大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ポルトガルのレナト・サンチェス10歳 〜海外の少年サッカーの風景〜

異国の地の少年たちの表現 私は世界各国のローカルの風景に興味がある。 テレビでは流れることのない、その国の自然な風景が観たい。 つくられたものではなく、ありのままに流れる日常が観たい。 ポルトガルの少年サッカーの映像を見つけた。レナト・サンチ…

メッシのストーリー:「世界の偉大なフットボーラーになるまで」 〜メッシを邪魔することは誰もできなかった〜

メッシ12歳のプレー メッシは変わらない 12歳当時のメッシのプレーを見ていると、子供の時から全く変わっていないということがわかる。 メッシは誰にも矯正されず誰にも邪魔されなかった。 // Watch 12 year old Messi scoring! Watch this never before…

意識の置き方が上手いということ 〜為末大さん”距離と意識”〜

自由に表現するためには意識の置き方に注意する メッシを見てもネイマールを見ても、イニエスタを見てもロナウドを見ても、とてもリラックスして余裕がある。いっぱいいっぱいになる瞬間というのがない。 為末大さんの”意識の置き方”についての記事を読んで…

失敗を成功に変える姿を大人がみせ続けること 〜武井壮の言葉は生き様に宿る〜

「大人の育て方」というテーマで武井壮さんがお話しをされた。 その話がとても力強く、言葉に生命力があり、説得力があり、本質をついているものだった。一部を書き起こして引用したので読んで頂きたい。

神は行動を望んでいる/Hay que hacer! Eso lo que quiere dios! 〜ホルヘ・アルベルト・オルテガ〜

神様はいつも優れた人を選んでいるのではなくて、普通の人を選んで、普通の人を通して偉大なことをするんだ。 ”オルテガさんの言葉”— KEI 辛抱の11月 (@Keivivito) 2015, 11月 28 エスペランサのオルテガさんのインタビュー映像を見て、私の心は震えた。 オ…

バイエルンの練習風景が凄まじい 〜ペップが創造する異次元のボール遊び〜

バイエルンの凄まじいロンド 〜トレーニング風景〜 速い!早い!信じられない速さでボールが正確に人から人へと繋がっていく。 これだけ人が密集している中で、敵がこれだけ近くにいる中で、ボールが凄まじいスピードで動いているのに、ほとんど人が移動しな…

アルゼンチンという国は僕を変えてくれない。自分を変えられるのは自分だけ 〜引きこもりからのアルゼンチン留学記〜

引きこもりからのアルゼンチンサッカー留学記 / 四方 浩文 | STORYS.JP 私はこの赤裸々に綴られたアルゼンチンサッカー留学記を読んで胸が熱くなった。 この人は大事なものを持って帰ってきた。そして本当に大切なものはなにかを知ることができたんだなと、…

感じる心は個性を表現することなしに育たない 〜知性と感性を育てるということ〜

考えることよりも感じることを養うこと 私は子供が好きだ。純粋であるがままの自分を表現する子供たちが好きだ。 しかし、そんな子供たちも社会のルールや仕組みを学び、そんな社会の中で生きていかねばならないと教え込まれる。自分よりも他人を尊重するこ…

宇佐美がリベリーに言われたこと、そしてバイエルンで経験した圧倒的な速さとは

宇佐美がバイエルンで経験したこと 宇佐美がバイエルンで経験したことを語ったシーンがある。 宇佐美が語るエピソードはとても面白い。世界のトップはどんなだったか、存分に話してくれた。 宇佐美がバイエルンでプレーした貴重な映像 Takashi USAMI 紅白戦…

強さを凌駕したイニエスタの上手さ 〜クラシコで魅せた天才の感覚〜

スペイン流サッカーライセンス講座―「育成大国」の指導者が明かす考えるトレーニング理論 posted with ヨメレバ ランデル・エルナンデス シマル ベースボールマガジン社 2012-02 Amazon Kindle 楽天ブックス バルサがすべてを上回ったクラシコ レアルのホー…

本質を見抜く「感性の磨き方」

@Brasil 本質はどこにあるのだろう。本質はなんなんだろう。と、私はいつも考える。 一体真実はどこにあるのだろうか? 本当に大切なことはなんなんだろうか? 私の好きなある本の一節をご紹介したい。 本質を見抜く「感性の磨き方」 審美眼(美醜を見極める…

夢なんてかなえなくても、この世に生まれて、生きて、死んでいくだけで、人生は大成功だ 〜北野武の言葉〜

いまという時間がすべてである 北野武さんのインタビュー記事を読んで、改めて”いまこの瞬間”の大切さを忘れてはならないと強く感じた。 下記の引用をまずは読んでほしい。 人がほんとうに生きられるのは、今という時間しかない。その今を、10年後だか20年後…

映画監督・紀里谷和明の圧倒的な言葉 〜“何かに情熱を傾ける人たち”と“それをバカにするヤツら”の内戦〜   

Instagram 恥ずかしながら、私は紀里谷和明という人間をこの記事を読むまで知らなかった。 しかし、この記事を読んで紀里谷和明という男の強烈な言葉に圧倒され、その言葉の力強さに魅了された。言葉はそれを発する人間の本質が出る。しっかりと”生きてきた”…

伝えるべきことは「ボールが来たら相手のゴールまで一歩でも近づけ」ということだ

サッカーをプレーする選手をしっかり見ているか サッカーを教える時に大切なことのひとつはピッチでプレーする選手たちの気持ちがわかるということだ。 私はコーチや大人がもっとしっかり選手を見なければならない。と感じている。 とりわけ少年サッカーを見…

ひたすらサッカーを遊ぶチームの方が圧倒的に上手くて強いということ

練習するチームより”遊ぶ”チームの方が上手くなる サッカーに限らず、練習をたくさんするチームより、たくさん遊ぶチームの方が全然上手くて強かったりする。 やらされる者と自らやる者の違いは歴然であり、ルールを守る者とルールを破る者の違いなんだと思…

本当の後押しは”自由にさせてあげること”なんじゃないか  

自由にさせてあげること 何かにチャレンジしようとしている者に対して多くの大人は後押しをしよう、背中を押してあげようと考える。では、どのように後押ししているだろうか。 下記の文章を読んでほしい。私はこの文章を読んで、大人の在り方が変わらなけれ…

ベルカンプという天才が魅せる”感覚を具現化する”ということ

ベルカンプというサッカーの天才がいた 君はベルカンプを知っているか? いまの若い子達は知らないかもしれない。ベルカンプという天才がいたことを。 圧倒的なテクニック、激しく美味い球際のボールタッチ。 世界中のサッカー狂を魅了したベルカンプのプレ…

声の大きい人々の間で起きた悲劇が大きく伝えられる一方、全く代弁されない人たちがいる

代弁されずに死んでいく人たち… パリで起きたテロ事件に思うことがある。 私のFacebookの友人の多くはあっという間にフランス国旗がプロフ画像に変わっていった。この現象にとても違和感を感じていた私は下記の記事を発見する。 そして私が感じている違和感…

”信頼”はお互いの体温を感じ合うハグからはじまる 〜チームを大きな愛で導くということ〜

チームを愛するということ、選手を愛するということ モウリーニョがインテルを去る時、外で涙を流すマテラッツィに歩み寄り別れのハグをする場面。モウリーニョはメディア向けの顔と本当の素顔は異なる。クールで知的、計算され尽くされた知将というイメージ…

強制ではなく、進んで何かをやりたくなるような自発的な空気感を醸成していくこと

「こうあるべきだ」とされるものから自由にならねばならない 「こうあるべきだ」とされるもののこの模倣が、恐怖を育み、そして恐怖が創造的な思考を殺します。恐怖は精神と心を鈍らせ、私たちは人生の意味全体に対して鋭く目覚めていることができなくなりま…

ジダンの家族がフットサルをしたらみんな凄まじく上手かった 〜相手の近くでいかに自由になれるかで勝負は決まる〜

ジダンの全盛期は神だった。ボールが生き物のように動き相手を翻弄した。 ダイナミックでエレガントなピッチでの表現は世界中を魅了した。 ジダンのボール遊びはみるものを魅了する Zinedine, Enzo and Luca Zidane played together in an exhibition futsal…

サッカーは習い事にしたら終わりだ 〜大切なことはカタチにならないもの〜

どうしても紹介したいサッカーの本質が詰まった2つの記事 私がどうしても紹介したい記事が2つあります。 まず一つ目は、原宿にあるフットボールカフェmfの有坂さんのブログ。 ドイツの名将トマス・シャーフの講習会に行かれた時のレポートなのですが、私に…

ネイマールとガンソとロビーニョのボール遊び 〜何度でも見たくなる喜びに溢れたサッカーCM〜

ブラジルのロビーニョとネイマールとガンソのボール遊び 遊びの中で磨かれた表現力。洗練されたボールタッチは見るものをピッチに誘う。 www.youtube.com サッカーは競技である前に最高の”遊び”である 勝たなければならない。負けてはいけない。悔しい気持ち…

ドリブルという遊びを極めろ 〜ロビーニョはボールの愛し方を表現する〜

感じることに集中できれば相手の考えていることがわかる ボールを持ったら自分を解放しろ。考えるな。自分が感じていることに忠実にならなければならない。自分の身体で相手を把握するんだ。頭で考えてる時間なんてない。集中すれば必ず感じることができる。…

メッシの練習風景を見て気付いた”緩さ”と”爆発力”の重要性

メッシは世界一緩くて速くて強い メッシのトレーニング風景、ボールで遊んでいるところを見ていて感じたのは、”力が抜けている”ということだ。ダラッと力を抜いてボールと戯れているメッシ。しかしボールを蹴る瞬間やドリブルでスピードを上げる瞬間に信じら…

日本のスポーツには自主性が欠けている 〜五郎丸歩からみたエディ監督〜 

FOOT×BRAIN【五郎丸歩登場ヒーローの本音をすべて聞く】2015年11月7日より抜粋 自主性っていうのが日本のスポーツには欠けているのかなとつくづく思いましたね。 監督が言うのを待っている自分たちがいて自分たちがどうしてほしいっていうのを伝えることが最…

本当のリーダーとは自分を遥かに超える人材を残す人  〜ムヒカ大統領の言葉〜  

ムヒカ大統領(ウルグアイの元大統領)は言った。 「私がいなくなったときに他の人の運命を変えるような若い子たちが残るように貢献したいんだ。本当のリーダーとは多くの事柄を成し遂げる人ではなく自分をはるかに越えるような人材を残す人だと思うから。」…

サッカーを遊べない人間はピッチから出てくれ  ~リケルメは言う「なぜ遊ばないんだ?」~

リケルメは言う「Por que no te jugas?」 2014.5/25(日)、私は亘崇詞さんのトークイベントに参加した。 亘さんと言えばアルゼンチンの名門ボカジュニアーズにスタッフとして携わった経験があるものすごい人である。南米サッカーが大好物の私は亘さんの話は最…

私の愛するサッカー漫画10選 〜漫画で得たインスピレーションから創造する〜

私が愛したサッカー漫画 学生時代どれだけこのサッカー漫画に救われただろう。 どれだけこのサッカー漫画のおかげで上手くなっただろう。 私はサッカー漫画から多くのインスピレーションを得て、多くの技を創造しピッチで体現してきた。 VIVA! CALCIO~イメー…

扱いやすい選手にするのではなく、自力で解決できる選手を 〜蒼天のエスペランサカップ〜  

エスペランサカップ 2015.11/3(火)文化の日、この日はエスペランサカップに行ってきた。 数週間前、私が以前コーチとして携わっていたSUERTE juniors 横浜 の代表くぼっちに「エスペランサカップっていうのがあってウチも出るからよかったら是非!」と声をか…