大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る                    ※当ブログはプロモーションが含まれています

日本サッカーの問題

日本の少年サッカーに失望するスペイン人コーチの提言

日本の街クラブでサッカーを指導するスペイン人の方のFacebookの投稿が考えさせられる内容だったのでご紹介させてください。 私自身、大学生の頃に日本のジュニアサッカーのコーチを経験し、おかしなことが罷り通っていることに気がついて、このブログでもた…

サッカー選手のアスリート化が育成年代に及ぼす影響

今回は、サッカー選手のアスリート化が育成年代に及ぼす影響について考えてみたい。 サッカー選手のアスリート化が強化されすぎて、テクニカルで天才肌の選手もアスリート性を求められて適応できずに辞めていく、サッカーが上手い選手よりも、サッカーがまあ…

僕のチームは外国人の子どもが多いんだけど、大会に出るとなると外国人の子どもだけだと出られない… 日系ブラジル人の仲間から聞いた話を考える

先日、日系ペルー人の友人に誘われてフットサル大会に行ってきました。 私の住む神奈川県には日系人のコミュニティが多数あり、私が中南米一人旅から帰国した後に川崎で通訳のボランティアをしていた時に彼らのコミュニティに歓迎してもらってからの付き合い…

子供のサッカークラブ、移籍したくても簡単にできない…

先日、こんな相談をいただきました。 小学4年生の息子が所属するサッカークラブなのですが、代表(監督)の暴言が酷いんです。更に子供うちでいじめ(無視したりパス出さないなど)もあるようで、サッカー好きの息子が辛そうにしています。別のコーチに監督…

「指導法に根拠がなく、選手が納得できないまま(現役の)時間が過ぎていく…」ダルビッシュ選手の苦言に思う

先日、某高校サッカー部の生徒と話す機会があったのですが、こんなことを言ってたのが印象的でした。 「コーチが指導する日と、顧問が指導する日があるのですが、全然指導の仕方が違うんですよ。コーチは運動理論に基づいた指導や、戦術的なことまで分かりや…

小学生になる子供のサッカーチーム選びが難しい… チーム選びのアドバイスについて

子供のサッカーチーム選びって難しいですよね。 うちも5歳の年中の子供がいるのですが、どこのチームに入れるかとても悩みました。 こんな質問を見つけました。 年長 少年団のサッカーチームの検討でアドバイスください。 来年度1年生 サッカー初心者の息子…

子どもとの信頼関係ができていないコーチがサッカーを嫌いにさせてしまう

前回、ジュニアサッカー大学から電子書籍「指導者のための【少年サッカー・コーチングの入門書】」を下記の記事でご紹介させていただきました。 keikun028.hatenadiary.jp 前回に続いて、書籍の中の一部を引用してご紹介させていただきます。 コーチとして指…

サッカーコーチのハラスメント。忖度と意見が言えない親の立場について

「サッカーママ: 息子をサッカー選手にと奮闘した12年間」先日、ご紹介したこちらの電子書籍から、コーチの息子さんへのハラスメントと言えるレベルのふるまい、そしてそれを目にした上で、親としての立場の難しさ、苦悩がリアルに伝わる内容でした。 一部…

遊びを知らない、教育だけされた選手が量産されていくように見える

フランスをはじめとした多くの国々でエリートシステムが機能しているのは、裾野に多くのダイヤの原石が転がっているからです。原石は作られるものではありません。雑草のように勝手に育ってくるものです。 そうした国々では、底辺のサッカーは文字通り好き勝…

あるサッカー少年がサッカークラブを辞め、公園でもサッカー禁止され、サッカーを辞めた話

サッカーが大好きだった少年がいました。彼は地元のクラブチームで才能を開花させ、将来のプロサッカー選手を夢見ていました。 少年はある日、新しいコーチがチームに加わったことで生活が一変しました。このコーチは厳格で冷酷な人物で、彼の指導は容赦なく…

日本のサッカー文化発展に必要なこと。ドイツ、スペインに勝っても大きな課題は残っている

サッカーコンサルタントの幸野健一さんが、カタールワールドカップの日本の快進撃に警笛を鳴らしました。Twitterで発信された投稿をご紹介します。 ワールドカップで戦ったドイツ代表やスペイン代表は、日本代表と同じレベルのチームを作ったら、何十チーム…

「暴力でサッカーはうまくならない。この子を見捨てたら、 僕らは競技者とは言えない…」子どもたちの笑顔を守る大人が求められている

2022年4月、 日本中に衝撃を走らせた高校サッカー部の体罰問題。暴行動画に謝罪動画‥ 事件の真実については、ニュースで報道されていること、 部員たちにしか知りえないこと、学校にしか知りえないことなど、 様々な背景があるでしょう。 色んな実態が明らか…

「理不尽な連帯責任を取らされ強制退部」「監督の希望進路じゃなければ試合に出さない」こんな指導者の横暴は許してはいけない

2年前、名門と呼ばれる某高校サッカー部の生徒からDMをもらたのをきっかけに、オンラインで話を聞いた内容をnoteにまとめたところ、多くの反響がありました。 「監督にもコーチにも相談できない…」名門高校サッカー部の部員から聞いた指導者の実態|Kei_imai…

理不尽な社会に適応させるために、サッカーが犠牲になっている

先日、子どもたちを恫喝するコーチの話を書きました。 「怒声、恫喝するコーチをそのままにしてはいけない。ジュニアサッカーから恫喝するコーチをなくしたい」 ↑この記事を読んでくださった方がこんなコメントをくれました。 とてもとても共感する内容だっ…

怒声、恫喝するコーチをそのままにしてはいけない。ジュニアサッカーから恫喝するコーチをなくしたい

先日、お子さんのサッカーのことについて、某パパさんからメッセージをいただきました。 ジュニアサッカーの8人制の大会での出来事です。 公式戦での相手チームのコーチなのですが、入場から、自チームの整列が少しづれてるところから、恫喝がはじまり、選手…

サッカーと、感情表現と、意思の強さと、影響力。日本とサッカー大国の違い

【目次】 サッカーと影響力 退屈なゲームには「意思」がない サッカーを伝えるということ 意思を育む社会・教育 サッカーと影響力 日本と南米のサッカーの何が違うかといえば、「影響力」が違う。 南米や欧州は、人がサッカーに与える影響が、日本とは桁違い…

高校で選手権に出るようなレベルの子たちでも「大学でまでサッカーをしたくない」と言う

スペインの名門ビジャレアルの育成に携わる佐伯夕利子さんの記事を紹介させてください。 「負けたら怒られる」「罰則30周」など、ネガティブな外からの動機づけを避けるために頑張るのはおかしなことで、「より良いアスリートになりたい」というポジティブで…

52点差がつくサッカーの試合が健全であるわけがない

52点差がついたサッカーの試合があったという。 www.sponichi.co.jp 試合をした選手たちが悪いわけではないということは、あらかじめ言っておきたい。 どんな気持ちでゴールを決め続けたのだろう、どんな気持ちでゴールされ続けたのだろう、どんな気持ちで試…

親がスパルタで子どもを鍛える光景に感じる危惧。サッカーを教育に使ってはいけない。

「近所で毎週自分の子供にサッカーのマンツーマンレッスンをしているパパがいるんだけど、スパルタ過ぎて子供が泣いちゃってて、ただの罰ゲームみたい」っていう話を立て続けに、まったく別々の人から聞いて驚いている。上手くなる前にサッカー嫌いになって…

「いつもあいつは痛がってどうせウソだろ」と放置…。子どもの怪我を軽視してはいけない

「子どものサッカーで起こった嬉しいこと・悲しいこと」というアンケートをとっているのですが、こんな回答がありました。 接触プレーで足を怪我しました。普通に歩けるようには数日でなったのですが、走ると痛いので見学に。しかし、怪我しても我慢しながら…

大人に相談しにくいという問題。「お前が倒れて死んだら俺のせいになる…」という監督の話

高校2年生のサッカー部の子から相談をもらいました。 このような内容は事実確認が難しく、何とも言えないのですが、事実だとしたらこの発言をした指導者に大きな問題があることは間違いないでしょう。 これまでに似たような相談をいくつかもらっています。 …

サッカーがめちゃ上手いのに、サッカーをやらない理由。

子どもの頃、サッカーの天才と呼ばれるすごい才能を持った子が身近に2人いました。 ひとりはサッカー少年団の一つ上の先輩で、上手すぎてJ下部組織からスカウトされてチームを去ってしまいましたが、家が近かったのでよく公園で一緒にサッカーして遊びました…

連帯責任でサッカーがトラウマになった子

高校時代にサッカー部のマネージャーをやっていた子から衝撃的なメッセージが届きました。 寝坊をして、それが連帯責任として、選手たちは罰走させられ、自分は罰走させられず、選手たちを励まさないといけないという状況を想像するだけで、怒りがこみ上げて…

「ヤバイ部活動の見分け方」強豪チームによくある異常な問題

Twitterを眺めていたら目に飛び込んできたツイート【ヤバい吹奏楽部の見分け方 15】。 運動部ではない吹奏楽部でこんなことが起こっているのかと驚いたのですが、このツイートで紹介されているヤバイ吹奏楽部の見分け方というのは、あらゆる競技の部活動に共…

「不合理だらけの日本スポーツ界」不足しているのは、子どもに伝える力

「どんな競技でも、どんなレベルでもいい。自分の愛すべき教え子に手を上げるような指導者が近くにいたとしたなら、問いただしてほしい。その行為は、自分が指導した結果に対するものであり、自分の指導者としての能力に向けて刃を振り下ろしていることにな…

指導者と保護者に求められる見極める力

昨今、問題になる指導者の行き過ぎた指導、パワハラ問題に関して、私もこれまで何度も取り上げてきました。 しかしながら、何人かの指導者の方からは指導者の悪評ばかりを取り上げることで、指導者の風評を下げることにも繋がるのでは?という指摘をいただく…

名門サッカー少年団の子どもが感情を殺されている話。「コーチに喜ぶなと言われています…」

先日、サッカー仲間たちとのフットサルに小学6年生の男の子がきてくれました。 大人と混ざってプレーしたいということで、主催者の仲間が受け入れたのですが、小学生の男の子は、ゴールしても喜ばないんです。いいプレーして大人が称賛しても喜ばない。 「ゴ…

某高校サッカー部の生徒から聞いた「連帯責任による罰走は”いじめ”のきっかけになる」という話

先日、某高校サッカー部の生徒と話をする機会がありました。 「顧問の先生の考え方がちょっと古くて、体罰とかはないんですがボールを使った練習よりもフィジカルを鍛えることと精神力を鍛えることを重視する人で、とてもサッカーが上手くなるとは思えなくて…

高校サッカー強豪校の子が訴える部活動の闇 

定期的に、中高生(たまに大学生)からメッセージをもらいます。 主に所属する部活動やクラブのことです。サッカーが上手くなる為のアドバイスを求められることが2割、残りの8割は指導者のパワハラや理不尽、意図のわからないトレーニングについてです。 今…

「お前なんか、そのチームに行ったって試合出れないからな」子どものチャレンジを応援できる指導者が求められている

子どもの意思を無視した「移籍問題」 新年度を控え、多くのチームで体験練習会などが実施されています。 少年サッカーの世界でも、選手本人の意思を無視した「移籍問題」があちこちで起こっています。 各チームの体験練習案内に添えられた、 「所属チームの…