「子どものサッカーで起こった嬉しいこと・悲しいこと」というアンケートをとっているのですが、こんな回答がありました。
接触プレーで足を怪我しました。普通に歩けるようには数日でなったのですが、走ると痛いので見学に。しかし、怪我しても我慢しながら練習しないとポジションを奪われる、試合に出さないぞと言われ、次から痛み止めを服用して参加。するとコーチから「そんなに動けるなんてズル休みだったんじゃないのか、お前サボってたんじゃないのか」と決めつけの様に言われたと。
激痛の子に、「いつもあいつは痛がってどうせウソだろ」と放置。次の日骨折だったそうです。
怪我した事や痛いと言ってはいけない世界なのでしょうか。美徳の基準がわかりません
まだ10歳前後のお子さんだそうです。
あまりにも指導者のスポーツ障害の知識がなさすぎると思います。痛みを我慢してプレーすることであらゆるリスクがあり、最悪選手生命を脅かします。小さい怪我でも無理し続ければ大きな怪我に繋がります。
これに近い話は、ジュニアユース以降、特にユース世代で聞かれます。
とりわけ高校サッカーの中堅以上のチームでよくある話ですが、ジュニア世代でこのような事実があるというのは許せません。
指導者は責任を取るべきですし、保護者は黙っていてはいけないと思います。
JFA相談窓口へ相談するのも一つの手段です。
フットボールファミリーユナイテッドのメディアカルアドバイザーであり、スポーツドクターの武井先生の「成長期の痛みのリスク 指導者や保護者が知っておくべきこと」もぜひ観てください。