ファミリーサッカーの様子 先日、Football Questを主催している木下さんとランチをした際にこんなお話をしました。 公園でボール遊び禁止の看板が多く、実際にボール遊びしていると中高年の方に怒られるんですよね。公園を子どもたちファーストにデザインで…
私は小学1年生のとき、サッカーに出会いました。 それまで、運動は好きだったけれどスポーツクラブに入ったことはなく、放課後は友達とおしゃべりしたり、鬼ごっこをしたりしていました。 ある日、公園で楽しそうにサッカーをしている大人たちの横で友達と遊…
ある晴れた日の午後、公園で元気いっぱいに遊ぶ子供たちの姿がありました。彼らはサッカーを楽しそうにプレーしていました。しかし、彼らの元気な声とボールの蹴り合いは、ふとした瞬間に静まり返りました。 それは、公園で知らないおじさんがサッカーボール…
子供は本来、自分で考えたり、試したり、発見したりすることが大好きです。しかし、教えたがりの先生やコーチは、子供が好奇心を持つ前に先回りして教えてしまったり、自分の考えややり方を押し付けたりします。これはなぜでしょうか? 【目次】 子供の好奇…
今回お伝えするのはドイツで感じた子供の可能性の感じ方と大人の視点=思考についてです。息子のチームにどういう選手が集まっているかをキーに、またコーチの言葉の中から感じた事と合わせてお伝えしたいと思います。 1.個性だらけの息子のチーム 息子のチー…
パワハラといじめでサッカーを辞めた青年が、サッカーコーチになった話。 このエピソードは、ある大学生に聞いた話を元に書きました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 青年はサッカーが大好きでした。少年団やクラブには入らなかったものの、小さい頃か…
サッカーが大好きだった少年がいました。彼は地元のクラブチームで才能を開花させ、将来のプロサッカー選手を夢見ていました。 少年はある日、新しいコーチがチームに加わったことで生活が一変しました。このコーチは厳格で冷酷な人物で、彼の指導は容赦なく…
亘崇詞の著書「アルゼンチンサッカーの思考力」より引用↓ 個性の塊のようなリケルメは、ピッチの内外で伝説を残しています。 アルゼンチンのサッカー界には徒弟制度のような気質が残っていて、後輩が先輩に馴れ馴れしく口をきこうものなら嫌われてしまいます…
中村憲剛さんと佐藤寿人さんの対談本の一部をご紹介させていただきます。 素敵な内容が散りばめられているので、当ブログのテーマにマッチする面白い箇所を引用させていただきます。 第4章「なぜ日本はストライカーが育たない?」より↓ 寿人 パサーのどの足…
人は、自分でないものの存在を気遣っているときにこそ、本当に幸福なのではないか。人を出し抜く賢さや、高いところから見晴らす正しさからは、喜びを汲み出すことができない。 自己の偽善性も、他者の偽善性も、まずは認めるところから始めたい。例え絶対的…
サッカー選手を目指していた若い子から仕事の相談をされることが増えました。 選手にはなれず、社会人として働きはじめ、仕事、会社組織に物足りなさを感じているという話が多いです。 物足りないです。つまらないです。熱狂できないです。やりがいを感じら…
アルゼンチンでは子どもの指導者ほど優秀であるべきと考えられている アルゼンチンでは若年層を担当する指導者こそ、多くの引き出しを持った優秀なコーチであるべきだと考えられています。というのも、若い子は安い値段で契約できる。安く買ったダイヤの原石…
「カズのまま死にたい」_”悪条件にも適応する”より 考えてみればストリート育ちのブラジル選手は、どんな条件でサッカーをさせてもうまい。いい芝生、硬い地面、ぬかるみ。様々な状況でやってきて、本当の意味で使える技術を持っている。僕自身もブラジルに…
「カズのまま死にたい」_”多彩なルーツ、当たり前に”より 農作物では雑種で生まれた一代目が、親より体勢が強くなって大きくもなる法則があるらしい。ルーツや文化が交わることの恩恵はサッカーでもあるだろう。 ストイコビッチと近くで一緒にプレーすると、…
「カズのまま死にたい」より 「言うことを聞かなかったら、二度と使わないぞ」 サッカー界でも耳にしてきた言葉だ。日本だけのことじゃない。こうでない監督の方が少ない気がする。でもブラジルだと選手も黙っていない。僕も監督に言い返し、口論し、歯向か…
違うことには意味がある 人間が作り出したものは揃っています。 鉛筆の一ダースの本数がバラバラでは困ります。 一メートルのものさしの目盛りが、一本一本違っては困ります。 人間は、バラバラな自然界の中で、均一な世界を奇跡的に作り上げてきたのです。 …
「カズのまま死にたい」_”叱り方に問われる信念”より 縦関係の支配する日本のスポーツ文化とは違うものを、僕は海外に求めた。ただし暴力はいけないとの大前提のうえで。 体験でいえば厳しく叱ってもらって良かったと振り返ることもできる。未熟さや過ちに気…
元サッカー日本代表監督、イビチャ・オシムさんの著書「考えよ」より引用。 日本人の子供たちは、こういう(大人の)コントロールを受けることによって、生まれつき持っていたはずの創造力を失ってしまうのかもしれない。 日本人は一般的にとても才能豊かで…
元サッカー日本代表監督、イビチャ・オシムさんの著書「考えよ」より引用。 私が感じる限り、日本人には教師や上司の教えを疑うことなく守り、秩序を乱さない者が最も優秀であるという特有の価値観が備わっているようだ。 タイムアウトなど取れないサッカー…
日本のユース世代は、よく見えるかもしれないが、これもまた他の国がユースでやっていることの模倣なのだ。 この部分でも成長はスローで停滞気味である。その理由の一つとして選手のセレクションに問題がある。未来を見据えベターな見識に基づいて選んでいる…
「子どものサッカーで起こった嬉しいこと・悲しいこと」というアンケートに、こんな回答がありました。 息子が少年団に所属していたときのこと。練習試合の相手は埼玉の強豪クラブチーム。結果はもちろん完敗でしたが、試合後のクラブチームのミーティングが…
ホンジュラスのジュニアの草サッカーの光景 大学卒業後に、中南米のホンジュラスを旅していた時のこと。 小さな街というよりも村の中にある、雑草が生い茂ったグラウンドで子供たちのサッカー大会が行われていました。 8~10歳くらいの子どもたちです。 上手…
私たちは人間社会で暮らしているのですから、人間社会の作りだした尺度を無視することはできません。人間が作りだした尺度に従うことも大切なことです。 すべての人が勉強をしている現代社会で、テストで良い点を取って、偏差値が高い優秀な学校へ進学できる…
「はずれ者が進化をつくる」より引用↓ 「雑草を育てるのは大変だ」と言いました。 そして、それは「思うとおりに育たないからだ」と言いました。 思うとおりというのは、「人間が思うとおりに」ということです。 雑草にしてみれば、何も思い通りに育つ必要は…
「遊び」に対する情熱が冷めたとき、サッカーに対する情熱も失うことになるのかもしれない。優れたサッカー選手とは、ある意味子供であり大人でもある。 つまり、子供のように純粋にプレーを楽しみ、遊び、喜び、感覚的に、アドリブで、自由気ままに直感で、…
ドイツで感じた様々な違いを今までもお伝えしていますが、その中でも大きな違いの一つで且つ重要な事だと感じる事が「ミスの捉え方」です。これについて私が気づいたことを今回は掘り下げてお伝えしていきたいと思います。この違いは様々なところに影響を及…
サッカー選手もアートクリエイターなのである。動的時空間における瞬時の局面で、思考と感性とを即興的に融合させた創造力を行使するインプロヴァイズパフォーミングアーティストといってもよいだろう。クリエイターであればこそ、サッカーでもアートでも、…
明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 2022年もたくさんの読者の方々に支えられ、限られた時間の中でなんとか当ブログも更新し続けることができました。 ふりかえると、色々なことがありました。 サッカー指導者のコミュニテ…
love.fútbol Japan代表の加藤さんのnoteより↓ 先月夜に知らない番号から電話があり、出てみると去年から国内活動で応援している中学生のお母さんでした。突然の電話に恐縮されながらも、「実は」と切り出された話の内容は、「お陰様でこの2年間子どもが無事…
サッカーコンサルタントの幸野健一さんが、カタールワールドカップの日本の快進撃に警笛を鳴らしました。Twitterで発信された投稿をご紹介します。 ワールドカップで戦ったドイツ代表やスペイン代表は、日本代表と同じレベルのチームを作ったら、何十チーム…