大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る                    ※当ブログはプロモーションが含まれています

某高校サッカー部の生徒から聞いた「連帯責任による罰走は”いじめ”のきっかけになる」という話

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先日、某高校サッカー部の生徒と話をする機会がありました。

「顧問の先生の考え方がちょっと古くて、体罰とかはないんですがボールを使った練習よりもフィジカルを鍛えることと精神力を鍛えることを重視する人で、とてもサッカーが上手くなるとは思えなくて、どうすればよいかわからいんです。」という相談でした。

 

同様の質問はこれまでもたくさんもらいましたが、子どもたちが先生に伝えたところで変わらないとなると、親たちを巻き込むか、環境を変えるかしかないわけです。

 

こうして発信して、周りにいる大人がサポートするきっかけになればいいなと思っています。

 

その生徒がこんな話をしてくれました。

 

 

「連帯責任が好きな先生なんですが、罰走がきっかけでいじめに発展しているんです。」

 

どういうこと?と聞くと。

 

「ダッシュ10本を時間内に入れないメンバーが一人でもいると罰走なんです。で、毎回特定の二人が入れなくて、お決まりの全員で罰走することになるんですが、何人かのやつらが罰走のきっかけになるメンバーに対していじめをするようになりました。」

 

「お前のせいで罰走だよ。まじふざけんなよ。今日もボール蹴れねーよ。そう言って練習後に無理やり走らせたりするようになりました。」

 

「でも僕は彼らも悪いけど、連帯責任をさせる先生に問題があると思うんです。そもそも時間内に入れないメンバーは時間内に走れる僕らよりサッカーが上手いです。なぜ彼らをつぶすようなことをするのか理解できないです。」

 

私はこの話を聞いてとても苦しかったです。できることなら先生に話にいきたいし、メールや何かで伝えてあげたい。でも、それが有効な手段かわからないんです。先生によっては密告した生徒を探してしまうかもしれません。

 

あわよくば、この記事をその先生が読んで改心してくれることを願うわけですが、私にできることが他になにかあるのだろうかと考えています。

 

少なくとも、連帯責任による罰走は「いじめ」のきっかけになるということを知って欲しいと思います。

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…

 

keikun028.hatenadiary.jp

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