大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

想像を超えたアフリカンサッカーの表現力 〜サッカーはこんなにも自由なのである〜

アフリカの奔放な表現 こんな動きは見たことがない。いままで数多くの国の人とサッカーをしてきた。 世界各国のサッカーを観てきた。それぞれの国の独特のスタイルがある。とりわけアフリカの選手のプレーというのは真似できないなと思っていたが、この映像…

『世間では普通と違う人間を異常と呼ぶ。私はそう呼ばれることを誇りに思っている』 〜エリック・カントナ〜

エリック・カントナという男 この男のプレーを見たことがあるだろうか。凄まじい気性の荒さと、美しく優雅で華麗なプレーで世界を魅了した男である。彼はあるがままの自分をさらけ出し、断じて矯正されることはなかった。常に自分のピュアな心や感性を大切に…

フットサルの王 自在に表現する創造者 ~ブラジルが生んだ天才ファルカン~

フットサルを美しく表現する フットサルをこれほどまでに美しく表現できる選手はいない。サッカーやフットサルを愛する者で彼を知らない者はいないだろう。ファルカンのピッチでのプレーはまさにアートであり、極上のエンターテイメントなのである。 www.you…

もっと美しくボールを蹴ることを大切にしたい 〜ボールを美しく蹴るイタリアの天才 ピルロ〜

ボールを美しく蹴るということ 世界には美しくボールを蹴れる選手が多い。日本にも世界に負けないくらい優秀なプレースキッカーはいる。 しかし、試合の流れの中で美しいキックができる選手は少ないように思う。 動いているボールを美しく蹴るという偉業をや…

身体を効果的に使えること - パワーをボールにのせるテクニック ~ブラジルの超人フッキ~

ブラジルの超人ハルク いまこの男のとある映像が世界中で話題となっている。 サッカー選手とは思えない身体、その身体から繰り出される圧倒的パワー。そして信じられないテクニックでブラジル代表にも選ばれる選手である。 まずは話題の映像を見てみよう。 w…

バルサを粉砕したセルタに学ぶ。ジャイアントキリングの条件 〜セルタ対バルセロナ〜

バルセロナを粉砕したスペインの中堅クラブ スペインリーガエスパニョーラでジャイアントキリングが起こった。 セルタ対バルセロナ セルタのホーム、バライードスで行われたこの一戦。開幕から無敗の王者バルサとこちらも開幕から無敗、好調のセルタとの対戦…

異次元のスピードスター!ライン際を征する男! 〜ドウグラス・コスタ〜

異次元のスピードとテクニック ライン際を征する男ドウグラス・コスタ。 異次元のスピードと洗練された足技、柔軟な身体から生み出される異次元の瞬発力は相手を置き去りにする。計り知れないポテンシャルを持つ選手。彼のプレーを観てみよう。 www.youtube.…

スペインを切り裂け日本のサムライ 〜湖国のドリブラー乾貴士〜

野洲からリーガエスパニョーラへ 2006年、高校サッカーに旋風を巻き起こした衝撃の決勝戦。あれからもう10年ちかく時が経とうとしている。当時の野洲の14番は今スペインにいる。 www.youtube.com いまでも鮮明に覚えている。強くて走れるチームが勝つと…

攻撃を創造するストライカー 〜強くて柔らかいハンター レバンドフスキ〜

力を抜ける、力を出せる 柔らかい!レバンドフスキのプレーはとても柔らかい。最初の印象はゴールの嗅覚より、彼のボール感覚の美しさだった。細長く見える身体はとても柔軟であらゆるプレーを生み出すことができる。レバンドフスキの柔らかいプレーを見てい…

どんなに小さくても戦える一流の選手 〜イタリアの小さな魔術師ジョビンコ

ブレない体幹が魔法を生み出す イタリアの小さな魔術師ジョビンコ。 サッカー選手である前に彼はアスリートとして素晴らしい身体の運用ができていると感じる。ブレない上半身、それを支える強靭な下半身。強くて柔軟な身体はピッチで自在な表現をする。猫の…

自分を納得させることができるのは自分しかいない 〜0-13 はじめて味わう屈辱〜

サッカー人生ではじめて味わう圧倒的屈辱 0-13… サッカーの試合で0-13という人生最大の失態を31歳にもなって経験した。私は信じられないほどの屈辱を味わい、試合中何度もキレそうになった。前半20分ほどで早くも4失点。ほとんどボールを触ることなく、…

イタリアの美しい表現者 〜ローマの伝説の10番 フランチェスコ・トッティ〜

強さと柔らかさを内包する表現 サッカーを美しく表現する男がイタリアのローマにいる。 ときに、情熱的で強く猛々しい姿をみせ、ときに、柔らかくつかみどころのないフワッとしたプレーで見るものを虜にする。強さと柔らかさを内包する彼の表現は彼の本質そ…

世紀のジャイアントキリング 〜ラグビー ワールドカップ2015 日本 × 南アフリカ〜

世紀のジャイアントキリング ラグビーは番狂わせがなかなか起きにくいスポーツと言われていて、日本が世界3位の優勝候補、南アフリカに勝利することは、サッカーでブラジル代表に正々堂々と戦って(守ってカウンターとかじゃなく)勝つようなもの。という程…

サッカーは「~しなければならない」から自由になることからはじまる 〜個性を許せる人間でありたい〜

「〜しなければならない」から自由になるということ ルールは何のためにあるのか。私が思うに人と人が円滑に生活を営むためにあるものであり、本質的には世の為、人の為にルールが作られている。もっとこうしたら良くなる。もっとこうしたら素晴らしい。とい…

神が授けたボディバランス 常に自分のど真ん中にボールを置けるドリブラー 〜ルイス・フィーゴ〜

ボールとともに移動するということ 常に自分のど真ん中にボールを置いてドリブルする。彼はボールを見てドリブルをするのではなく相手と空間を見てドリブルを仕掛ける。 フィーゴの全盛期は誰も止められなかった。 Luis Figo ● Legendary Dribbling Skills &…

異次元のロングパスで攻撃の要になるセンターバック 〜〜メキシコの皇帝ラファ・マルケス〜

センターバックでも攻撃の要 センターバックは守る人という考え方は間違っている。試合に出る以上、ピッチのどこにいても攻撃の要であり守備の要である必要が有ると考えている。メキシコの皇帝と言われたマルケスのプレーを見て欲しい。 マルケスの蹴るボー…

途方もなくサッカーが上手いボランチ 〜時間を創造する男セルヒオ・ブスケツ〜

<目次> 時間を操る天才ボランチ 身体の使い方が抜群に上手い 闘牛士のようなボール捌き 試合を読む力 本当に良い選手は時間を創造する 時間を操る天才ボランチ 彼は時間を作る天才であり、空間を作る天才である。スペインの要、バルサの要である。ため息が出…

足が速くてもプレーが遅い選手はピッチに立てない 〜美しいパス回しの本質〜

サッカーというのは面白いもので、どれだけ足が速くても、ピッチで早く移動できない選手はたくさんいる。足が速いのと、移動が早いというのはイコールにはならない。足が速いというのは文字通りボルトのような人間のことをいう。移動が早いというのは、どこ…

バイエルンの世界最高峰のロンド 〜ボールが蹴れるということ〜

バイエルンの世界最高峰のロンドを観てほしい。 このパスのスピードとそれをコントロールする技術、テクニックは世界最高峰だ。 ボールを蹴るということ 実はこんな当たり前のことができない選手が実に多いと感じる。ボールを蹴れる選手は日本には稀だ。ドリ…

ブッフォンは神だった!  〜情熱とブレない心を持つGK〜

15日に行われたチャンピオンズリーグ、グループリーグD第1節のビッグマッチ、マンチェスターシティ対ユベントスの試合。アウェーのユベントスがブッフォンの神がかったセーブで貴重な勝利をものした。 この試合のブッフォンは神だった。 Gianluigi Buffon …

はじめてプロと対戦して感じた圧倒的な基礎技術の差 〜自分を表現する為の基礎技術〜

初めてのプロチームとの試合。 僕たちは大学の県リーグでは無敵で、いつも物足りなさを感じていた。 J(プロ)を体感できる良い機会。自分がどこまでやれるかを知る良い機会。 試合が始まった。自分はセンターバックで出場。対峙してすぐ雰囲気で悟るのだが…

サッカーは創作であり、チームは創造するもの 〜コーチをやってみて知った子供の自由を奪う大人のエゴ〜

サッカーコーチ時代、小学1,2年生を大会に連れて行ったときの話。 この子たちはとても面白い個性がそろっていた。幼稚園児の時からサッカーの時間になると勝手に試合をはじめて集合をかけても集まらないような子達だった。 もちろん練習はほとんどゲーム(試…

本質をみる目をもつこと 〜誰もがみえているところに勝機はない〜

大切なことを見る目 たとえばグアルディオラの練習を観に行くとき。 なにをみたいか。なにが知りたいか。自問してみてほしい。 多くの人はどんな練習をしているのかが知りたいという。 しかし、私はグアルディオラがどんな練習をするかよりも興味があること…

デニウソンのドリブルは神だった 〜いつも多くのディフェンスを引き連れている男〜

高校時代、私はドリブラーとして評価されていた。サイドハーフで試合に出ればガンガン勝負をしかける。1対1で負けることはほとんどなかった。 一人二人抜いてシュート性のセンタリングをドンピシャで合わせるのが快感だった。ときには中からえぐってシュー…

本当に良い選手は球際の守備が美しい 〜ピッチ上の風景〜

ピッチ上の風景 〜とある試合の一幕〜 試合開始10分が過ぎた頃だろうか… 圧倒的にボールを支配されている。我々は相手の流動的な中盤をつかみきれずにボールを展開されていた。 「6番にフリーで持たせるな」「いやそこは持たせとけ」「次出るとこで狙え」。…

なぜ練習するかって?そりゃ自由になるためさ

すべては自分の最適を見い出すため 私が練習する理由。私が学ぶ理由。 それは自分の最適を見い出すためです。 メッシのようになりたい。ロナウドのようになりたい。 しかし、本当は彼らになりたいのではなく彼らのような唯一無二な自分が表現できるようにな…

サッカーを美しく表現するオランダトリオ 〜エレガントな美しさ〜

サッカーの捉え方が変わったとき オランダトリオを初めて見たとき、サッカーは美しく、こんなにもカッコイイものなんだ… と感じた。 ファンバステンの美しいオーバーヘッド、フリットの柔軟で野性的なドリブル、ライカールトのエレガントな立ち振る舞い。 美…

強烈な個性は圧倒的に他人とは違う表現をする 〜誰かと同じじゃダメだということ〜

強烈な個性は圧倒的に他人とは違う表現をする。 クリスティアーノ・ロナウドやイブラヒモビッチ、バロテッリはきっとこう思っている。 「俺とお前らを一緒にするな」 「俺は俺にしかできないことで人々を驚かせるのさ」 そういう空気がピッチでの表現から伝…

人を魅了するサッカーの本質 〜突き抜ける勇気が翼をさずける〜

魅力的なサッカーとはどんなものだろうか? 私は少年サッカーを観ては感じることがある。 日本代表のサッカーを観ては感じることがある。 最近では世界のトップリーグでも少し物足りなさを感じることが多くなった。 それはなぜか… ”上手さ”の平均値が上がっ…

ふたりで奏でる”情熱のゴール” 〜ルイコスタとバティストゥータ〜

ポルトガルの魔法使いとアルゼンチンの伝説の点取り屋 ルイコスタが好きという選手は結構多かったのではないだろうか。まだセリエAが世界のトップに君臨していた時代。フィオレンティーナの時代を築き上げた最強のコンビがいた。このコンビにエジムンドとい…