大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る                    ※当ブログはプロモーションが含まれています

日本サッカー発展のヒント

主体性を大切にするコーチが子どもたちを輝かせる

少年サッカーのハーフタイムの様子をみると、そのチームの色を垣間見ることができます。指導者の人間性や選手との関係性、選手同士の関係性……。 みなさんの周りのチームのハーフタイムを想像してみてください。監督が選手にかけている言葉や、選手の表情はど…

「岡田メソッドの魅力と指導者に求められる本質」 〜見違える成長を見せる子どもたち〜

サッカーの育成の世界でにわかに話題となっている 「岡田メソッド」 サッカー本大賞2020の特別賞、優秀作品をダブル受賞し、多くのメディアでも取り上げられています。 岡田メソッド posted with ヨメレバ 作者:岡田武史 出版社:英治出版 発売日: 2019年12月…

高校サッカー強豪校の子が訴える部活動の闇 

定期的に、中高生(たまに大学生)からメッセージをもらいます。 主に所属する部活動やクラブのことです。サッカーが上手くなる為のアドバイスを求められることが2割、残りの8割は指導者のパワハラや理不尽、意図のわからないトレーニングについてです。 今…

日本サッカーの未来へ向けてのヒントを探る。日系ブラジル人の通訳に聞いたサッカー文化を育むためにできること

©KAGOSHIMA UNITED FC J3鹿児島ユナイテッドFCでポルトガル語の通訳を勤めるダニーロさん。ブラジルと日本の文化を知るダニーロさんに日本サッカーの課題、未来についてお話を聞きました。日本サッカーがどのように発展していくべきか、改めて考えていきたい…

高校サッカーも、教育もきっと変えることができる

先日書いたnoteになかなか大きな反響がありました。 note.com Twitterでも多くの反応がありました。 とりわけ同じような問題を目の当たりにしている方の声が多かったです。 日本の教育は古いまま。なぜ変わらないのか サッカーだけでなく、あらゆるスポーツ…

スペインで危惧されている戦術偏重の傾向 「今のサッカー選手は戦術的すぎる」

スペインのレアル・ベティスのメソッド部門責任者パブロデルピノの話が面白かったので、ご紹介させていただきます。 スペインで指導に携わるTomizawaさんのTwitterはぜひチェックしてみてください。 今の選手は戦術的すぎる パブロデルピノ @76_pinoレアルベ…

U-17アルゼンチン代表コーチは言う「子どもたちの創造性は、自信を育むことで生まれる。」

アルゼンチンのU17のコーチがオンラインミーティングで話す内容がとても興味深かったので、翻訳してみました。 育成大国であるアルゼンチンには優秀な指導者がたくさん生まれます。 世界トップレベルで活躍する若手が生まれる土壌、指導者の価値観はどのよう…

秘境のフットボーラーたち 〜八ヶ岳グランデ・メセタ代表 田畑さんが語る「心を動かす表現者を育むこと」〜

失っているものの大切さに気づくとき 八ヶ岳・川上村にある秘境のフットボールクラブへ行ってきました。 大都会で生きていると、多くのデジタル情報を得られる代わりに、失ってしまうものもたくさんあります。 私たち人間は、弱い生き物です。 常に周りの人…

「大人が子どもたちの自主的に学ぶ機会を奪ってる」元リーベル監督、アンヘル・カッパの言葉が刺さる

アンヘル・カッパというアルゼンチンの名門リーベルの元コーチの言葉をご紹介したい。 海外ではトップクラブの指導者が育成年代の指導の問題、課題に言及することで大きな影響をもたらしています。 サッカー文化を育むには、子どもたちにサッカーの本質を伝…

子どもたちを育てたのは指導者ではなくストリートだった。子どもたちはストリートサッカーから生まれる宝だ。

ホースト・ウェインというアメリカ人のサッカー指導者をご存知の方は少ないと思います。 スペインで多大な影響力を持つアメリカ人のサッカー指導者です。 今回は彼のインタビュー映像をご紹介させていただきます。 子どもたちを育てたのは指導者ではなくスト…

ベトナムサッカーの可能性と日本サッカーの課題|井上寛太さんに聞いたサッカーと教育の話

ベトナムのハノイへサッカーの取材旅行に行ってきました。 経済発展と共に、アジアサッカーは急激に成長しているという話は至るところで耳にしてきました。 その中でも、ベトナムサッカーは注目すべきだと多くのサッカー関係者は言います。日本を超えるサッ…

ウルグアイで感じた日本サッカーの課題 〜サッカーは予測不可能なことに対して対応できる力が求められる〜

南米のウルグアイといえばルイス・スアレス(バルセロナ)、エディソン・カバー二(パリ・サンジェルマン)という世界的なストライカーが真っ先に出てきますが、これまで数多くのレジェンドを生み出しているサッカー大国です。フランチェスコリ、アルバロ・…

日本サッカーとブラジルサッカーの違い 〜日本人初のブラジル女子プロサッカー選手、藤尾きらら〜

9月某日、日本人初のブラジル女子プロサッカー選手の藤尾きらら選手と話す機会がありました。 彼女との対話の中で見えた日本サッカーとブラジルサッカーの違いをまとめました。 日本人初のブラジル女子プロサッカー選手の藤尾きらら選手(@chibizaru3k )と話…

子どもらしくあることはダメなのか?子どもだからこそ、子どもらしい姿を大切にしたい。

子どもたちが試合中ベンチで妙に静かに並んで試合を眺めている。コーチからの指示を待ち、いつもベンチを気にしている子どもたち。練習通りのパターンなのか、同じような攻撃が繰り返される。 ゴールを決めた男の子はフィールドプレーヤー数人とタッチをして…

酒井高徳選手が語る "日本と海外のサッカーの違い"

ヴィッセル神戸の那須大亮選手のYouTubeがとても面白い。 現役のプロサッカー選手、それも日本トップレベルの選手にとても興味深い切り口でインタビューしてくれる。 今回はドイツで活躍し、現在はヴィッセル神戸でプレーする酒井高徳選手との対談の一部をご…

バルセロナはフットボールだけを教えない 〜FCバルセロナキャンプで学んだフットボールの本質 Part.5〜

最終回となるPart5は バルセロナが大切にしている5つの価値観や、マネジメント法、練習メニューの統一化や目標達成のためにチームとして大事にしていることなど、コーチと話した内容をまとめた総括編になります。 バルセロナには現在のバルサを支える5つの価…

サッカーを本気で遊ぶということ 〜サッカーの本当の楽しさを教えてくれるのはいつもブラジル人〜

ゴールを喜ばない子どもたち。 下手な子に対して子どもと一緒になって否定する親。 勝つことだけがサッカーの楽しさだと言わんばかりの指導者。 少年サッカーではまだこんな光景を目にしたり、聞いたりする。 いつも感じます。 サッカーの本当の楽しさを感じ…

FCバルセロナキャンプで学んだフットボールの本質 Part.4 〜バルサコーチは言った「日本人は良い子すぎる」〜

Part4となる今回は バルサキャンプの4日目で行われた練習や、そこでのコーチの発言、僕が感じたスペインと日本のサッカー間の違いをまとめたものを書いていきたい。 Part3はこちら↓ keikun028.hatenadiary.jp バルサキャンプの4日目ではFinalización(フィニ…

FCバルセロナキャンプで学んだフットボールの本質 Part.3 〜バルサコーチのサッカーが上手くなる質問力がすごかった〜

Part3となる今回はバルサキャンプの3日目で行われた練習や、そこでのコーチの発言、僕が感じたスペインと日本のサッカー観の違いを書いていきたい。 Part.2はこちら↓ keikun028.hatenadiary.jp バルサキャンプの3日目ではProgresión del juego(ゲームでの前…

FCバルセロナキャンプで学んだフットボールの本質 Part.2 〜スペインと日本のサッカー観の違い〜

Part.2の今回は、バルサキャンプの2日目で行われた練習でのコーチの発言、そこで感じたスペインと日本のサッカー観の違いを書いていきたい。 Part.1はこちら↓ keikun028.hatenadiary.jp バルサキャンプの2日目はCirculación de la pelota(ボールの回し方)…

FCバルセロナキャンプで学んだフットボールの本質 Part.1 〜世界トップクラブの選手育成法とは〜

FCバルセロナキャンプが今夏も開催された。 このキャンプは通常4日間、午前2時間、午後2時間の2部練習という形で日本各地で開催され、スペイン、バルセロナから実際にコーチが来日し、日本の子供たちにトレーニングセッションを行う形になっている。 僕はス…

鬼木祐輔が語る日本サッカー発展のヒント|ボールと繋がる日本人、ゴールと繋がるブラジル人

日本を代表するサイドバック、長友佑都選手の専属トレーナーである鬼木祐輔氏のイベントに行ってきました。 前回のレポート(2年前)はこちら↓ keikun028.hatenadiary.jp 長友選手の専属トレーナー鬼木さんのイベントなう。#COMEの概念 pic.twitter.com/ygTF…

日本サッカーにマリーシアがあれば世界のトップレベルで戦えるかもしれない

日本サッカーにはマリーシアが足りない… もう何十年も前からこう言われ続けている。 月日は流れ、アジアでは常にトップを争うレベルになり、W杯でも常連になった日本代表。 強くなった。 これは間違いない事実であるけれど、今なおマリーシアが足りないと言…

不良のお兄さんたちとサッカーをして上手くなった|屋良充紀氏が語った育成年代で大切なことを踏まえて

不良のお兄さんたちと一緒にサッカーをして上手くなった 不良のお兄さんたちと一緒に遊んでたら、サッカーが上手くなりました。 そう語るのは、やらっちこと屋良充紀(やら みつとし) 氏。 横浜の某所で行われた屋良氏のトークイベントのメモをここに記して…

ダンゴサッカーを我慢できない大人たち

「うちらの学年は三年生だけど、まだダンゴサッカーになるわけよ。見栄えも悪いし、なんとかボールに子供たちが集まるのをやめさせたくて、ついつい怒鳴っちゃう。『トモは左さ行け』とか、『ジュンはそこで止まっとけ』とか、『ボールから離れろ』とかさ。…

サッカーは教える前に、一緒に遊ぶことから始めるもの 〜はらだみずき著「スパイクを買いに」を読んで〜

「今日のグラウンドにもいたでしょ。サッカーをするのは子供なのに、自分が夢中になって叫んでいる親が。ここへ蹴れだの、あそこにポジションをとれだの、言ってる輩 が。それを教えてしまったら子供のためにならない、というのが彼らにはわからない。」 「…

現代サッカーで重要視されている”認知”とは?

人間は一日に35000回物事を選択をしている。 本当の数字・データなのかわかりませんが、このような話を聞いたことがあります。 例えば、皆さんは出かける際に服装を考えて選んでいきますよね。 まず気候や気温を確認。そしてそれに合った服装をいくつか考え…

苦しい練習をしないとサッカーが上手くならないと思い込まされている|子どもにサッカーの“本質”が伝わる本

アデマール・ペレイラ・マリーニョ、通称マリーニョさんの著書をご紹介したい。 マリーニョさんはJリーグ発足前から、日本に本場ブラジルのサッカーを伝えてくれた方で、サッカーの普及に大きく貢献された方でもある。 そんなマリーニョさんの本の一部を引用…

才能ある子供たちが潰されている

サッカーの育成年代の大会に足を運ぶ度に、信じられない光景を頻繁に目にする…とこれまでも何度も書いてきました。 >>突出した才能が、環境のせいで死んでいく 先日とあるチームのセレクションを観る機会があったのですが、その時にも驚いたことがありまし…

大学サッカーはもっと注目されていい|日本サッカーを開国せよ!

日本サッカーには特有の問題がある。罰走や体罰という理不尽な指導、高校サッカーが引き起こす弊害、部活動問題などサッカー先進国では考えられないような問題が日本には多く存在する。そんな「鎖国」日本をアップデートさせることを志す1人の若者によって始…