大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る                    ※当ブログはプロモーションが含まれています

日本サッカー発展のヒント

日本のサッカー文化を育む記事3選 vol.2

日本のサッカー文化を育むヒントになりそうな記事を紹介していくシリーズ第二弾になります。 サッカー先進国から学べること、サッカー以外の競技から学べることを今回はピックアップしました。 中途半端な単語や用語、セオリーをつくり上げることで違った現…

うまくいかない体験は宝物。子どもの感性を大切にすること

息子がまだ小学生の頃、 一緒にキャッチボールをしていたときのことです。 投球フォームが気になり、「もっとこうすればうまくいくのになぁ」と、何気なく「こうしてごらん。まっすぐ飛ぶから」とフォームを教えました。 うんうん、と聞いていた息子。けれど…

日本のサッカー文化を育む記事3選 vol.1

日々、様々な記事に目を通しているのですが、その中で日本のサッカー文化を育む為のヒントになりそうな記事を定期的にご紹介していきたいと思います。 心の充実なくして体は動かない ジュニサカさんの記事でとても興味深かった記事をご紹介させていただきま…

サッカーを辞めた小学生に「あいつは気持ちが足りなかった。そこまでの選手」と言ったコーチの言葉が忘れられない

私が小学5年生の時のこと。 体格が良くて、足も速い、ボールタッチも柔らかくて、試合ではいつも華麗なドリブルを見せ、絶妙なスルーパスでゴールを演出する存在。 そんなセンスに恵まれた同級生がいました。 私は、人一倍練習をして上手くなっていくタイプ…

日本の教育とサッカーは相性が悪い

技術で応えられるサッカー選手を育てる 中央学院高校の教えすぎない育成哲学 市立船橋、流通経済大柏など、強豪ひしめく千葉県において、異彩を放つ中央学院高校サッカー部。 強い個が集まり、フィジカルを鍛え上げ、貪欲に勝利を目指す高校サッカーの上位チ…

サッカーを楽しむ心を育てて勝つ。魅力溢れるチームの作り方

サッカーが好きでいられる指導をする ユース年代の指導者で、このように語る人はとても少ない印象があります。高校女子サッカーというストイックなカテゴリーにおいて、越智さんの指導コンセプトはとても斬新です。 京都精華学園高校女子サッカー部の試合を…

「ヤバイ部活動の見分け方」強豪チームによくある異常な問題

Twitterを眺めていたら目に飛び込んできたツイート【ヤバい吹奏楽部の見分け方 15】。 運動部ではない吹奏楽部でこんなことが起こっているのかと驚いたのですが、このツイートで紹介されているヤバイ吹奏楽部の見分け方というのは、あらゆる競技の部活動に共…

「教えないスキル」と「ふりかえり文化」が日本サッカーを変える

スペインの名門、ビジャレアルで育成に携わる佐伯夕利子さんの著書「教えないスキル」を読んでいるのですが、この本は日本の育成指導に携わる指導者の方のみならず、親御さんにも猛烈におすすめしたい一冊です。 これまでたくさんのサッカー育成本を読んでき…

サッカーの育成にはもっと余白が必要。子どもたちに余白がなさすぎる問題

アルゼンチンといえば亘崇詞さん。 名門ボカジュニアーズに所属した経歴があり、アルゼンチンサッカーを熟知した方である。その亘さんの著書、アルゼンチンサッカーの思考力 という本がとても面白いのでご紹介したい。 日本のサッカー文化を育んでいく為に、…

元U17メキシコ代表監督マリオ・アルテアガ氏に聞いた、日本サッカーの可能性

17歳以下の元メキシコ代表監督であるマリオ・アルテアガさんにお話を聞く機会を得ました。 ユース世代の世界大会では毎回優秀な成績をおさめ、欧州の強豪チームのスカウトもメキシコの若手選手には常に注目していると言われています。 そんな育成大国メキシ…

子どもを習い事漬けにしないと、運動する機会を得にくいという現状を変えたい

いま、子どもたちの運動能力低下が結構深刻なのではないかと言われています。 いわきFCアカデミーのアドバイザーを務める小俣 よしのぶさんの著書「スポーツ万能」な子どもの育て方 にこんなことが書かれていました。 文科省の調査によると、子どもの1週間…

「不合理だらけの日本スポーツ界」不足しているのは、子どもに伝える力

「どんな競技でも、どんなレベルでもいい。自分の愛すべき教え子に手を上げるような指導者が近くにいたとしたなら、問いただしてほしい。その行為は、自分が指導した結果に対するものであり、自分の指導者としての能力に向けて刃を振り下ろしていることにな…

「ママ、もう練習見に来ないで!」子どものサッカーとの関わり方を考えましょう 

今回はある動画をご紹介したいと思います。 youtu.be 引用元:オーバーユース ?オーバーケア?|nana the rider|note これはカナダのTRUE SPORTというコミュニティが制作したビデオだそうです。 試合後の車中、お父さんは、黙っている子どもに、次から次へ…

子どもの長所を伸ばすと短所が一緒に伸びていく。短所に注目すると長所が消えていく。

「欠点を克服しよう。できないことを頑張ろう。」 よく言われることです。 でも、息子のチームのコーチの短所へのアプローチはちょっと変わっています。 以前こんなふうに保護者に話してくれました。 「子どものできない部分ではなく、長所に注目し、 その特…

指導者と保護者に求められる見極める力

昨今、問題になる指導者の行き過ぎた指導、パワハラ問題に関して、私もこれまで何度も取り上げてきました。 しかしながら、何人かの指導者の方からは指導者の悪評ばかりを取り上げることで、指導者の風評を下げることにも繋がるのでは?という指摘をいただく…

日本のスポーツ界をボトムアップすべく挑み続ける24歳|木村友輔 Aruga株式会社代表

選手一人一人の育成をしたい指導者向けの個別育成マネジメントツールAruga(アルガ)がリリースされました。 私はこのサービスの前身となるシェアトレの時から代表の木村さんとは何度かお会いしていました。彼の日本のスポーツ界を底上げしたいという熱い想…

名門サッカー少年団の子どもが感情を殺されている話。「コーチに喜ぶなと言われています…」

先日、サッカー仲間たちとのフットサルに小学6年生の男の子がきてくれました。 大人と混ざってプレーしたいということで、主催者の仲間が受け入れたのですが、小学生の男の子は、ゴールしても喜ばないんです。いいプレーして大人が称賛しても喜ばない。 「ゴ…

子どもを信じて、待つこと。コーチの言葉が、子どもたちを育んでいることを実感する。

息子のサッカーチームのコーチは伸び悩む選手たちにこう声をかけます。 「うまくいかない、試合に出れない」そんな状況のときは、一見成長していないようにみえるけれど、内面では色んな変化が起きているよ。 木を思い浮かべてごらん。うまくいかないときは…

主体性を大切にするコーチが子どもたちを輝かせる

少年サッカーのハーフタイムの様子をみると、そのチームの色を垣間見ることができます。指導者の人間性や選手との関係性、選手同士の関係性……。 みなさんの周りのチームのハーフタイムを想像してみてください。監督が選手にかけている言葉や、選手の表情はど…

「岡田メソッドの魅力と指導者に求められる本質」 〜見違える成長を見せる子どもたち〜

サッカーの育成の世界でにわかに話題となっている 「岡田メソッド」 サッカー本大賞2020の特別賞、優秀作品をダブル受賞し、多くのメディアでも取り上げられています。 岡田メソッド posted with ヨメレバ 作者:岡田武史 出版社:英治出版 発売日: 2019年12月…

高校サッカー強豪校の子が訴える部活動の闇 

定期的に、中高生(たまに大学生)からメッセージをもらいます。 主に所属する部活動やクラブのことです。サッカーが上手くなる為のアドバイスを求められることが2割、残りの8割は指導者のパワハラや理不尽、意図のわからないトレーニングについてです。 今…

日本サッカーの未来へ向けてのヒントを探る。日系ブラジル人の通訳に聞いたサッカー文化を育むためにできること

©KAGOSHIMA UNITED FC J3鹿児島ユナイテッドFCでポルトガル語の通訳を勤めるダニーロさん。ブラジルと日本の文化を知るダニーロさんに日本サッカーの課題、未来についてお話を聞きました。日本サッカーがどのように発展していくべきか、改めて考えていきたい…

高校サッカーも、教育もきっと変えることができる

先日書いたnoteになかなか大きな反響がありました。 note.com Twitterでも多くの反応がありました。 とりわけ同じような問題を目の当たりにしている方の声が多かったです。 日本の教育は古いまま。なぜ変わらないのか サッカーだけでなく、あらゆるスポーツ…

スペインで危惧されている戦術偏重の傾向 「今のサッカー選手は戦術的すぎる」

スペインのレアル・ベティスのメソッド部門責任者パブロデルピノの話が面白かったので、ご紹介させていただきます。 スペインで指導に携わるTomizawaさんのTwitterはぜひチェックしてみてください。 今の選手は戦術的すぎる パブロデルピノ @76_pinoレアルベ…

U-17アルゼンチン代表コーチは言う「子どもたちの創造性は、自信を育むことで生まれる。」

アルゼンチンのU17のコーチがオンラインミーティングで話す内容がとても興味深かったので、翻訳してみました。 育成大国であるアルゼンチンには優秀な指導者がたくさん生まれます。 世界トップレベルで活躍する若手が生まれる土壌、指導者の価値観はどのよう…

秘境のフットボーラーたち 〜八ヶ岳グランデ・メセタ代表 田畑さんが語る「心を動かす表現者を育むこと」〜

失っているものの大切さに気づくとき 八ヶ岳・川上村にある秘境のフットボールクラブへ行ってきました。 大都会で生きていると、多くのデジタル情報を得られる代わりに、失ってしまうものもたくさんあります。 私たち人間は、弱い生き物です。 常に周りの人…

「大人が子どもたちの自主的に学ぶ機会を奪ってる」元リーベル監督、アンヘル・カッパの言葉が刺さる

アンヘル・カッパというアルゼンチンの名門リーベルの元コーチの言葉をご紹介したい。 海外ではトップクラブの指導者が育成年代の指導の問題、課題に言及することで大きな影響をもたらしています。 サッカー文化を育むには、子どもたちにサッカーの本質を伝…

子どもたちを育てたのは指導者ではなくストリートだった。子どもたちはストリートサッカーから生まれる宝だ。

ホースト・ウェインというアメリカ人のサッカー指導者をご存知の方は少ないと思います。 スペインで多大な影響力を持つアメリカ人のサッカー指導者です。 今回は彼のインタビュー映像をご紹介させていただきます。 子どもたちを育てたのは指導者ではなくスト…

ベトナムサッカーの可能性と日本サッカーの課題|井上寛太さんに聞いたサッカーと教育の話

ベトナムのハノイへサッカーの取材旅行に行ってきました。 経済発展と共に、アジアサッカーは急激に成長しているという話は至るところで耳にしてきました。 その中でも、ベトナムサッカーは注目すべきだと多くのサッカー関係者は言います。日本を超えるサッ…

ウルグアイで感じた日本サッカーの課題 〜サッカーは予測不可能なことに対して対応できる力が求められる〜

南米のウルグアイといえばルイス・スアレス(バルセロナ)、エディソン・カバー二(パリ・サンジェルマン)という世界的なストライカーが真っ先に出てきますが、これまで数多くのレジェンドを生み出しているサッカー大国です。フランチェスコリ、アルバロ・…