ホースト・ウェインというアメリカ人のサッカー指導者をご存知の方は少ないと思います。
スペインで多大な影響力を持つアメリカ人のサッカー指導者です。
今回は彼のインタビュー映像をご紹介させていただきます。
子どもたちを育てたのは指導者ではなくストリートだった
"指導者の技術より実戦(どのようにサッカーをプレーするか)の方が大事。子供の脳を刺激し、発達させる必要がある。しかし、実際子供達がプレーするとき、常に外から大人達の情報が入ってくる。なぜならサッカーは複雑で色々な情報が必要だから。しかし30年前のスター達は、ストリートで自由にプレーし_ https://t.co/e3xHNzVjQI— AozoraKishimoto 岸本青空 (@1018Baggio) May 14, 2019
自分たちの脳の8%しか使うことが出来ていない。脳は人間の身体の中で最も重要な筋肉である。私達は120年間身体の全ての筋肉をトレーニングしてきたが、最も重要な部分(脳)を忘れていた。"
— AozoraKishimoto 岸本青空 (@1018Baggio) May 14, 2019
サッカーは教えることであると、エスパニョールU13のコーチは言いました。FCバルセロナのスクールコーチも同様のことを言っていました。
スペイン人の指導者の多くはこのように答えます。
日本人の受動的な国民性を考えると、教えるアプローチよりも引き出すアプローチの方が求められると思いますが、スペインをはじめ海外の多くの子どもたちは自己主張の塊です。制御しないとバランスを取れないということを考えると、「教えるのが当たり前」というのも理解できます。しかし、それも第三者(アメリカ)から見ると少々過剰に映るのかもしれません。
ホースト・ウェインさんの言葉は、そんなスペインの育成文化に一石を投じた人物であるとスペインで指導を学ぶ仲間は言います。
サッカーにおいて、最も大切なことは好奇心から生まれる探究心なのだと思います。
「子どもたちはストリートサッカーから生まれる宝だ。」と言うホースト・ウェインさんの言葉がそれを物語っていると思います。
これはサッカーの指導者のみならず、子どもを持つ親、人材教育に携わる全ての人が大切にしなければならないことだと思います。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…