大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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サッカーのコーチングに役立つ教材10選

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良いサッカー指導者とは?

良いコーチングとはなんだろう?

サッカーの指導に携わると、このように考えることが多くなります。

どういうトレーニングが効果的で、どんなコーチングをすれば成長を促せるんのだろう。

私自身もこのように考えて、色んなチームのトレーニングを観に行きました。

指導者が選手たち、あるいは子どもたちにどのような声かけをしているのか、どのような振る舞いをしているのか、どのような接し方をしているのかをよく見て学びました。

そして、コーチングに役立つ本も実はたくさんあります。

これからご紹介する本は、私がこれまで読んできた50冊以上のコーチング本の中から特にオススメのものを厳選しました。

ぜひ参考にしていただければと思います。

【目次】

 

サッカーのコーチングに役立つ本とDVD

子どもたちに、どんな声かけをするべきなのかを理解している指導者は少ないと思います。これからご紹介する本は子どもたちの能力を引き出す声かけやアプローチについて書かれています。サッカー指導者のみならず、子どもに携わる全ての大人の参考になるはずです。

サッカーで子どもの力をひきだすオトナのおきて10

言葉のかけ方ひとつで“考える力””自立心”が芽生える!
サッカー指導に、子育てに役立つ池上式メニュー45分DVD付き

指導者・保護者の皆さんは普段、子どもたちにこんな言葉をかけていませんか?
「どうしてできないの?」(感情的に叱る、子どもが萎縮するような否定)
「こうしなさい」(答えを一方的に指示する)
「どうせ〇〇だったんでしょ?」(思い込みや、価値観を押しつけてしまう)
「勝手にしなさい」(一方的な突き放し)
こういった言葉は子どもの意欲をそぎ、自発的な成長を妨げる要因となります。

10のおきてを学ぶことで、必ずオトナ自身の考えが変わり、
子どもへの接し方や使う言葉も変わります。
そして、子どもの”考える力””自立心”が芽生え、
子どもに秘められた力をひきだします。

指導者も保護者も心に留めたい10のフレーズ

サッカーで子どもの力をひきだすオトナのおきて10

サッカーで子どもの力をひきだすオトナのおきて10

  • 作者:島沢優子/池上正
  • 出版社:カンゼン
  • 発売日: 2011年09月

 

世界王者ドイツの育成メソッドに学ぶ サッカー年代別トレーニングの教科書

ドイツの育成年代の指導に長年携わる中野吉之伴さんの著書。

年代別にトレーニングの方法がわかりやすくまとまっています。それぞれの年代に応じて最適なトレーニングを知ることができます。そしてどのようなコーチングをすべきか、どんな声かけが大切であるかも学ぶことができます。

世界王者ドイツの育成メソッドに学ぶ
サッカー年代別トレーニングの教科書

キッズ年代、U-9、U-12、U-15対応

UEFA-Aレベルの資格を持つプロの指導者が贈る
総合的に技術を引き上げる、年代別31種類のトレーニングを収録
【試合中に起こりうる、6つの局面から年代別の技術を習得】

1 攻撃/ビルドアップ(ボールを回して前に運ぶ)
2 攻撃/チャンスメイク・ゴール前(あたっキングサードでの勝負)
3 攻撃から守備への切り替え
4 守備/守備陣形を整え、スライドして相手の攻撃に対応する
5 守備/ボールを奪う状況を作り、奪う(プレス)
6 守備から攻撃への切り替え

サッカー年代別トレーニングの教科書

サッカー年代別トレーニングの教科書

  • 作者:中野吉之伴
  • 出版社:カンゼン
  • 発売日: 2016年07月

 

「育成強国」ドイツが提案するジュニアサッカー指導の手順と練習法

こちらもドイツのジュニアサッカー指導メソッドを日本語で紹介している本なのですが、これがまた素晴らしく分かりやすくて、それぞれの練習、トレーニングの概要が細かく解説されています。とりわけジュニア世代に携わるコーチ、指導者は必読の内容です。この本の中から明日の練習メニューを選ぶことができるでしょう。

子供がサッカーの楽しさを感じながらみるみる上達する強豪ドイツの育成メソッドを公開。子供たちは何ができて、何ができないか。また、何を求め、何を学ぶべきか。年代別(U‐6、U‐7/U‐8、U‐9/U‐10)に徹底解説。

【目次 】

第1章 子供たちのサッカーに対する考え方(子供たちのサッカーは、楽しいもの/ 子供たちのサッカーにおける育成の最初のステップ ほか)

第2章 U‐6(バンビーノ)(U‐6の子供たちは何をしたがり、何ができるのか?/ U‐6年代での目標 ほか)

第3章 U‐7/U‐8(Fユース)(U‐7/U‐8の子供たちは何をしたがり、何ができるのか?/ U‐7/U‐8年代での目標 ほか)

第4章 U‐9/U‐10(Eユース)(U‐9/U‐10年代の子供たちは何をしたがり、何ができるのか?/ U‐9/U‐10年代での目標 ほか)

第5章 実践的なアドバイス(コーチの道具:練習をうまく計画することが大切/ 練習をコントロールする ほか) 

スペイン流サッカーライセンス講座―「育成大国」の指導者が明かす考えるトレーニング理論

スペインサッカーに精通する倉本さんの著書。サッカー大国スペインの育成年代で大切にされていることが書かれています。スペインと日本をよく知る倉本さんとランデルさんは日本人の特性を踏まえた上でどのようにトレーニングが必要なのかを熟知しているんですね。まさにサッカーの本質が学べる一冊です。

【目次】

第1章 スペイン流指導法の基礎知識(指導者として心構え/ 基本的注意事項 ほか)

第2章 サッカーは『状況』のスポーツ(知覚‐判断‐実行のプロセス/ 知覚する ほか)

第3章 ゴールチャンスはつくるものではない(前進するために保持し、フィニッシュのために前進する/ 保持する ほか)

第4章 利き足ではない足でプレーする(四つの学習レベル/ 目的・目標の達成 ほか)

スペイン流サッカーライセンス講座

スペイン流サッカーライセンス講座

  • 作者:ランデル・エルナンデス・シマル/倉本和昌
  • 出版社:ベースボール・マガジン社
  • 発売日: 2012年02月

 

 

フットボール・インテリジェンス 相手を見てサッカーをする

元日本代表DF、岩政さんの著書。 トップレベルを知り、育成年代の問題提起をしている岩政さんの言葉にはサッカーの本質が散りばめられています。サッカーコーチ必読の一冊です。

【目次】

●序章 「相手を見てサッカーをする」を日本の常識に

●第一章 「相手」を見るための良いポジショニングとは?

ポジショナルプレーや5レーンといった機械的に聞こえる言葉に惑わされてはいけない
プレーしながら考えるべきは二つ「どこに立つべきか」「どこを見ておくべきか」

【1】センターバックにおける良いポジショニング
【2】サイドバックにおける良いポジショニング
【3】ボランチにおける良いポジショニング
【4】サイドアタッカーにおける良いポジショニング
【5】トップ下やシャドーにおける良いポジショニング
【6】ストライカーにおける良いポジショニング
【7】守備者の良いポジショニングと立ち位置
【8】ストーミングとポジショナルプレー、そして言語化と分類
Column1:なぜ結果論が蔓延るのか?

FOOTBALL INTELLIGENCE 相手を見てサッカーをする

FOOTBALL INTELLIGENCE 相手を見てサッカーをする

  • 作者:岩政大樹
  • 出版社:カンゼン
  • 発売日: 2019年03月18日

 

最高のコーチは、教えない。

大谷翔平選手や、ダルビッシュ侑選手らを育てた名コーチ吉井理人さんの著書です。

サッカーの指導本ではありません。しかし、この本はコーチングの本質が書かれています。日本を代表する野球選手をいかにして育てたか、コーチとして大切にすべきことが詰まっている本です。

【目次】

第1章 なぜ、コーチが「教えて」はいけないのか
相手と自分の経験・常識・感覚がまったく違う
「上から力ずく」のコミュニケーションがモチベーションを奪う
「余計なひと言」が集中力を奪う
「悪いアドバイス」がパフォーマンスを低下させる
一方的な指導方針が、現場を混乱させる

 第2章 コーチングの基本理論
主体は選手。個が伸びれば組織は強くなる
専門的な技術・知識を教える「指導行動」
心理的・社会的な成長を促す「育成行動」
成長を促す「課題の見つけ方」を指導する
「振り返り」で課題設定の正しさを常に検証する
パフォーマンスを最優先する「プロ意識」を植えつける
相手の性格に応じてコーチングを変える

etc...

最高のコーチは、教えない。

最高のコーチは、教えない。

  • 作者:
  • 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2018年11月

 

プロトレーナー木場克己のサッカー専用トレーニング111

サッカーの練習メニューやトレーニングメソッドは、今や巷に溢れていますが、サッカーに最適な動作、パフォーマンスを高めるトレーニング、身体のケアをいかにして身につけるかまとまった教材です。身体の仕組みを理解するプロトレーナーがわかりやすく教えてくれます。サッカーのコーチは知っておくべき内容です。

【目次】

■Chapter1 自分のカラダを知る!
I メディカルチェックメニュー
II サッカー障害の基礎知識 障害実例集・・・など
III フィジカルテストメニュー

■Chapter2 サッカーで使えるカラダをつくろう!
I ストレッチ
II サッカー動作別トレーニング 走力・ダッシュ力をアップさせよう・・・など
III チューブトレーニング
■Chapter3 カラダをケアしよう!
Iウォーミングアップ
IIクールダウン
III 正しい食事
IV お風呂の入り方
V 脈拍の取り方

 

ミゲルのミラクルフィードバック 〜試合で輝く子どもが育つサッカー指導術〜

元日本代表のフットサル監督、ミゲル・ロドリゴさんが少年サッカーチームを訪問し、指導の問題点、改善点をレクチャーしていく内容です。ミゲルさんの声変えで子どもたちがみるみる変わっていきます。ミゲルさんのコーチングは全てのサッカー指導者の参考になると思います。

【概要】

練習中、どのタイミングでプレーを止めるのか、
何を、どのように選手へ伝えればいいのか?
練習中の的確なフィードバックこそが指導のカギ!

カリスマコーチ、ミゲル・ロドリゴが少年サッカーチームを訪問。まずはチームの普段の練習を観察&分析し、その盲点をズバリ指摘。その後、ミゲルによる特別レッスンがスタートする。「ウォーミングアップ」「ロンド」「2対1からのシュート」・・・など、ミゲル流のフィードバックが散りばめられた練習を通じて、選手たちの意識やプレーが短い時間で劇的に変化していく。そして、最後に迎えた対外試合で、選手たちの輝きはさらに増していく!ミゲルのフィードバックによって、大きく急激に成長していくチームと子供たちの様子を…

風間八宏 FOOTBALL CLINIC Vol.1

サッカーの本質を知る為には、風間さんの本とDVDがおすすめです。

サッカーの基本とは何かがよく分かります。風間さんのトレーニングはコーチングの本質が詰まっています。

【概要】

練習の中で分かりやすく解説

・指導…さらに正確な技術がいかに重要か…
《風間イズム》を詰め込んだ『風間八宏 FOOTBALL CLINIC』
2010年~2013年に、これまで5巻が発売され今だ根強い人気を誇る。

[内容解説]
今回のテーマは…前作の復習もしつつも「風間イズムの神髄」
《止める⇒運ぶ》《見る⇒外す》をより深く掘り下げる“新シリーズ”
身体の移動、ボールタッチの部位、点のパスなどのポイント解説や、「どうゴールを奪うかまで」もレクチャー!

Vol.1止める、運ぶ…「止める」と「運ぶ」の意味、違いをしっかり定義づけします! 

 

岡田メソッドーー自立する選手、自律する組織をつくる16歳までのサッカー指導体系

元日本代表監督で現在はFC今治の代表を務める岡ちゃんこと岡田武史さんの著書。

これまで技術特化型の書籍は多数出てますが、サッカーの指導を体系的に学べる本は、ほとんどありませんでした。育成年代の指導に携わる人はぜひ読んでおきたい一冊。

【概要】

「日本人が世界で勝つための〈プレーモデル〉を作り、16歳までにそれを落とし込んで、
あとは自由にするチームを作ってみたい」――2014年、私はFC今治のオーナーになりました。
そして、自立した選手と自律したチームを作る〈型〉を選手に浸透させる方法論を
〈岡田メソッド〉としてまとめたのです。

これまでは、「状況」での指導ばかりで、選手に対して、
「どんなときに、どうプレーすることがいいのか」をうまく伝えられなかった。
それが、「原則」での指導によって、簡単に意図が伝えられることがわかってきました。
つまりプレーモデルの構築によって、指導者の成長を劇的に早められると思うようになったのです。

▼プレーモデル、戦術、コーチング、ゲーム分析、トレーニング計画、チームマネジメント…指導・育成のあらゆる要素を網羅
FCバルセロナの育成メソッドに衝撃を受けた著者が、二度の挫折を経て日本人に適した原則を独自に体系化。
導入から4年、確かな成果が生まれ始め、国内外のクラブ関係者、コーチが視察に訪れている。

▼150点超の図解、付録用語集、コラム、2色刷で、丁寧にわかりやすく解説
プレーの原則、練習メニュー、トレーニング計画、指導方法を徹底図解。久保建英選手などの実在プレーヤー登場の解説コラム、
100項目超の単語を収録した付録用語集で読者の理解と実践をサポート。

岡田メソッド

岡田メソッド

  • 作者:岡田武史
  • 出版社:英治出版
  • 発売日: 2019年12月

 

サッカーを指導する上で大切なコーチング。

子どもたちの魅力を引き出し、成長を後押ししていく為に必ず役立つ教材をまとました。今日読めば、すぐ明日の練習で役立たせることができるものばかりです。

ぜひ、参考にしてください。

 

おすすめのサッカードキュメンタリー

コパアメリカ2019大会のブラジル代表に密着したドキュメンタリー。

チッチ監督のマネジメントはとても学びが多い。選手たちをどのように刺激しピッチに送り出すのか、監督としての振る舞い方はとても参考になると思います。

オール・オア・ナッシング ~サッカー ブラジル代表の復活~ 

 

オール・オア・ナッシング ~マンチェスター・シティの進化~ シーズン1

名将ペップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスターシティに密着したドキュメンタリー。ペップのマネジメント術、選手たちへかける言葉は刺激的で観ているこちらまでモチベーションが上がります。世界のトップマネジメントが学べるドキュメンタリーをぜひご覧ください。

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…

 

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