大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る                    ※当ブログはプロモーションが含まれています

日本サッカーと海外サッカーの違い

ドイツの1FCケルン愛に溢れたガイドさん。日本の子ども達に還元していけること 〜ドイツレポートvol.3〜

私は6才の時に学校のクラスで観戦に来て、その時にファンになったんだ。当時観に来たクラスメートの殆どはケルンサポーターになって、ならなかった何人かは既に他のチームのファンだったんだ。 かの有名な1FCケルンのスタジアム見学で、ガイドのアンディおじ…

ドイツの育成指導者が大切にしていること。「子どもたちに共感すること」〜ドイツレポートvol.2〜

日本人として地域のクラブに溶け込み、子ども達に「アイ!」「アイ!」と親しげに呼ばれる姿は誰からみても妬けてしまうぐらいに、慕われていたケルン市のDJKズードウェストクラブ指導者の吉泉愛さん。 日本人指導者たちのために、 スペシャルトレーニングと…

ドイツの子ども達の試合会場での保護者の振る舞いから学んだこと 〜ドイツレポートvol.1〜

8/18~25の日程で、ドイツ北部辺りに位置するノルトライン=ヴェストファーレン州地域のサッカーグラスルーツ環境の視察研修に参加してきました。(池上正さんの企画ツアーでした) 主には指導者向けの行程でしたが、保護者としても子ども達の試合環境やクラ…

子どものサッカーの補欠を減らし、複数チームに登録してプレーできる環境を

セルジオ越後さんの著書「日本サッカ-と「世界基準」より引用させていただきます。 1972年、初めて日本の土を踏んだわたしは、子どもたちのサッカーを見て唖然としました。強豪と呼ばれる高校の練習を見に行くと、ボールを使って練習している生徒より、ゴー…

子供の可能性とは。大人の視点=思考が子供の可能性を広げる

今回お伝えするのはドイツで感じた子供の可能性の感じ方と大人の視点=思考についてです。息子のチームにどういう選手が集まっているかをキーに、またコーチの言葉の中から感じた事と合わせてお伝えしたいと思います。 1.個性だらけの息子のチーム 息子のチー…

日本と海外の思考=気質の違い。違いを知り、そして自分達を知る事の重要性。

以前「言語と思考の繋がり、そしてサッカーとの繋がり」 という内容を寄稿し、その中で「言語は思考と繋がっている、つまり言語の違いで思考も変わる」という事を書かせていただきました。これについては子供達が言語(ドイツ語)を身に付けてから気づいたこ…

日本のサッカーは「ハイコンテクスト」であるが故に難しい

僕らはリフティングの回数、コーンドリブルのスピードなど、あらゆるボール扱いのテクニックを競ってきた。 時に、宿題を出され、目標設定をされ、それをクリアすることに喜びを見出しながら、テクニックを磨いてきた。 それは、試合に勝利するという目標と…

いのちを燃やすようなフットボール、生命力あふれるフットボール

Hay que ser vivo!! スペイン語で、「生きなければならない!」 直訳するとそのような意味になるけれど、生き生きとしていなければならない、とか、活力が漲っていなければならない、とか、命を燃やさねばならない、などというニュアンスがあるように思う。 …

全員が試合に出場する為には、マインドとそれを支える仕組みが重要。

先日「1分も出場機会がないこどもたちの話。試合に出る機会は全員に与えられなければいけません。」の投稿を読みました。日本ではまだまだこのような現状があるのだと残念に感じましましたし、このような事は子供からサッカーの楽しみもモチベーションも成長…

サッカーとコミュニケーション文化の関係。コミュニケーションの違いとサッカーの違い

先日の日本対ガーナの試合をテレビ観戦していたら、解説の方がこんな話をしました。 「日本の選手たちにブラジル戦の印象を聞いたら、ブラジルの選手たちは常に声を掛け合ってコミュニケーションをとっていたのが印象的だったと言っていました。と ブラジル…

王国ブラジルのサッカーの圧倒的な巧さ。1人で2、3人相手にできるブラジル人

キリンチャレンジカップのブラジル戦。新国立競技場にて現地観戦してきました。 全体を俯瞰して観れる席で、両チームのポジショニング、オフザボールの動きなども確認しながら、とても有意義な観戦だったので、この試合を観て感じたことを書いておこうと思い…

サッカーとボール遊びは違う。ブラジルではジョガボーラとフチボウは別のもの。

先日、ブラジル在住のサッカージャーナリスト大野美夏さんとオンラインでお話させていただいて、日本サッカーのこと、ブラジルサッカーのこと、たくさんお話ししました。詳細は現在準備中のnoteマガジンで書く予定なのですが、今回は美夏さんのTwitterの投稿…

元U17メキシコ代表監督に聞いた、東京五輪サッカー日本代表と課題

東京オリンピックで日本と対戦した国は、日本のサッカーをどのように見たのでしょうか。 日本サッカーは世界に近づいているのか、まだ世界は遠いのか、客観的にどう見えるのでしょうか。 今回ご縁をいただき、元U17メキシコ代表監督マリオ・アルテアガ氏にお…

サッカーの育成にはもっと余白が必要。子どもたちに余白がなさすぎる問題

アルゼンチンといえば亘崇詞さん。 名門ボカジュニアーズに所属した経歴があり、アルゼンチンサッカーを熟知した方である。その亘さんの著書、アルゼンチンサッカーの思考力 という本がとても面白いのでご紹介したい。 日本のサッカー文化を育んでいく為に、…

元U17メキシコ代表監督マリオ・アルテアガ氏に聞いた、日本サッカーの可能性

17歳以下の元メキシコ代表監督であるマリオ・アルテアガさんにお話を聞く機会を得ました。 ユース世代の世界大会では毎回優秀な成績をおさめ、欧州の強豪チームのスカウトもメキシコの若手選手には常に注目していると言われています。 そんな育成大国メキシ…

指導者と保護者に求められる見極める力

昨今、問題になる指導者の行き過ぎた指導、パワハラ問題に関して、私もこれまで何度も取り上げてきました。 しかしながら、何人かの指導者の方からは指導者の悪評ばかりを取り上げることで、指導者の風評を下げることにも繋がるのでは?という指摘をいただく…

日本サッカーの未来へ向けてのヒントを探る。日系ブラジル人の通訳に聞いたサッカー文化を育むためにできること

©KAGOSHIMA UNITED FC J3鹿児島ユナイテッドFCでポルトガル語の通訳を勤めるダニーロさん。ブラジルと日本の文化を知るダニーロさんに日本サッカーの課題、未来についてお話を聞きました。日本サッカーがどのように発展していくべきか、改めて考えていきたい…

静岡学園からブラジルへ!神田凜星選手に聞いた、日本サッカーとブラジルサッカーの違いとは 

先日、全国高校サッカー選手権大会で、24年ぶりの優勝を果たした静岡学園。 その静岡学園サッカー部OBで、現在ブラジルでプレーする一人の若者を紹介させていただきたい。 性格も、プレースタイルも独特で、日本人離れしたリズムでゲームを操る若者に、サッ…