大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る

サッカー育成年代

「出来なかったのに楽しいとか最高だね」 保護者の変化が子どもを変える 鍵を握るのは大人たち。

月に1、2回。サッカーの練習会を企画しています。魔法の練習会、奇跡のレッスンと呼んでくれる人もいます。 keikun028.hatenadiary.jp きっかけは、友人のお子さんのための企画でした。見違える子どもたちの変化に、噂を聞いた子達が集まってきます。 変わ…

「監督、ちょっと作戦ボード貸りていいですか?」青森山田中学サッカー部監督が語る、松木玖生選手の中学時代の衝撃エピソード。

ピッチで自立した選手を生み出すことが、日本のイエスマン量産型(学校)教育文化の中ではとても難しいと感じています。もう何十年も一部では危惧され続けていることですが、まだまだ日本の教育の根幹は変わっていないように思います。 サッカーの育成年代の…

エコロジカルアプローチと、ストリートサッカー。ブラジルからいい選手が量産される理由

ブラジルからいい選手が量産される理由ってなんだろうと考えたことがありましたが、やっぱり道路で裸足でプレーすることで養われるテクニックなんだろうと、昔から言われていたし私自身も漠然とそう思っていました。 でも、ストリートサッカーのなにが、どの…

三浦知良選手の語る「子供時代、どんな指導よりも雄弁だったこと」

三浦知良選手の著書「カズのまま死にたい」より、一部を抜粋してご紹介させていただきます。 子供に刻まれる印象 「ドリブルで全員抜いて、シュートしろ」。小学生のころそう教わった。失敗をとがめられもしなかった。「取られるまでドリブルしていいぞ」と…

「心」が変わり、見違える変化を見せる子どもたち。

不定期で、サッカーの練習会を行っています。 「魔法の練習会」「奇跡のレッスン」と呼んでくれる人もいます。 keikun028.hatenadiary.jp 練習会には、チームで苦しい思いをしていたり、 成長のきっかけが欲しい子どもたちが集まってきます。 今回は、見違え…

「サッカーピラミッドの底辺から、少年サッカークラブのリアル」日本のサッカー文化を支える大人たち

日本のサッカー文化を育んできた「少年サッカー」。 多くの子どもたちにサッカーとの接点をつくり、たくさんのサッカー選手を育んできた土壌。 しかしながら、メディアに取り上げられるのは見栄えの良いほんの一部のチームや指導者、現場の生々しいリアルが…

子育てのゴールも、ジュニアサッカーの指導のゴールも同じかもしれない

篠原 信さんのnoteが毎回とても学びが多く、よく読んでいるのですが、サッカーの育成年代にも当てはまる話がとても多いので、ご紹介させていただきたいと思います。 こちらのnote↓一部を引用させていただきご紹介させてください。 note.com 「宿題はやったの…

ひとり親家庭支援プロジェクト開始のロボスFC|大好きなサッカーを大好きなまま続けてほしい

神奈川県横浜市に、ひとり親家庭の選手は無料でサッカーができる、というサッカークラブがある。その名もロボスFC。2021年4月から、株式会社マウントゼロへ運営が変わり、アジアやヨーロッパでプロ選手としてもプレーした丸山龍也さんが代表を務める。当クラ…

トレセンに合格した子と不合格だった子の間に決定的な差はない

アルビレックス新潟シンガポールの監督であり、日本の育成年代のほぼすべてのカテゴリーを横断し、豊富な指導経験をもつ吉永一明さんの著書にこんな事が書かれていました。 トレセンに合格した子と不合格だった子の間に決定的な差はない。そもそも選ぶ側の視…

サッカーを上手くさせる前に、人の良さ(長所)を引き出す|異色の指導者、吉永一明さんの育成観

>>異色の指導者 ユース、高校、Jを率いて極めた育成メソッド 日本の育成年代に長く携わった吉永一明さんの著書をご紹介させていただきます。 少年サッカー、高校サッカー、Jアカデミー、Jトップチームと指導者としてほぼすべてのカテゴリーに携わって来ら…

「あの時、怒鳴られたらやめていた」中村俊輔選手が語るジュニアユース時代の話

元日本代表の鈴木啓太さんのYou Tubeチャンネルに中村俊輔選手が出ている回がとても面白いです。 中村俊輔選手の少年サッカー時代からのエピソードが語られてるのですが、成長が遅く身体能力が相対的に低かったためにベンチを温めてた話だったり、高校時代に…

親のやる気がすごいけど、子どものやる気がないというジュニアサッカーの話。

先日、某少年サッカーチームのコーチがこんなことを言っていました。 「親のやる気が立派な時に限って、子どもはやる気がないんですよね。一生懸命やってる風に見えるけど、本人は親とかコーチに一生懸命を見せてるんですよね。その為の習い事になってしまっ…

子どもたちの暴言、ラフプレーがひどいチームとの試合の話

子どもたちの態度が悪いチーム、たまに見かけます。 審判へのリスペクトを欠く行為や、相手チームへの暴言などこれまで何度か目の当たりにしてきました。そんな時の所属チームの指導者の反応でどんなチームなのかわかるのですが、多くの場合、指導者の姿勢、…

試合に出れなくても、成長してプロ入りした選手のジュニア時代の環境

徳島ヴォルティスに内定した名門、静岡学園高校の玄理吾選手の記事をご紹介させていただきます。 いまやプロも目を見張るテクニックと評価される選手ですが、ジュニア、ジュニアユース時代は試合に出る機会が少なかったり、高いレベルでプレーする機会にも恵…

サッカーを通じて、大人の言うことを聞ける従順な人間を育てている…

子どもが楽しそうにサッカーをしているのを見るのが好きです。 子どもたちと一緒にボールを蹴るのが生き甲斐です。 僕は子どもたちにサッカーを教えようと思わないけれど、サッカーが勝手に上手くなるように仕向けるのは割と得意な方だと思います。 サッカー…

もっと自然体でプレーできる子を。 もっと自然体で生きることができる環境を。

もっと自然体でプレーできる子を。 もっと自然体で生きることができる環境を。 サッカーを通じて、そんなテーマを考えているながで最近ドンピシャだった3つのnoteをご紹介します。 エコロジカルトレーニングとは 福岡のエリア伊都で育成年代に携わる有坂さん…

サッカーで、子どもたちの心に届きたい。

今年も八ヶ岳へ。 ステンドハウスDEN、やっぱりここは私にとってのサッカーの聖地。 サッカーコーチのバイトを始めて間もない大学生の頃、スエルテの(今はロボス)合宿でお世話になったのが最初で、それからオーナーの田畑さんには個人的にもずっとお世話に…

人に愛される才能。

8月某日、以前私がサッカーコーチをしていたクラブのジュニアユースチームの試合で新横浜へ行ってきました。 ジュニアユースの人数が少ないため、大人が混ざって社会人チームと試合をして、子どもたちは大人と一緒にプレーしながらサッカーを学ぶという面白…

「スポーツは教育の取引材料じゃない」大人のあるべき姿とは…

「最近、○○、サッカーに来てないね」「怪我かな?」 「テストの点が悪かったからだって、、、」 選手、保護者の中でこんな会話を耳にすることがありませんか...? 「テストの点が下がったからダメと言われて」 「宿題をしていなかったから行かせて貰えなかった」 …

サッカーがめちゃ上手いのに、サッカーをやらない理由。

子どもの頃、サッカーの天才と呼ばれるすごい才能を持った子が身近に2人いました。 ひとりはサッカー少年団の一つ上の先輩で、上手すぎてJ下部組織からスカウトされてチームを去ってしまいましたが、家が近かったのでよく公園で一緒にサッカーして遊びました…

「サッカー以外の余計なことはいいから、とにかく技術を鍛えてプロにしてくれ!」と言われて考えたこと

喜多川泰さんの著書「手紙屋」蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙の一節です。 子どもにサッカーを習わせる親がたくさんいます。どうしてだと思いますか? 将来、日本代表選手にするため? そうは思わないですよね。サッカーをずっと続けていった最終結…

「ブラジルは、なぜ個性的で良いサッカー選手が生まれるのか」を取材した大野美夏さんのコラム

コパアメリカの決勝後、ネイマールがメッシへのメッセージがとても良かったですね。 「負けるのは辛い、辛いさ……。それはまだ自分が、受け入れて生きることができないものだ。昨日の敗戦直後、僕は彼にこれ以上ないハグをした。僕がそのプレーを焼き付けてい…

少年サッカーコーチにおすすめの本15冊。サッカーを教える前に読んでおくべき本を厳選

少年サッカーの指導に携わるようになって、10年以上が経ちます。 プロサッカー選手を目指していた大学生時代、大怪我のリハビリをしながらはじめたサッカーコーチのアルバイト、幼稚園児、小学生のサッカー大会を見たときに驚いた子どもたちへの怒声、罵声。…

近所の子供たちとボール蹴って感じた、上手くなきゃサッカーやっちゃいけない空気感

ある休日の話。 甥っ子たちと公園にサッカーしに行くと、一人でボールを蹴っている少年がいたので「一緒にボール蹴ろうよ」と声をかけました。すると、「下手だけど大丈夫ですか?」と返ってきました。 もちろん、上手いとか下手とか関係ないから一緒に遊ぼ…

魔法の練習会で出会った少年団の監督。大人の導き方で子どもの人生は変わるということ。

※写真はイメージです 子どもたちにサッカーを心から楽しんでもらいたくて、不定期で練習会を企画しています。 keikun028.hatenadiary.jp いつも、日程を決め、保護者の方にこう声をかけます。 「参加したいかどうか、子どもたち自身に聞いてくださいね」 子…

子どもに努力させる大人になりたくない。夢中で遊んだ結果巧くなった状態をつくること。それが本来スタートライン

DAYS、安田剛士/講談社 これは ただのボール遊びだよ 俺は生まれてから今日まで サッカーで努力したことなんて一度もねえよ お前もそうだろ?つくし - DAYS | アル 休日、子どもと近所の公園にサッカーしにいくと、必ず目にする光景があります。 ジュニアサッ…

魔法の練習会で、子どもたちにみるみる主体性が生まれた話

きっかけはある友人ママからの相談でした。 彼女の6年生の息子が所属するチームは、主力だけを試合で起用し大切にするチームでした。 クラブチームです。 試合に出るメンバーはいつも同じ。 6年生の数は少ないのに、その少年や一部の選手は遠征にも連れて行…

ゼムノビッチ監督に聞いた「日本サッカー成長のヒント」

相生学院サッカー部を指導するゼムノビッチ氏 明治安田生命 J3 LEAGUEのカマタマーレ讃岐の監督に就任したゼムノビッチ氏。 www.kamatamare.jp ゼムノビッチと言えば、あのオシム監督とも親交が深く、これまで日本サッカーに多大な貢献をしてきた人でもある…

うまくいかない体験は宝物。子どもの感性を大切にすること

息子がまだ小学生の頃、 一緒にキャッチボールをしていたときのことです。 投球フォームが気になり、「もっとこうすればうまくいくのになぁ」と、何気なく「こうしてごらん。まっすぐ飛ぶから」とフォームを教えました。 うんうん、と聞いていた息子。けれど…

言われなきゃできない子を量産してしまう指導をやめることから

ジュニアのサッカーの現場で問題になる”子どもへの声がけ”。 コーチングとは名ばかりの声がけがとても多いわけですが、きっと指導者や保護者を含めた大人も適切な声がけとはどんなものかがわからないのだと思います。 気持ちが入ってしまって、強めの命令に…