Twitterを眺めていたら目に飛び込んできたツイート【ヤバい吹奏楽部の見分け方 15】。
運動部ではない吹奏楽部でこんなことが起こっているのかと驚いたのですが、このツイートで紹介されているヤバイ吹奏楽部の見分け方というのは、あらゆる競技の部活動に共通することだと思いました。
そのツイートをご紹介させていただきます。
【ヤバい吹奏楽部の見分け方 15】
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
この春中学や高校に入る人たちやその保護者のために「ヤバい吹奏楽部の見分け方」というのを 15 個挙げてみました。「あんな部活入るんじゃなかった」「あの吹奏楽部のせいで音楽嫌いになった」とならないために、ご一読お願いします。
ヤバい吹奏楽部の見分け方1:県大会銀賞以上くらいの成績は収めている
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
吹奏楽コンクールは指導者コンクール、さらには「支配者コンクール」と言っていいくらいの異常な存在。そこで良好な成績を収めているということは、それだけ顧問による「生徒の心身の支配」がうまくいっているということ。
ヤバい吹奏楽部の見分け方2:勧誘時、先輩たちがやたらと優しい
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
吹奏楽部に入ろうとした時の先輩たちが異様に優しい。しかも、多くの先輩たちが入れ替わり立ち替わり勧誘の文句を必死に述べてくる。それは新入部員が少ないと顧問が理不尽に怒るので、なんとか入部させようとしているだけ。
ヤバい吹奏楽部の見分け方3:その先輩たちの目つきが変だ
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
そんな先輩たちの目を見ると、カルト宗教やマルチ商法の人の様に「ガラス玉が顔に張り付いたような目つき」をしてる。具体的には、対面で話をしているのに視線が自分の顔で焦点を結んでおらず、その後方5mに合っている感じ。
ヤバい吹奏楽部の見分け方4:顧問と話す際に先輩が異様に緊張してる
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
生徒を支配できた顧問は生徒たちにとって「神様」と同じ。顧問と話をする先輩が変に直立不動だったり、声が妙に上ずっていたり、頭を下げる角度が異様に深かったりなど、明らかに他の先生と話す時と違う様子なら要注意。
ヤバい吹奏楽部の見分け方5:顧問が音楽以外のことに異常に口うるさい
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
音楽以外の「あいさつ」「返事」「掃除」などについて口うるさく言い、「この部で学ぶのは音楽だけじゃない」と強調する。そんな顧問が育てたいのは「音楽好き」「楽器の演奏が出来る子」などではなく、「自分に忠実な奴隷」だ。
ヤバい吹奏楽部の見分け方6:部員の返事が音程まで揃っている
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
顧問の指導のたまもので、すっかり部員たちが顧問の支配下に置かれた結果、 返事のタイミングだけでなく声の高さまで揃うようになる。ちなみにその返事は強制されているだけのものなので、理解しているか否かは二の次。
ヤバい吹奏楽部の見分け方7:演奏中のアクションまで無駄に揃っている
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
金管楽器が演奏しながら同じタイミングでベルを上げる、楽器を構えるタイミングが一緒だ、等は序の口。演奏者が同じサイクルで同じように身体をくねらせて演奏するバンドもある。...そのための練習をしたの?
ヤバい吹奏楽部の見分け方8:顧問が「一丸」「連帯責任」と言いがち
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
異なる感性を持っている子どもたちを無理矢理枠に押し込めるのがこの「全員一丸となる」なる魔法の言葉。さらに「連帯責任」が出てきたらもう確実。コンクールで勝つために部員個々の感情までも一律化し支配しようとしている。
ヤバい吹奏楽部の見分け方9:顧問の感情コントロールが効かない
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
普段怖いのに感激するとやたら泣く、怒りはじめると手に負えないなど、顧問が異常なくらいに感情の起伏が激しいのは、その緩急で生徒を支配するため。暴力的な厳しさの中に数%の優しさを混ぜるのは DV と同じ手法。
ヤバい吹奏楽部の見分け方 10:顧問は中学高校時代の吹奏楽経験者
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
常々言っているように、学校吹奏楽の主役は顧問。その顧問が中高時代に吹奏楽部にいたのなら、「主役になることを夢見て教員になった」人である。その指導は自分が中高生の時の「昭和」「平成初期」のまま行うことになりがち。
ヤバい吹奏楽部の見分け方 11:顧問の経歴がなんかおかしい
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
部活で実績を残す教諭はヘッドハンティングされる。私立に多いが、中学教諭から市立高教諭になったという場合もある。市立高で市採用の教員は異動がなく顧問として居続け、長期独裁政権になる。公立校だからと安心できない。
ヤバい吹奏楽部の見分け方 12:OB又は顧問の元教え子がやたら出入りする
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
合奏時やイベントで「顧問や自校をやたら褒め称える知らない大人」が偉そうに話をしてたら要注意。こういう輩は「第2顧問」「顧問の手先」と呼ばれる困った人。 顧問や自校への愛が時に暴走し、不愉快な事件を起こしがち。
ヤバい吹奏楽部の見分け方 13:変わった楽器がある
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
この財政難のご時世にハード系が充実しているとすれば、その吹奏楽部は学校の広告塔として機能し、余計なプレッシャーをかけられてる可能性あり。「コントラバスクラ」「コントラファゴット」「ハープ(2人以上)」等がステージ上にいたら要注意。
ヤバい吹奏楽部の見分け方 14:個人の楽器購入にまで口だし
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
「サウンドを統一するため」に、楽器のメーカーだけでなく機種や仕上げ(銀メッキかラッカーか)まで揃えようとし、「買うならこれを買え」と指定してくる学校もあるらしい。私物備品関係なしに同じ機種の楽器が揃っていたら要注意。
ヤバい吹奏楽部の見分け方 15:平等で実力主義だけど自由がない
— ヤマザキ (@yamazaki410623) 2021年2月19日
一見平等で実力主義。上手ければ先輩を抜いて後輩がレギュラーになることもある。その一方自由はなく、部内恋愛や休み中の家族旅行ですら禁止。もし破ればレギュラー剥奪の罰。その理由は「部員は『平等に』顧問の奴隷だから」。
これを読んで、過激、誇張だと思われる方もいそうですが、私自身もこのような先生は何人も見てきました。育成年代のサッカーに携わってきて、たくさんのチームを見てきました。少年団の監督、中高サッカー部の顧問やコーチ、サッカー以外でも自身の学生時代を振り返っても側から見ていて恐ろしかったのは、高校時代の野球部の顧問、少年野球チームの監督、バスケ部の顧問などはいまでは傷害事件になりかねないことも多々ありました。ですから「ヤバイ部活動の見分け方」としてこのツイートは参考になると思います。
ここでも書かれているように、ちょっと実績があるチームに多いです。サッカーに限って言えばこれまで書いてきた記事も下記に貼っておきますが、なかなか多くの問題を身を以て感じています。
スペインの名門ビジャレアルで世界最先端の育成指導を経験された佐伯さんも著書で問題提起されています。
日本のスポーツ指導の現場では絶対君主的な制度が蔓延しているうえに、企業のなかで上司に当たる人たちも部下に対し「ちゃんとやれ」「なんでできないんだ」と圧迫して指導する。それがすでにパワーハラスメントの域に突入していることに本人たちだけ気づいていない…
サッカーに限らず、あらゆる部活動においてこの傾向があると思います。
元バレーボール日本代表の益子さんもこのような理不尽で子どもを壊してしまう指導に対して発信されています。
『怒って怒って追い込んで追い込んで、そこから這い上がってきたのが真の根性だ!』と言っている指導者さん、本当にそうでしょうか。人に与えられた厳しさは、私はなんの自信にも繋がりませんでした。自ら考え自ら厳しい環境を作り、チャレンジし継続することが、本当の成長ではないか#主体性#自主性
— 益子直美 (@masukonaomi) 2021年2月19日
私たちは、子どもたちの為に少しでもおかしな教育を変えていかないといけません。私たちはあまりにもおかしいことをおかしいと言えなかったのだと思います。その結果がいまの子どもたちを苦しめているのかもしれません。
当たり前のことを当たり前にしていく、それだけのことなのに。。
世の中そんなもの、、仕方がない、、という人たくさんいます。
そんな中で、ちょっと勇気を出して発言すると、途端に仲間がいなくなる。。そんな話も聞きます。でも、必ず理解を示してくれる人はいます。
スタンスを変えなければ、少しづつ変わっていきます。
おかしいことをおかしいと言い続ければ、おかしいことがおかしくなることはありません。
私は発信し続けていきます。できることを少しづつ…