大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る

サッカー育成年代

もっと自然体でプレーできる子を。 もっと自然体で生きることができる環境を。

もっと自然体でプレーできる子を。 もっと自然体で生きることができる環境を。 サッカーを通じて、そんなテーマを考えているながで最近ドンピシャだった3つのnoteをご紹介します。 エコロジカルトレーニングとは 福岡のエリア伊都で育成年代に携わる有坂さん…

サッカーで、子どもたちの心に届きたい。

今年も八ヶ岳へ。 ステンドハウスDEN、やっぱりここは私にとってのサッカーの聖地。 サッカーコーチのバイトを始めて間もない大学生の頃、スエルテの(今はロボス)合宿でお世話になったのが最初で、それからオーナーの田畑さんには個人的にもずっとお世話に…

人に愛される才能。

8月某日、以前私がサッカーコーチをしていたクラブのジュニアユースチームの試合で新横浜へ行ってきました。 ジュニアユースの人数が少ないため、大人が混ざって社会人チームと試合をして、子どもたちは大人と一緒にプレーしながらサッカーを学ぶという面白…

「スポーツは教育の取引材料じゃない」大人のあるべき姿とは…

「最近、○○、サッカーに来てないね」「怪我かな?」 「テストの点が悪かったからだって、、、」 選手、保護者の中でこんな会話を耳にすることがありませんか...? 「テストの点が下がったからダメと言われて」 「宿題をしていなかったから行かせて貰えなかった」 …

サッカーがめちゃ上手いのに、サッカーをやらない理由。

子どもの頃、サッカーの天才と呼ばれるすごい才能を持った子が身近に2人いました。 ひとりはサッカー少年団の一つ上の先輩で、上手すぎてJ下部組織からスカウトされてチームを去ってしまいましたが、家が近かったのでよく公園で一緒にサッカーして遊びました…

「サッカー以外の余計なことはいいから、とにかく技術を鍛えてプロにしてくれ!」と言われて考えたこと

喜多川泰さんの著書「手紙屋」蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙の一節です。 子どもにサッカーを習わせる親がたくさんいます。どうしてだと思いますか? 将来、日本代表選手にするため? そうは思わないですよね。サッカーをずっと続けていった最終結…

「ブラジルは、なぜ個性的で良いサッカー選手が生まれるのか」を取材した大野美夏さんのコラム

コパアメリカの決勝後、ネイマールがメッシへのメッセージがとても良かったですね。 「負けるのは辛い、辛いさ……。それはまだ自分が、受け入れて生きることができないものだ。昨日の敗戦直後、僕は彼にこれ以上ないハグをした。僕がそのプレーを焼き付けてい…

少年サッカーコーチにおすすめの本14冊。サッカーを教える前に読んでおくべき本を厳選

少年サッカーの指導に携わるようになって、10年以上が経ちます。 プロサッカー選手を目指していた大学生時代、大怪我のリハビリをしながらはじめたサッカーコーチのアルバイト、幼稚園児、小学生のサッカー大会を見たときに驚いた子どもたちへの怒声、罵声。…

近所の子供たちとボール蹴って感じた、上手くなきゃサッカーやっちゃいけない空気感

ある休日の話。 甥っ子たちと公園にサッカーしに行くと、一人でボールを蹴っている少年がいたので「一緒にボール蹴ろうよ」と声をかけました。すると、「下手だけど大丈夫ですか?」と返ってきました。 もちろん、上手いとか下手とか関係ないから一緒に遊ぼ…

魔法の練習会で出会った少年団の監督。大人の導き方で子どもの人生は変わるということ。

※写真はイメージです 子どもたちにサッカーを心から楽しんでもらいたくて、不定期で練習会を企画しています。 keikun028.hatenadiary.jp いつも、日程を決め、保護者の方にこう声をかけます。 「参加したいかどうか、子どもたち自身に聞いてくださいね」 子…

子どもに努力させる大人になりたくない。夢中で遊んだ結果巧くなった状態をつくること。それが本来スタートライン

DAYS、安田剛士/講談社 これは ただのボール遊びだよ 俺は生まれてから今日まで サッカーで努力したことなんて一度もねえよ お前もそうだろ?つくし - DAYS | アル 休日、子どもと近所の公園にサッカーしにいくと、必ず目にする光景があります。 ジュニアサッ…

魔法の練習会で、子どもたちにみるみる主体性が生まれた話

きっかけはある友人ママからの相談でした。 彼女の6年生の息子が所属するチームは、主力だけを試合で起用し大切にするチームでした。 クラブチームです。 試合に出るメンバーはいつも同じ。 6年生の数は少ないのに、その少年や一部の選手は遠征にも連れて行…

ゼムノビッチ監督に聞いた「日本サッカー成長のヒント」

相生学院サッカー部を指導するゼムノビッチ氏 明治安田生命 J3 LEAGUEのカマタマーレ讃岐の監督に就任したゼムノビッチ氏。 www.kamatamare.jp ゼムノビッチと言えば、あのオシム監督とも親交が深く、これまで日本サッカーに多大な貢献をしてきた人でもある…

うまくいかない体験は宝物。子どもの感性を大切にすること

息子がまだ小学生の頃、 一緒にキャッチボールをしていたときのことです。 投球フォームが気になり、「もっとこうすればうまくいくのになぁ」と、何気なく「こうしてごらん。まっすぐ飛ぶから」とフォームを教えました。 うんうん、と聞いていた息子。けれど…

言われなきゃできない子を量産してしまう指導をやめることから

ジュニアのサッカーの現場で問題になる”子どもへの声がけ”。 コーチングとは名ばかりの声がけがとても多いわけですが、きっと指導者や保護者を含めた大人も適切な声がけとはどんなものかがわからないのだと思います。 気持ちが入ってしまって、強めの命令に…

サッカーが嫌いになって辞めてしまう子をなくさないといけない

サッカーを愛し、サッカーの神様にも愛された男、ディエゴ・マラドーナ。 ドキュメンタリー番組で、彼はこう言った。 「サッカーしてると、幸せな気分になれるんだ」 子どもの頃、はじめてマラドーナの「栄光の10番」を観た時、サッカーがしたい衝動が抑えら…

サッカーを辞めた小学生に「あいつは気持ちが足りなかった。そこまでの選手」と言ったコーチの言葉が忘れられない

私が小学5年生の時のこと。 体格が良くて、足も速い、ボールタッチも柔らかくて、試合ではいつも華麗なドリブルを見せ、絶妙なスルーパスでゴールを演出する存在。 そんなセンスに恵まれた同級生がいました。 私は、人一倍練習をして上手くなっていくタイプ…

教え過ぎちゃうチーム、先回りして教えちゃうコーチの話

近所の公園でジュニア年代(8歳~10歳くらい)のサッカーチームが練習してました。 ちょっと足を止めて見ていました。 教え過ぎちゃうチーム ミニゲームで、ある子がゴール前で、馬鹿正直にシュートをして、目の前の子(相手ディフェンダー)にブロックされた…

サッカーを楽しむ心を育てて勝つ。魅力溢れるチームの作り方

サッカーが好きでいられる指導をする ユース年代の指導者で、このように語る人はとても少ない印象があります。高校女子サッカーというストイックなカテゴリーにおいて、越智さんの指導コンセプトはとても斬新です。 京都精華学園高校女子サッカー部の試合を…

普及と強化が中途半端すぎるジュニアサッカー界について

数年前、某ジュニアの強豪サッカーチームの指導者の方の言葉が引っかかっている。 ローカルの大会で、子どもたちの試合を見ながら、「日本もコーチングの質が変わらないといけませんよね」などと、指導者仲間の数人で話していた時のことです。 目の前で行わ…

2回目の脳震盪で高い致死率…ジュニアサッカーにおける脳震盪のリスクと保護者にできること

つい先日、あるニュースが目にとまりました。 2021年 2月23日のBBCスポーツニュースです。19歳のサッカー選手がヘディング後の症状により引退したというものです。 Bobby Copping: Former Peterborough defender on retiring at 19 after heading a ball - B…

「教えないスキル」と「ふりかえり文化」が日本サッカーを変える

スペインの名門、ビジャレアルで育成に携わる佐伯夕利子さんの著書「教えないスキル」を読んでいるのですが、この本は日本の育成指導に携わる指導者の方のみならず、親御さんにも猛烈におすすめしたい一冊です。 これまでたくさんのサッカー育成本を読んでき…

「トレセンには行かない」という子どもを尊重しようと思った時に読んだnoteの話

冬になり、「トレセン」選考会シーズンになりました。以前このブログでも一度、記事を書いたことがあります。 keikun028.hatenadiary.jp 親も子も熱くなる「トレセン」 先日、息子のチームでも「トレセン選考会の参加希望者は申し出るように」 と連絡があり…

サッカーの育成にはもっと余白が必要。子どもたちに余白がなさすぎる問題

アルゼンチンといえば亘崇詞さん。 名門ボカジュニアーズに所属した経歴があり、アルゼンチンサッカーを熟知した方である。その亘さんの著書、アルゼンチンサッカーの思考力 という本がとても面白いのでご紹介したい。 日本のサッカー文化を育んでいく為に、…

子どもを習い事漬けにしないと、運動する機会を得にくいという現状を変えたい

いま、子どもたちの運動能力低下が結構深刻なのではないかと言われています。 いわきFCアカデミーのアドバイザーを務める小俣 よしのぶさんの著書「スポーツ万能」な子どもの育て方 にこんなことが書かれていました。 文科省の調査によると、子どもの1週間…

「不合理だらけの日本スポーツ界」不足しているのは、子どもに伝える力

「どんな競技でも、どんなレベルでもいい。自分の愛すべき教え子に手を上げるような指導者が近くにいたとしたなら、問いただしてほしい。その行為は、自分が指導した結果に対するものであり、自分の指導者としての能力に向けて刃を振り下ろしていることにな…

子どもの支配をいつやめるのか、というお話

子どもの心のコーチングという本がとてもとても面白いのでご紹介させていただきます。 このテーマの本はこれまで数多く読んできましたが、これほどまでにわかりやすく、親の助けになる本はみたことがありません。子どもが生まれ、親になり、子どもの成長とと…

「ママ、もう練習見に来ないで!」子どものサッカーとの関わり方を考えましょう 

今回はある動画をご紹介したいと思います。 youtu.be 引用元:オーバーユース ?オーバーケア?|nana the rider|note これはカナダのTRUE SPORTというコミュニティが制作したビデオだそうです。 試合後の車中、お父さんは、黙っている子どもに、次から次へ…

子どもの長所を伸ばすと短所が一緒に伸びていく。短所に注目すると長所が消えていく。

「欠点を克服しよう。できないことを頑張ろう。」 よく言われることです。 でも、息子のチームのコーチの短所へのアプローチはちょっと変わっています。 以前こんなふうに保護者に話してくれました。 「子どものできない部分ではなく、長所に注目し、 その特…

指導者と保護者に求められる見極める力

昨今、問題になる指導者の行き過ぎた指導、パワハラ問題に関して、私もこれまで何度も取り上げてきました。 しかしながら、何人かの指導者の方からは指導者の悪評ばかりを取り上げることで、指導者の風評を下げることにも繋がるのでは?という指摘をいただく…