日本サッカーの問題
日本の街クラブでサッカーを指導するスペイン人の方のFacebookの投稿が考えさせられる内容だったのでご紹介させてください。 私自身、大学生の頃に日本のジュニアサッカーのコーチを経験し、おかしなことが罷り通っていることに気がついて、このブログでもた…
今回は、サッカー選手のアスリート化が育成年代に及ぼす影響について考えてみたい。 サッカー選手のアスリート化が強化されすぎて、テクニカルで天才肌の選手もアスリート性を求められて適応できずに辞めていく、サッカーが上手い選手よりも、サッカーがまあ…
先日、日系ペルー人の友人に誘われてフットサル大会に行ってきました。 私の住む神奈川県には日系人のコミュニティが多数あり、私が中南米一人旅から帰国した後に川崎で通訳のボランティアをしていた時に彼らのコミュニティに歓迎してもらってからの付き合い…
先日、こんな相談をいただきました。 小学4年生の息子が所属するサッカークラブなのですが、代表(監督)の暴言が酷いんです。更に子供うちでいじめ(無視したりパス出さないなど)もあるようで、サッカー好きの息子が辛そうにしています。別のコーチに監督…
先日、某高校サッカー部の生徒と話す機会があったのですが、こんなことを言ってたのが印象的でした。 「コーチが指導する日と、顧問が指導する日があるのですが、全然指導の仕方が違うんですよ。コーチは運動理論に基づいた指導や、戦術的なことまで分かりや…
子供のサッカーチーム選びって難しいですよね。 うちも5歳の年中の子供がいるのですが、どこのチームに入れるかとても悩みました。 こんな質問を見つけました。 年長 少年団のサッカーチームの検討でアドバイスください。 来年度1年生 サッカー初心者の息子…
前回、ジュニアサッカー大学から電子書籍「指導者のための【少年サッカー・コーチングの入門書】」を下記の記事でご紹介させていただきました。 keikun028.hatenadiary.jp 前回に続いて、書籍の中の一部を引用してご紹介させていただきます。 コーチとして指…
「サッカーママ: 息子をサッカー選手にと奮闘した12年間」先日、ご紹介したこちらの電子書籍から、コーチの息子さんへのハラスメントと言えるレベルのふるまい、そしてそれを目にした上で、親としての立場の難しさ、苦悩がリアルに伝わる内容でした。 一部…
フランスをはじめとした多くの国々でエリートシステムが機能しているのは、裾野に多くのダイヤの原石が転がっているからです。原石は作られるものではありません。雑草のように勝手に育ってくるものです。 そうした国々では、底辺のサッカーは文字通り好き勝…
サッカーが大好きだった少年がいました。彼は地元のクラブチームで才能を開花させ、将来のプロサッカー選手を夢見ていました。 少年はある日、新しいコーチがチームに加わったことで生活が一変しました。このコーチは厳格で冷酷な人物で、彼の指導は容赦なく…
サッカーコンサルタントの幸野健一さんが、カタールワールドカップの日本の快進撃に警笛を鳴らしました。Twitterで発信された投稿をご紹介します。 ワールドカップで戦ったドイツ代表やスペイン代表は、日本代表と同じレベルのチームを作ったら、何十チーム…
2022年4月、 日本中に衝撃を走らせた高校サッカー部の体罰問題。暴行動画に謝罪動画‥ 事件の真実については、ニュースで報道されていること、 部員たちにしか知りえないこと、学校にしか知りえないことなど、 様々な背景があるでしょう。 色んな実態が明らか…
2年前、名門と呼ばれる某高校サッカー部の生徒からDMをもらたのをきっかけに、オンラインで話を聞いた内容をnoteにまとめたところ、多くの反響がありました。 「監督にもコーチにも相談できない…」名門高校サッカー部の部員から聞いた指導者の実態|Kei_imai…
先日、子どもたちを恫喝するコーチの話を書きました。 「怒声、恫喝するコーチをそのままにしてはいけない。ジュニアサッカーから恫喝するコーチをなくしたい」 ↑この記事を読んでくださった方がこんなコメントをくれました。 とてもとても共感する内容だっ…
先日、お子さんのサッカーのことについて、某パパさんからメッセージをいただきました。 ジュニアサッカーの8人制の大会での出来事です。 公式戦での相手チームのコーチなのですが、入場から、自チームの整列が少しづれてるところから、恫喝がはじまり、選手…
【目次】 サッカーと影響力 退屈なゲームには「意思」がない サッカーを伝えるということ 意思を育む社会・教育 サッカーと影響力 日本と南米のサッカーの何が違うかといえば、「影響力」が違う。 南米や欧州は、人がサッカーに与える影響が、日本とは桁違い…
スペインの名門ビジャレアルの育成に携わる佐伯夕利子さんの記事を紹介させてください。 「負けたら怒られる」「罰則30周」など、ネガティブな外からの動機づけを避けるために頑張るのはおかしなことで、「より良いアスリートになりたい」というポジティブで…
52点差がついたサッカーの試合があったという。 www.sponichi.co.jp 試合をした選手たちが悪いわけではないということは、あらかじめ言っておきたい。 どんな気持ちでゴールを決め続けたのだろう、どんな気持ちでゴールされ続けたのだろう、どんな気持ちで試…
「近所で毎週自分の子供にサッカーのマンツーマンレッスンをしているパパがいるんだけど、スパルタ過ぎて子供が泣いちゃってて、ただの罰ゲームみたい」っていう話を立て続けに、まったく別々の人から聞いて驚いている。上手くなる前にサッカー嫌いになって…
「子どものサッカーで起こった嬉しいこと・悲しいこと」というアンケートをとっているのですが、こんな回答がありました。 接触プレーで足を怪我しました。普通に歩けるようには数日でなったのですが、走ると痛いので見学に。しかし、怪我しても我慢しながら…
高校2年生のサッカー部の子から相談をもらいました。 このような内容は事実確認が難しく、何とも言えないのですが、事実だとしたらこの発言をした指導者に大きな問題があることは間違いないでしょう。 これまでに似たような相談をいくつかもらっています。 …
子どもの頃、サッカーの天才と呼ばれるすごい才能を持った子が身近に2人いました。 ひとりはサッカー少年団の一つ上の先輩で、上手すぎてJ下部組織からスカウトされてチームを去ってしまいましたが、家が近かったのでよく公園で一緒にサッカーして遊びました…
高校時代にサッカー部のマネージャーをやっていた子から衝撃的なメッセージが届きました。 寝坊をして、それが連帯責任として、選手たちは罰走させられ、自分は罰走させられず、選手たちを励まさないといけないという状況を想像するだけで、怒りがこみ上げて…
Twitterを眺めていたら目に飛び込んできたツイート【ヤバい吹奏楽部の見分け方 15】。 運動部ではない吹奏楽部でこんなことが起こっているのかと驚いたのですが、このツイートで紹介されているヤバイ吹奏楽部の見分け方というのは、あらゆる競技の部活動に共…
「どんな競技でも、どんなレベルでもいい。自分の愛すべき教え子に手を上げるような指導者が近くにいたとしたなら、問いただしてほしい。その行為は、自分が指導した結果に対するものであり、自分の指導者としての能力に向けて刃を振り下ろしていることにな…
昨今、問題になる指導者の行き過ぎた指導、パワハラ問題に関して、私もこれまで何度も取り上げてきました。 しかしながら、何人かの指導者の方からは指導者の悪評ばかりを取り上げることで、指導者の風評を下げることにも繋がるのでは?という指摘をいただく…
先日、サッカー仲間たちとのフットサルに小学6年生の男の子がきてくれました。 大人と混ざってプレーしたいということで、主催者の仲間が受け入れたのですが、小学生の男の子は、ゴールしても喜ばないんです。いいプレーして大人が称賛しても喜ばない。 「ゴ…
先日、某高校サッカー部の生徒と話をする機会がありました。 「顧問の先生の考え方がちょっと古くて、体罰とかはないんですがボールを使った練習よりもフィジカルを鍛えることと精神力を鍛えることを重視する人で、とてもサッカーが上手くなるとは思えなくて…
定期的に、中高生(たまに大学生)からメッセージをもらいます。 主に所属する部活動やクラブのことです。サッカーが上手くなる為のアドバイスを求められることが2割、残りの8割は指導者のパワハラや理不尽、意図のわからないトレーニングについてです。 今…
子どもの意思を無視した「移籍問題」 新年度を控え、多くのチームで体験練習会などが実施されています。 少年サッカーの世界でも、選手本人の意思を無視した「移籍問題」があちこちで起こっています。 各チームの体験練習案内に添えられた、 「所属チームの…