大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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子どもを信じて、待つこと。コーチの言葉が、子どもたちを育んでいることを実感する。

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息子のサッカーチームのコーチは伸び悩む選手たちにこう声をかけます。

 

「うまくいかない、試合に出れない」
そんな状況のときは、一見成長していないようにみえるけれど、内面では色んな変化が起きているよ。

木を思い浮かべてごらん。
うまくいかないときは、根を深く深く伸ばしているときだ。
土の上では、枝葉がおち、木が枯れていくように見えるけれど、本当は花を咲かせるための準備をしている。

大きな幹になるには根が太く、深くないとすぐ倒れてしまうだろう?
うまくいかないときは、根を深く伸ばすため、黙々と目の前のことに取り組んでごらん。

 

コーチの言葉はいつも魔法のようです。
子どもたちは、その言葉を信じ、決して腐ることなく、根気よくトレーニングを続けます。

息子も、チームメイトについて話すとき、
「最近○○、調子が悪い」などとは言いません。

「あいつ、もうすぐ、伸びる時だから」と言います。選手同士が互いを認め、信頼していることが伝わってきます。

 

「うまくいかないときは、目に見えない部分が成長している」

 

このことは選手より、私たち保護者が心に留めておかないといけないことなのかもしれません。

がんばっている我が子が、思うように試合にでれない、うまくなっていない。
親としても見ているのが苦しいです。

でも、そんなとき、親は、その子がいま根を深く伸ばしているときなんだと、じっと見守る必要があるんだと思います。

 

以前、アドラー心理学の「嫌われる勇気」より、「課題の分離」という考え方をご紹介しました↓

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嫌われる勇気

嫌われる勇気

  • 作者:岸見一郎/古賀史健
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2013年12月13日頃

子どもが試合に出れない、うまくいかない。
でも、最終的にその結果を受け止めるのは誰なのか。
それが誰の課題かを考えたとき、それは選手自身の課題です。
そうであれば、親は口を出さない。

 

例えば、選手の体づくりのための食事のサポートや、上手くいかない時に子どもから助言を求められれば、それは親と子の共通の課題になり、親ははじめてそこで手を貸してあげることができます。

ですが、それまでは、子どもの課題は子どもの課題。親のできることはありません。


唯一出来るのは、子どもの成長を待ち、見守ること。

 

子どもの課題に、親が介入し、焦り、たくさんのことを与えようとしてみたり、自主練習を義務づけてみたり、ましてコーチの指導に不満をぶつけることは、選手が自らの力で伸びようともがき、今まさに成長しようとしているのを邪魔をしてしまうのかもしれません。

 

親の焦りや悲しみは子どもたちに伝わります。
それは、うまくいかず頑張っている選手の重荷となり、子どもたちを余計に苦しめるかもしれません。

 

「待つ」というのは親としての最も大切な資質なんだと思います。

成長するためには、うまくいかない時期、失敗は不可欠です。

 

脳科学の専門家である黒川伊保子さんは、著書の中で、「そもそも脳内には天文学的な数の回路が内在しており、未熟な脳はひとつの入力に対していくつもの答えを出してくる」と言っていました。

だから失敗をします。間違えます。

しかし、経験を重ねて、十分に成功と失敗を繰り返すと、脳内の回路にしっかりと優先順位が出来ているから、とっさに「本質的な間違いのない答え」が出てくる。

そして、失敗を重ねた脳ほど、その失敗が心に痛いほど、脳はセンスとつかみがよくなるそうです。

 

失敗や挫折は決して悪いものではなく、子どもたちが深く根を張り、大きな幹を育てているときだと理解し、我が子の強さを信じ、コーチを信頼し、親は自分の課題に集中する。

親のその姿勢が、何よりも、子どもの成長に繋がるのかもしれません。

 

プロフィール

サッカー少年の子どもを持つ母

子どもたちをもっと笑顔にするためには大人が変わらないといけない…

本には大人が変わるヒントがたくさん散りばめられています。

大人の心を育む本をご紹介していきます。

 

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