今回はある動画をご紹介したいと思います。
引用元:オーバーユース ?オーバーケア?|nana the rider|note
これはカナダのTRUE SPORTというコミュニティが制作したビデオだそうです。
試合後の車中、お父さんは、黙っている子どもに、次から次へと言葉をぶつけます。
「真剣にプレーせず、君は友達と遊びたいだけのように見えるよ」
「時間の無駄だから次の試合は行かなくていい。」
「君はコーチやお父さんの時間も無駄にしているんだ」
「だからいつもベンチなんだよ」
「プレーを続けたいなら、もっと反省するんだ」
そして、この動画の最後に出てくるコピーはこうです。
「70% of kids quit sports before high school.
because it isn't fun anymore.」(子どもたちの70% が高校に上がる前にスポーツから去っていく。なぜなら、 それまでにスポーツを楽しむことができなくなってしまうからです )
みなさんは、どのように感じたでしょうか。
以前、友人から、こんな話を聞きました。
彼女にはサッカーをする小学生の娘がいます。
少年団で男の子のなかでプレーする娘さん。ママも、 彼女の頑張る姿を見たくて、いつも応援にいきます。
ある日、応援に行った友人は、娘さんに声をかけました。
「〇〇ちゃん、もっとここを頑張った方がいいんじゃない?」
それを聞き、ほっぺたを膨らませた彼女は、 お母さんに言いました。
「ママ、もう練習見に来ないで!」
友人は、それを聞き、本当に反省したそうです。
娘さんにそう言われ、友人は、
「サッカーを通じて、 こんなに私の人生を豊かにし、 楽しませてくれる子どもたちに感謝しなくてはいけないな」
と思うようになり、子どもがうまくいかないときも、 うまくいっているときも、
「いつも楽しませてくれてありがとう」
という気持ちで子どものプレーを見るようになったそうです。
元日本代表サッカー選手で現在は指導者としてご活躍される風間八宏さんが、以前、「サカママ」のインタビューの中で「子どもの試合が見られることに感謝すべき」と話していました。
子どもが上手くやってくれることを考えるよりも、 試合を見させてもらえることに感謝したらいいと思うのです。 だって、子どものサッカーの試合を見るときほど、 興奮するようなことって日常生活にないじゃないですか。
成功してくれたら嬉しくて仕方がないですし、 失敗したらすごく悲しいし。 それを親子で一緒に楽しめるわけですから、 全部ひっくるめて今日は楽しみに来たと考えるのが一番だと思います。
引用元:「子どもの試合が見られることに感謝すべき」風間八宏さんの育成論とは?(後編) | サカママ
子どもたちは、お父さんお母さんが大好きで、 お父さんお母さんの笑顔が大好きで、
「カッコよかったよ」
って言ってもらいたいはずです。
「いつもサッカーで楽しませてくれてありがとう」
そんな気持ちで、子どもたちを応援することを忘れないでいたいと思います。
ライタープロフィール
サッカー少年の子どもを持つ母
子どもたちをもっと笑顔にするためには大人が変わらないといけない…本には大人が変わるヒントがたくさん散りばめられています。大人の心を育む本をご紹介していきます。
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