大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

本当に上手い選手は自分の”ど真ん中”でプレーする 〜洗練された技は”遊び”で培われるもの〜

エジルは身体でサッカーをする 世界の一流選手になればなるほど足でプレーしない。このエジルの移動を見て欲しい。 足に捉われない身体でグバッと行く感覚。この感覚を持つプレーヤーは少ない。”サッカーは足でやるもの”という古い考え方を更新しなければな…

ボールを簡単に奪われるということはボールを持つことの喜びを知らないということ 〜リケルメが王様である理由〜

ボールは絶対に奪われてはいけないもの 私は日本と南米のサッカーの一番の違いはこの”ボールは絶対に奪われてはいけないモノ”という感覚だと感じている。ボールに対する執着心が日本人とは違う。「ボールは大切にしましょう」「ボールの上に座らないで!ボー…

世界でもっとも粋なプレースキッカー 〜魔法のキックで世界を虜にする男 ハカン・チャルハノール〜 

魔法のプレースキック ハカン・チャルハノールという魔法のキッカーがいる。 ドイツ・マンハイム出身のトルコ代表サッカー選手。ポジションはMF。バイエル・レヴァークーゼン所属のトルコ系ドイツ人である。

感覚と感性を大切にすること 〜サッカーは感性を養う最高の遊び〜

32歳になった。驚くほどあっという間に時間は過ぎていく。そして、32歳としてふさわしい人間になれたという自信は全くない。私のイメージしていた32歳は安定感があって余裕がある立派な大人だった。しかし、私は全くもって不安定であり、精神的にも金銭的に…

サッカーはアドリブでありイメージの共有である 〜サッカーを本気で遊ぶということ〜

即興力それは組織を凌駕する サッカーは即興である。いつでもどんな状況にも対応できるように準備しておかなければならない。 www.youtube.com ひとりで崩せないのなら二人、三人で崩せばいい。アドリブはイメージの共有であり、それを表現する瞬間というの…

「他のみんなと一緒じゃなきゃいけないなんてダサすぎる。」〜ズラタン・イブラヒモビッチの哲学〜

他の誰かと一緒にしないでくれ ズラタン・イブラヒモビッチという男がいる。 その個性は世界でも突出している。私は彼のプレーが好きだ。彼の言葉も好きだ。 イブラヒモビッチはピッチで自分を表現するために必要なことを教えてくれる。 決して完璧な選手で…

溢れる喜びをサッカーで魅せることが最高のコーチングである

最高のコーチングはプレーする喜びを魅せること 子供がサッカーをやりたいと感じる時、それはプレーする喜びや楽しさを目撃するときだ。私はマラドーナのプレーに魅せられてボールとたくさん戯れた。私にサッカーを教えてくれたのはマラドーナであり、リケル…

コーチングとは『アート』である  〜ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズ〜

ラグビー日本代表が魅せた戦いに多くの人間が熱くなった。 この話題はサッカーの現場でも頻繁に話題になっているし、度々エディさんの名前も出てくる。 私は話題に乗っかるのはあまり好きじゃないが、日本というラグビー弱小国と言われたチームをここまで戦…

生き抜く力、戦う気持ちを育てるということ 〜エスペランサU-15 vs. 鹿島アントラーズノルテ〜

オルテガさんとエスペランサ 10月17日(土)エスペランサU-15 vs 鹿島アントラーズノルテの試合があるという情報をエスペランサのコーチでありサッカーファミリーの一人である阿部さんから入手し、会場であるしんよこフットボールパークへ向かった。新横浜へ…

サッカーに捉われてはいけない 〜祖母井 秀隆〜

祖母井さんの”生き様” 祖母井秀隆さんのトークイベントまで残り数日。 仕事で夜遅くに帰宅し、もはや睡眠時間を削らなければ「祖母力」を読み終えることはできな状況だった。あれだけ眠かったのに本を開くと不思議と「祖母力」に引き込まれていく。祖母井さ…

祖母井秀隆さんのトークイベントまでの導線 @Futbol&Cafe mf〜

2015年9月某日。私はここにいた。 裏原宿にあるラテンテイストなサッカーカフェMFに。 mf-tokyo.com 祖母井秀隆とは何者なのか私は知らなかった 私は”静かに熱い男”が好きだ。 なにか自由なオーラを身に纏い、自然体でそこにいる人。捉われない人。そして信…

自分の感覚に身体を委ねるということ 〜君は感じているか?身体の声を、湧き出る喜びを〜

美しいアンティグアの空 美しい空の下で死ぬ必要があった 私は中南米グアテマラのアンティグアという美しい街にいた。 地球の反対側まで行く必要があった。日本から遠く離れた場所に、誰も自分のことを知らないところに行く必要があった。 リセットする必要…

ロナウジーニョは誰よりもサッカーの喜びを人々に伝えた 〜サッカーの喜びを魅せる者〜

ロナウジーニョは喜びをサッカーで表現し、人を巻き込む こんなにもサッカーを楽しそうにやる選手はいない。喜びをサッカーで表現し、人々を喜びの渦に巻き込む粋な男はいないだろう。ロナウジーニョのプレーを観て一体どれだけの人間がサッカーを好きになっ…

イラン女子フットサル代表の表現力が常軌を逸していた 〜”上手さ”を超えるもの〜

イラン女子代表の魅せるフットサルが私の想像を突き抜けた つい先日、私のFacebookのタイムラインに下記の映像が流れてきた。 映像を観て驚いた。 なんなんだこの白い被り物をした女子達は!信じられないほどうまいじゃないか!と

どんな人間になるのがいいのか、本当のことを誰も教えない 〜自分のために生きるということ〜

本当に大切なのは自分が感じる価値観 自分で言うのも恥ずかしいのだけれど、社会の厳しさに打ち負かされ、自信を失い、ひとり放浪の旅に出た20代前半、人並みに生きるために会社に勤め始めた20代後半。会社で生きるために自分を殺して生活する日々を送っ…

”教える”ということは”教えない”ということ 〜本当に大事なのは”美しさとはなにか”を感じさせること〜

サッカーを教える人は”上手さ”よりも”人間力” 少年サッカーのコーチをしていた時に猛烈に感じたことがある。 それはサッカーを教えるスキルなんかよりも人間力の方が圧倒的に大事だ。ということである。当時の私にはサッカー以外なにもなかった。それじゃダ…

ピッチでは恐れないということ マンUの救世主 〜フランスの怪物 アントニー・マルシャル〜

マンチェスターユナイテッドに物凄い選手が加入した。彼の名はアントニー・マルシャル。19歳のフランス人の若者だ。プレミアリーグという世界の屈強な選手がひしめきあうリーグにおいて恐るべきプレーを魅せつけている。 www.youtube.com 相手を怖がらない…

洗練された世界レベルのレフティの言葉 〜”大切なのは自分の感性” 中村俊輔〜 

年を重ねるほどに洗練されるプレー 中村俊輔というサッカー選手を初めて見たのは高校サッカー選手権大会だった。中村俊輔は神奈川県代表の桐光学園の10番。美しいボールタッチとフリーキックで既に特別な存在だった。あっという間にJリーグで輝き出し、日…

”理屈よりも直感が大事なとき” 〜元日本代表監督 岡田武史〜

岡ちゃんこと岡田武史、元日本代表監督。 岡田さんのサッカー哲学はとてもシンプルで深い。いくつもの修羅場を乗り越えたその人間の口から出る言葉からはサッカーの本質、人間の本質を学ぶことができる。 岡田さんの言葉からサッカーの本質を紐解いてみたい

メッシの異次元のボディフェイクは人間の想像を超える 〜リオネル・メッシ〜

メッシを止められる選手は存在しない 天才だとか美しいとかいう言葉ではメッシは表現しきれない。 まぎれもなく現代サッカーのモンスター、怪物である。 メッシを一対一で完璧に抑えられる選手を観たことがない。 異次元のスピードで細かいタッチを刻みなが…

『我らアトレティコは、社会にとっての希望だ』〜ディエゴ・シメオネの魅力〜

「確かに対戦相手には自分たちより優れた選手がいる可能性はある。しかし、自分たちより大きな夢を抱いている選手は、対戦相手にはいないだろう。」 「我々は限られた人材でビッグクラブのレアルマドリーやバルセロナに可能な限り立ち向かっている。それこそ…

サッカーの天才が見ている景色 ~シャビが生まれる土壌~

シャビが生まれる土壌 私がはじめてシャビを見たとき、鳥のようにこまめに首を振る選手だなと思った。 こんなに周囲を確認しながらプレーする選手は他にはいなかった。そしてシャビという名が世間に広く知れ渡り、彼のすごさが認知された今でも彼のように”見…

海外の一流選手から学ぶサッカーの本質

この広い世界には様々な文化が存在し私たちが住む日本とは全く異なる言葉を使い、全く異なるものを食べ生活している人たちがたくさんいる。 そんな全く異なるところで育つ人間が表現するサッカーも、もちろん全く異なる。サッカーの考え方も感じ方も違うだろ…

自由を制限しているのは当たり前だと思い込んでいる思考にある 〜サッカーは全体でひとつなのである〜

本当に大切なことは言葉で表現できない 私は感じたことを言葉で思い通りに表現できたことがない。こうして毎日感じたことをどうにか表現しようと一生懸命考えて書いているのだけれど、自分の感じたことを言葉だけで表現することはできていない。本質を伝えた…