大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る                    ※当ブログはプロモーションが含まれています

子どものサッカーで子どもより必死になってしまう親御さんへ

ジュニアサッカーの現場では、子どもより熱心になってしまう親御さんしばしば目に留まります。私が子どもの頃、もう30年近く前になりますが、当時から良くも悪くも、応援隊長のような熱心な、いや熱血という表現が近いような親御さんはいました。いつの時代…

サッカーコーチの給料が安すぎる問題

育成年代のサッカーのコーチって稼げるの?っていう質問がありました。 コーチと言っても、ボランティアコーチ、外部コーチとして学校やクラブに雇われていたり、クラブチームのコーチだったり、それもクラブの規模によって変わったり色々あるので一概には言…

サッカーするならプロを目指すべきという無意識のバイアス

東京都内の某公園に息子と訪れたときのこと。 公園ではサッカーで遊ぶインドの子たちがいました。彼らは自転車と自転車の間をゴールにして5対5くらいでミニゲームを楽しんでいました。 その横にはサッカーの家庭教師的なマンツーマンの熱心な指導を受ける日…

試合に出られない子ども、その親御さんの心情に想いを馳せること

SNSでこんな投稿目にしました。 「ウチの子は出られないのに」と悔しい思いで応援する人の言葉にハッとした。子供の外サッカー最後の大会が始まった。あと数試合で終わるかもしれない。少しでも長く観ていたい。少しでも多く勝ち進んで欲しい。勝ちにこだわ…

子どもはなんのためにサッカーをしているの?親と指導者の考え方について

サッカー少年団やサッカースクール、サッカークラブに入っている子どもたち。 子どもたちはなんのためにサッカーをしているのでしょう? 楽しむため、プレーするためと言えるのでしょうか。 親はなんのために子どもにサッカーをさせるのか? 「サッカーが好…

「生きるか死ぬかの戦いに身を置く挑戦を」小さなゴールキーパー冨澤拓海の3度目の海外挑戦

「生きるか死ぬかの戦いに身を置く挑戦がしたいんです」 そう語るのは、3度目の海外挑戦を決意した冨澤拓海(27歳)。 2度目の海外挑戦を果たした時のインタビュー記事がこちら️ keikun028.hatenadiary.jp 2度目のオーストラリアでの海外挑戦を経て、カンボ…

子どもの世界で生まれるサッカーヒエラルキー。それを助長させているもの

以前、子どもたちの世界はほうっておくとヒエラルキーができてしまうという内容の記事を書きました。悲しいことに、サッカーで子どもの世界のヒエラルキーが生まれてしまうことが往々にしてあるので、そのことについて少し深く考えてみたいと思います。 子ど…

天才じゃない全てのサッカー少年少女。才能のある子の影に、スポットが当たらないたくさんの子がいる

すっかりファンになってしまった夏目 にーに先生の漫画を紹介したい。 才能のある子の影にはたくさんのスポットが当たらない子がいる。 その子たちをいかに見ることができるか、この視点がとてもとても足りていないと感じてずっと違和感を持っていた中で、夏…

サッカーは上手い子のためのものなの?下手でも楽しめるサッカーはないの?

SNSのThreadsにこんな投稿がありました👇️ 息子はサッカー大好きです。でも、上手くありません。スクールに所属していましたが、チーム分けで息子がグループに入れられると、少しうまい子にあからさまにイヤな顔をされ、パスももらえず、負けると息子のせいに…

サッカー下手くそと言われても…4年生キャプテンがくれた勇気と自信

SNSのThreadsでこんな投稿がありました👇️ 長男がサッカー始めたばかりの5-6歳の頃、一緒のチームの子はみんな上級生で、足だけが速かった息子はボールも回って来ないのでひたすら走り回ってはドリブルカットに明け暮れてた。ある日一人の上級生(3年生くらい…

サッカーやる気のない息子。どうすればよい?子どもとのコミュニケーションで大切にしたいこと

SNSのThreadsでこんな投稿がありました👇️ 昨日息子のサッカーの試合あったの。サッカー始めた理由は年中の時クラスの仲のいいお友達がやってたからやりたいと自分で言い出して、年中の途中から始めた。仲良しのお友達はみんな卒園と同時に辞めてしまって、正…

親子でサッカーを楽しみながら上手くなる9つのヒント。遊びながら上手くなる練習5選

子どものサッカーが楽しみなパパさんママさんへ、親子でサッカーを楽しみながら上手くなるために大切なことを書いておきたいと思います。 ジュニアサッカーのコーチを長く経験し、長年育成年代の取材をしながらたくさんの指導者にお話を聞かせていただき、様…

部活で「レギュラーばかり練習」の問題に声を上げた保護者!体験格差に目を向けること

SNSでこんな投稿を目にしました↓ 昨日、部活の保護者会もあって1人の保護者が「レギュラーばかり練習させているのはどうかと思う。部活は、試合で勝つ!というだけじゃなくて、楽しく身体を動かすという目的でもいいと思う」と顧問の先生に発言していた。レギ…

子どものサッカーコーチがサッカーの指導以上に大切にしなければいけないこと

「1年生の時から、放課後クラブでサッカーをしているが、周りは本格的に習っている子どもが多く、上達しない息子は『邪魔だ!』『いないほうがいい!』など心無い言葉を掛けられ続け、心を痛めています。弟と一緒に、公園でボールを蹴る練習をしている子どもに…

自分で考えられなかった子が、自分で考えるようになった話

佐伯夕利子さんの著書「本音で向き合う。自分を疑って進む 」より↓ 自分で考えなさいという状況を作ると、それが無理な子、考えることができない選手が生まれる。なぜならば、つい昨日までユリコから常に「右だ」「左だよ」「そこでショート」と言われてきた…

サッカーは正解を選択するゲームではなく、選択を正解にするゲーム。それは、人生も同じ

河内一馬さんの著書「競争闘争理論」より引用↓ 私たちの場合、学校教育においても、事前に「正しい」回答が用意され(たとえ文学について学ぶ時であっても!)、それが”絶対的な"正義だと教えられる。勉強、そしてそのプロセスを測るテストとは、事前に用意…

日本の少年サッカーに失望するスペイン人コーチの提言

日本の街クラブでサッカーを指導するスペイン人の方のFacebookの投稿が考えさせられる内容だったのでご紹介させてください。 私自身、大学生の頃に日本のジュニアサッカーのコーチを経験し、おかしなことが罷り通っていることに気がついて、このブログでもた…

サッカー選手のアスリート化が育成年代に及ぼす影響

今回は、サッカー選手のアスリート化が育成年代に及ぼす影響について考えてみたい。 サッカー選手のアスリート化が強化されすぎて、テクニカルで天才肌の選手もアスリート性を求められて適応できずに辞めていく、サッカーが上手い選手よりも、サッカーがまあ…

日本サッカーの「極端なオフの少なさ」や「量を追求する理不尽な練習」の理由について

「競争闘争理論」に興味深いことが書かれていた。 日本で「体罰」や「理不尽な練習」が後を絶たない理由の一つに、私はこの「自信」との関係があると考えている。日本人が言じている「やればやるほど自信が持てる」という思考態度は、過度な訓練や使い物にな…

サッカーと、日本サッカーの技術の捉え方について

河内一馬氏の「競争闘争理論」より、サッカーにおける技術と日本における技術の捉え方についての考察が面白かったので紹介したい。 日本の美術教育はデッサンに異様に執着することもあって、現代の日本人は総じて絵がうまくなっています。 つまり、日本の頼…

僕のチームは外国人の子どもが多いんだけど、大会に出るとなると外国人の子どもだけだと出られない… 日系ブラジル人の仲間から聞いた話を考える

先日、日系ペルー人の友人に誘われてフットサル大会に行ってきました。 私の住む神奈川県には日系人のコミュニティが多数あり、私が中南米一人旅から帰国した後に川崎で通訳のボランティアをしていた時に彼らのコミュニティに歓迎してもらってからの付き合い…

コーチの無意識の偏見。音を立てる選手、立てない選手の話

スペインのビジャレアルで指導改革を行い、Jリーグ特任理事、WEリーグの理事も勤め、24年からはスポーツハラスメントZERO協会の理事もされている佐伯夕利子さんの著書をご紹介させてください。 佐伯さんの指導人生を追体験するかのように惹き込まれてしまい…

負けても悔しさを感じない子どもの気持ちを引き出すのは簡単じゃない

変革のひとつの手法を示してくれたのが恩塚ジャパンだろう。リーダーがフォロワーと対等であろうとすれば、心理的安全性が確保され選手は自由に意見する。創造性が発揮できる。 個々が尊重される組織にこそ、本当の強さが生まれるのだ。 今回ご紹介する記事…

少年団からサッカークラブへの移籍…、リアルな実態

ジュニア年代の子どもの移籍問題。色んなものがあります。 そもそも移籍できない問題、移籍しようとするといじめられる・いやがらせされる問題(親の間で子の間で)、それが子どもたちの世界だけにとどまらず、指導者によるものだったり、親によるものだった…

子供のサッカークラブ、移籍したくても簡単にできない…

先日、こんな相談をいただきました。 小学4年生の息子が所属するサッカークラブなのですが、代表(監督)の暴言が酷いんです。更に子供うちでいじめ(無視したりパス出さないなど)もあるようで、サッカー好きの息子が辛そうにしています。別のコーチに監督…

幼稚園児にサッカーを教える経験ができて本当によかった

カメラマンの松本さんのブログ記事が素敵だったので紹介させてください↓ 子どもというのは「予想に反した動き」をする場合が多い。 運動会でも、ちゃんと白線でトラックを書いているにも関わらず、負けそうになるとルールお構いなしにショートカットしてしま…

「指導法に根拠がなく、選手が納得できないまま(現役の)時間が過ぎていく…」ダルビッシュ選手の苦言に思う

先日、某高校サッカー部の生徒と話す機会があったのですが、こんなことを言ってたのが印象的でした。 「コーチが指導する日と、顧問が指導する日があるのですが、全然指導の仕方が違うんですよ。コーチは運動理論に基づいた指導や、戦術的なことまで分かりや…

小学4年生からサッカーはじめるのは遅いですか?

先日、パパ友からこんな話を聞きました。 「息子が、小学5年生なんですけどサッカーやりたいっていうんですよ。学校の体育でしかサッカーなんてしたことないのに、チームに入ったってついていけないんじゃないかと思うんです。小学5年からでも大丈夫なんです…

小学生になる子供のサッカーチーム選びが難しい… チーム選びのアドバイスについて

子供のサッカーチーム選びって難しいですよね。 うちも5歳の年中の子供がいるのですが、どこのチームに入れるかとても悩みました。 こんな質問を見つけました。 年長 少年団のサッカーチームの検討でアドバイスください。 来年度1年生 サッカー初心者の息子…

森保ジャパンのアジアカップは、育成年代のチームを見ているかのような

サッカー日本代表チーム、アジアカップお疲れ様でした。イラン手強かったですね。 シリアにPKまでもつれたことによる苦しいコンディション、エースのタレミが出場停止だったイラン、バーレーン相手に割と消耗せずに勝利してこの試合を迎えた日本は、カタール…