「スポーツ万能」な子どもの育て方 にこんなことが書かれていました。 文科省の調査によると、子どもの1週間…
伊坂幸太郎さんの「逆ソクラテス 」という本をご存知でしょうか。 2020年に読んだ本の中でも、特に印象に残っている本です。 テーマは日本社会、教育における「先入観」で、大人が持つ先入観を、子どもたちがどうにか崩そうと奔走するのですが、学校やスポー…
世界基準の子育てのルール という本がとても面白かったので、一部を引用してご紹介させていただきます。 日本人の貧しいところ… 私は、世界中から集まったとても多くの人種に囲まれながら、毎日の生活と仕事をしています。その中で日本人と出会った時、幸せ…
長年、育成年代の指導に携わり、国内外のサッカーを取材しながら、何十冊ものサッカーに関する書籍を読んできました。とりわけ指導に関する本は30冊以上読んでいると思います。その中で育成年代のサッカー指導者、サカママ、あるいはパパさんへおすすめの本…
今日ご紹介するのは、映画化もされた「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役で合格した話」の著者、坪田信貴さんの「才能の正体」です。 「生まれつきセンスがいいよね」 「地アタマがいい」 そんな言葉で片づけられてしまう"才能のある…
7月のことです。負けたのか、プレーが良くなかったのか、炎天下の中ひたすらグラウンドを走らされている選手たちがいました。 その中の1人の少年。明らかに様子がおかしい。フラフラと蛇行しながら何度も嘔吐いています。 見かねて、そのチームの指導者を探…
「今日のグラウンドにもいたでしょ。サッカーをするのは子供なのに、自分が夢中になって叫んでいる親が。ここへ蹴れだの、あそこにポジションをとれだの、言ってる輩 が。それを教えてしまったら子供のためにならない、というのが彼らにはわからない。」 「…
子どもに「こうあってほしいな」という気持ちが浮かび、それを押しつけそうになったとき、いつも思い出す言葉があります。今日はその言葉を教えてくれた本をご紹介します。 親の思いを強制しない勇気 以前、息子のチームメイトに気になる子がいました。低学…
為末大さんの価値観が好きです。 「努力は夢中には勝てない」という帯がついていました。タイトルも帯も素敵です。 「遊びから生まれる喜び」を原点にしてきた為末さん。名著『ホモ・ルーデンス』に共感し、同書を紐解きながら、スポーツと遊び、成長と遊び…
この本が書かれたのは2001年。日韓ワールドカップより前と聞けば、どれだけ古いか伝わるかもしれない。しかし、この本に記されているのは、紛れもなく現代でも、そしてどのフィールドでも通用する内容になっている。私が現役時代、バイブルと位置付けていた…
アデマール・ペレイラ・マリーニョ、通称マリーニョさんの著書をご紹介したい。 マリーニョさんはJリーグ発足前から、日本に本場ブラジルのサッカーを伝えてくれた方で、サッカーの普及に大きく貢献された方でもある。 そんなマリーニョさんの本の一部を引用…
今日ご紹介するのは、教育と芸術をテーマに国内外での展示や創作を続けている「Rin(りん)先生」こと井岡由実さんの本です。 りん先生のワークショップでは、子どもたちが、本当に「自由」です。 子どもに関わる、全ての大人に読んでほしい素晴らしい一冊で…
今回はみなさんにぜひ読んで欲しい絵本をご紹介します。 「おこだでませんように」 多くの大人は「子どもが悪いんだから・・・」と自らの怒りを正当化し、怒られている子どもの気持ちにまで思いを巡らせません。 この絵本からは、怒られる子どもの切ない気持ち…
前回に引き続き、興国高校サッカー部の育成メソッドをご紹介していきたいと思います。 前回は「サッカーは人間がやるもの」というテーマで書きました。 keikun028.hatenadiary.jp 今回は、育成年代の問題の一つ、「保護者に求められるスタンス」について書い…
近年、サッカー界に影響をもたらしているホリエモンこと堀江貴文氏。 自身の著書で、日本の教育についても問題提起をしているのですが、 サッカーの育成現場における問題の本質にせまる一文が書かれていたのでご紹介させていただきたい。
楽天大学学長の仲山進也さんの著書「組織にいながら、自由に働く。 仕事の不安が「夢中」に変わる「加減乗除(+-×÷)の法則」がとても面白かった。 組織にいながら、自由に働くための方法論が記された本です。 会社で不自由を感じている方、もっと自由に働きた…
すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (光文社新書) posted with カエレバ 堀江 貴文 光文社 2017-03-16 Amazon.co.jp で詳細を見る ホリエモンこと堀江貴文さんの「すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論」がとても共感する内容だっ…
私の大学時代の恩師風間さん。 大学生になって初めてサッカーとはなんぞや、サッカーの本質とはなんぞやというのを否応なく考えさせてくれた恩師であります。 私はサッカーの本質を子どもたちに伝えることを一つのミッションにして活動をしておりますが、今…
新しい道徳 北野 武 幻冬舎 2015-09-10 売り上げランキング : 5544 Amazon Kindle 楽天ブックス by ヨメレバ 北野武氏の世界観が好きだ。 世間の声やトレンドに迎合することがない生き様。 そして常に本質を捉える言葉には説得力がある。 北野武著「新しい道…
落合陽一さんの著書「 超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト」に子育てについて、とても興味深いことが記されていたのでご紹介したい。 落合さんは「現代の魔法使い」と呼ばれる科学者でありアーティストでもある。 世界でも…
今回ご紹介したいのは、「お金2.0 新しい経済のルールと生き方 」といういま話題の本です。 昨夜に買って、その日のうちに一気読みしてしまうほど、すごく面白かった。 いま私たちはどんな時代を生きていて、これから世の中がどのように変化していくかがわか…
サッカー上達の科学 いやでも巧くなるトレーニングメソッド (ブルーバックス) posted with ヨメレバ 村松 尚登 講談社 2016-04-21 Amazon Kindle 楽天ブックス スペインの名門、FCバルセロナの育成年代でサッカーの指導を経験をされ、現在は日本国内で指導に…