大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る                    ※当ブログはプロモーションが含まれています

サッカー育成年代

選手を見る時に、私が大切にしていること。それは「欠点を見ない」ということ

風間八宏氏の著書『超「個」の教科書 -風間サッカーノート』より↓ 選手を見る時に、私が大切にしていることがあります。それは「欠点を見ない」ということです。 多くの人は、良いところよりも悪いところに目がいきがちです。 「技術的にはうまいけど、線が…

打ちのめされた時に這い上がれる“エンジョイ”の強さ。楽しむことと勝つことは矛盾しない。

日本のハラスメントが何故なくならないか、についての記事を読みました。 日本のグラスルーツの指導の現場について、大切なことが沢山書かれていました。 色々と思うことはあったのですが、最後の最後で話題になっていた「エンジョイ」について以前から思う…

子どもがプロフェッショナルファールを理解している国とそうでない国を分けるもの

以前、「理不尽な社会に適応させるために、サッカーが犠牲になっている」という記事でご紹介させていただいた日本からドイツに移住したNさん(サッカーママさん)とやりとりをさせていただいているのですが、毎回示唆に富んだ内容になるんです。 このNさんと…

怒声、恫喝するコーチをそのままにしてはいけない。ジュニアサッカーから恫喝するコーチをなくしたい

先日、お子さんのサッカーのことについて、某パパさんからメッセージをいただきました。 ジュニアサッカーの8人制の大会での出来事です。 公式戦での相手チームのコーチなのですが、入場から、自チームの整列が少しづれてるところから、恫喝がはじまり、選手…

安心感で人を動かすコーチと、恐怖心で人を動かすコーチ

「新・コーチングが人を活かす」という本にこんなことが書かれていました。 コーチとは「人の主体的な行動をうながせる人」「相手の中にある情報を一緒に探索、発見し、未来に向けた原動力に昇華することのできる人」 コーチングの基本的な哲学は〝安心感で…

鎌田大地選手の脱力プレーは、育成年代のヒントになる。子供たちに余計な力が入りすぎてしまう原因は…

サッカー日本代表(@jfa_samuraiblue)Twitterより キリンチャレンジカップのパラグアイ戦、日本は南米の難敵を相手に素晴らしいプレーで勝利しましたが、とりわけ印象に残ったのが鎌田大地選手のプレーでした。 #キリンチャレンジカップ 2022#日本 × #パラ…

日本でサッカーをする子供たちの練習量は異常。サッカー以外の多くを犠牲にしすぎている

鎌倉インターナショナル監督の河内一馬氏の著書「競争闘争理論」の一部を抜粋してご紹介させていただきます。 練習量が異常な日本の子供たち 日本でサッカーをする子供たちに与えられている練習量は、1年間における日数の観点から見ても、1日における時間の…

「出来なかったのに楽しいとか最高だね」 保護者の変化が子どもを変える 鍵を握るのは大人たち。

月に1、2回。サッカーの練習会を企画しています。魔法の練習会、奇跡のレッスンと呼んでくれる人もいます。 keikun028.hatenadiary.jp きっかけは、友人のお子さんのための企画でした。見違える子どもたちの変化に、噂を聞いた子達が集まってきます。 変わ…

「監督、ちょっと作戦ボード貸りていいですか?」青森山田中学サッカー部監督が語る、松木玖生選手の中学時代の衝撃エピソード。

ピッチで自立した選手を生み出すことが、日本のイエスマン量産型(学校)教育文化の中ではとても難しいと感じています。もう何十年も一部では危惧され続けていることですが、まだまだ日本の教育の根幹は変わっていないように思います。 サッカーの育成年代の…

エコロジカルアプローチと、ストリートサッカー。ブラジルからいい選手が量産される理由

ブラジルからいい選手が量産される理由ってなんだろうと考えたことがありましたが、やっぱり道路で裸足でプレーすることで養われるテクニックなんだろうと、昔から言われていたし私自身も漠然とそう思っていました。 でも、ストリートサッカーのなにが、どの…

三浦知良選手の語る「子供時代、どんな指導よりも雄弁だったこと」

三浦知良選手の著書「カズのまま死にたい」より、一部を抜粋してご紹介させていただきます。 子供に刻まれる印象 「ドリブルで全員抜いて、シュートしろ」。小学生のころそう教わった。失敗をとがめられもしなかった。「取られるまでドリブルしていいぞ」と…

「心」が変わり、見違える変化を見せる子どもたち。

不定期で、サッカーの練習会を行っています。 「魔法の練習会」「奇跡のレッスン」と呼んでくれる人もいます。 keikun028.hatenadiary.jp 練習会には、チームで苦しい思いをしていたり、 成長のきっかけが欲しい子どもたちが集まってきます。 今回は、見違え…

「サッカーピラミッドの底辺から、少年サッカークラブのリアル」日本のサッカー文化を支える大人たち

日本のサッカー文化を育んできた「少年サッカー」。 多くの子どもたちにサッカーとの接点をつくり、たくさんのサッカー選手を育んできた土壌。 しかしながら、メディアに取り上げられるのは見栄えの良いほんの一部のチームや指導者、現場の生々しいリアルが…

子育てのゴールも、ジュニアサッカーの指導のゴールも同じかもしれない

篠原 信さんのnoteが毎回とても学びが多く、よく読んでいるのですが、サッカーの育成年代にも当てはまる話がとても多いので、ご紹介させていただきたいと思います。 こちらのnote↓一部を引用させていただきご紹介させてください。 note.com 「宿題はやったの…

ひとり親家庭支援プロジェクト開始のロボスFC|大好きなサッカーを大好きなまま続けてほしい

神奈川県横浜市に、ひとり親家庭の選手は無料でサッカーができる、というサッカークラブがある。その名もロボスFC。2021年4月から、株式会社マウントゼロへ運営が変わり、アジアやヨーロッパでプロ選手としてもプレーした丸山龍也さんが代表を務める。当クラ…

トレセンに合格した子と不合格だった子の間に決定的な差はない

アルビレックス新潟シンガポールの監督であり、日本の育成年代のほぼすべてのカテゴリーを横断し、豊富な指導経験をもつ吉永一明さんの著書にこんな事が書かれていました。 トレセンに合格した子と不合格だった子の間に決定的な差はない。そもそも選ぶ側の視…

サッカーを上手くさせる前に、人の良さ(長所)を引き出す|異色の指導者、吉永一明さんの育成観

>>異色の指導者 ユース、高校、Jを率いて極めた育成メソッド 日本の育成年代に長く携わった吉永一明さんの著書をご紹介させていただきます。 少年サッカー、高校サッカー、Jアカデミー、Jトップチームと指導者としてほぼすべてのカテゴリーに携わって来ら…

「あの時、怒鳴られたらやめていた」中村俊輔選手が語るジュニアユース時代の話

元日本代表の鈴木啓太さんのYou Tubeチャンネルに中村俊輔選手が出ている回がとても面白いです。 中村俊輔選手の少年サッカー時代からのエピソードが語られてるのですが、成長が遅く身体能力が相対的に低かったためにベンチを温めてた話だったり、高校時代に…

親のやる気がすごいけど、子どものやる気がないというジュニアサッカーの話。

先日、某少年サッカーチームのコーチがこんなことを言っていました。 「親のやる気が立派な時に限って、子どもはやる気がないんですよね。一生懸命やってる風に見えるけど、本人は親とかコーチに一生懸命を見せてるんですよね。その為の習い事になってしまっ…

子どもたちの暴言、ラフプレーがひどいチームとの試合の話

子どもたちの態度が悪いチーム、たまに見かけます。 審判へのリスペクトを欠く行為や、相手チームへの暴言などこれまで何度か目の当たりにしてきました。そんな時の所属チームの指導者の反応でどんなチームなのかわかるのですが、多くの場合、指導者の姿勢、…

試合に出れなくても、成長してプロ入りした選手のジュニア時代の環境

徳島ヴォルティスに内定した名門、静岡学園高校の玄理吾選手の記事をご紹介させていただきます。 いまやプロも目を見張るテクニックと評価される選手ですが、ジュニア、ジュニアユース時代は試合に出る機会が少なかったり、高いレベルでプレーする機会にも恵…

サッカーを通じて、大人の言うことを聞ける従順な人間を育てている…

子どもが楽しそうにサッカーをしているのを見るのが好きです。 子どもたちと一緒にボールを蹴るのが生き甲斐です。 僕は子どもたちにサッカーを教えようと思わないけれど、サッカーが勝手に上手くなるように仕向けるのは割と得意な方だと思います。 サッカー…

もっと自然体でプレーできる子を。 もっと自然体で生きることができる環境を。

もっと自然体でプレーできる子を。 もっと自然体で生きることができる環境を。 サッカーを通じて、そんなテーマを考えているながで最近ドンピシャだった3つのnoteをご紹介します。 エコロジカルトレーニングとは 福岡のエリア伊都で育成年代に携わる有坂さん…

サッカーで、子どもたちの心に届きたい。

今年も八ヶ岳へ。 ステンドハウスDEN、やっぱりここは私にとってのサッカーの聖地。 サッカーコーチのバイトを始めて間もない大学生の頃、スエルテの(今はロボス)合宿でお世話になったのが最初で、それからオーナーの田畑さんには個人的にもずっとお世話に…

人に愛される才能。

8月某日、以前私がサッカーコーチをしていたクラブのジュニアユースチームの試合で新横浜へ行ってきました。 ジュニアユースの人数が少ないため、大人が混ざって社会人チームと試合をして、子どもたちは大人と一緒にプレーしながらサッカーを学ぶという面白…

「スポーツは教育の取引材料じゃない」大人のあるべき姿とは…

「最近、○○、サッカーに来てないね」「怪我かな?」 「テストの点が悪かったからだって、、、」 選手、保護者の中でこんな会話を耳にすることがありませんか...? 「テストの点が下がったからダメと言われて」 「宿題をしていなかったから行かせて貰えなかった」 …

サッカーがめちゃ上手いのに、サッカーをやらない理由。

子どもの頃、サッカーの天才と呼ばれるすごい才能を持った子が身近に2人いました。 ひとりはサッカー少年団の一つ上の先輩で、上手すぎてJ下部組織からスカウトされてチームを去ってしまいましたが、家が近かったのでよく公園で一緒にサッカーして遊びました…

「サッカー以外の余計なことはいいから、とにかく技術を鍛えてプロにしてくれ!」と言われて考えたこと

喜多川泰さんの著書「手紙屋」蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙の一節です。 子どもにサッカーを習わせる親がたくさんいます。どうしてだと思いますか? 将来、日本代表選手にするため? そうは思わないですよね。サッカーをずっと続けていった最終結…

「ブラジルは、なぜ個性的で良いサッカー選手が生まれるのか」を取材した大野美夏さんのコラム

コパアメリカの決勝後、ネイマールがメッシへのメッセージがとても良かったですね。 「負けるのは辛い、辛いさ……。それはまだ自分が、受け入れて生きることができないものだ。昨日の敗戦直後、僕は彼にこれ以上ないハグをした。僕がそのプレーを焼き付けてい…

少年サッカーコーチにおすすめの本15冊。サッカーを教える前に読んでおくべき本を厳選

少年サッカーの指導に携わるようになって、10年以上が経ちます。 プロサッカー選手を目指していた大学生時代、大怪我のリハビリをしながらはじめたサッカーコーチのアルバイト、幼稚園児、小学生のサッカー大会を見たときに驚いた子どもたちへの怒声、罵声。…