大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る                    ※当ブログはプロモーションが含まれています

2026-01-01から1年間の記事一覧

サッカーは、驚く力を失わないためにある ――子どもたちの「センス・オブ・ワンダー」を守れるか

「子供たちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。」 「センス・オブ・ワンダー」(レイチェル・カーソン著、上遠恵子訳)より レイチェル・カーソンのこの言葉を読んだとき、 私はグラウンドを駆け回る子どもたちの…

サッカーは子どもを育てる場所だと思われている。でも実際は、大人の在り方を映す場所だ。

こんな投稿を目にした。 「さいきんの保護者は子供の教育をすぐゲームやアニメのせいにする」「最も子供が長く見ているのは、ゲームでもアニメでもなくて親だ」「見るものに影響されるなら、まさに親の責任」「親が変わらないと子供は変わらない」 www.threa…

失敗を怖がっているのは、あなたか、それとも空気か

改めてフットボール文化が違いすぎる。これは双方にとってギャップがあるのは必然だなと。日本人が海外に適応するのと同じくらい海外から来た選手や監督が日本に適応するのは難しい。… — ポープウィリアム (@popp1021) 2026年2月24日 「改めてフットボール文…

あなたは、待つことができるか

「「何度でも言ってあげる」「できなかったら何度でも教えてあげる」のが親なのです。どうか、待ってあげてください。叱ったり、叩いたりしてその場だけ従わせても、子どもは怖がり、萎縮してしまうだけで、決して自立心は育ちません。」(佐々木正美『子育…

好奇心という、消えやすい火

身の回りで、「あの人は優秀だ」と言われる人たちは、みな、好奇心旺盛ではありませんか? 逆に、「何事に対しても無関心だけれど、頭がよい」という人はまずいないはずです。 ここで非常に大切なことは、人の心は本能を基盤にして生まれるという点です。こ…

信頼の上にこそ、サッカーは輝く

この世の中は、これからますます厳しくなっていくと思うんですよね。サポートを得られずに孤立する人が、すでにだんだん増えてきています。 そういう時代に、われわれがサッカーを通して何ができるかと考えたときに、このスポーツは人間の成長にすごくいい影…

直線の先には、創造はない

サッカーにこそ必要な「アナログな回り道」 「非連続な発想は、直線からは生まれない。創造には、アナログが要る。デジタルにはない、人間の感覚や感性でのみキャッチできる、豊かなインプットが必要である。だから、新しい発想ができず、DXに叫び疲れた後…

見えているのに、見ていない

人間の脳には、何かに注目するとそこに「ロックオン」するという特徴がある。 注意をある一点に固定化してしまう。だから人間は、「時間」と「空間」を同時に注目することはなかなかできない。 たとえば、相手の服を見て、「だらしない恰好だ」と思ったとし…

誰に許されなくても、自分のサッカーを生きる

「自分の人生を生きることを、他の誰かに許されたいの?」 島のみんな。世間の目。でもその人たちに許されたとして、わたしは一体──。 「誰かに遠慮して大事なことを 諦めたら、あとで後悔するかもしれないわよ。 そのとき、その誰かのせいにしてしまうかも…

自分のサッカーを、自分の言葉で語れるか

自分の直感と感情をたいせつにしなさい。それから、自分の理性も信じなさい。もちろん友愛もたいせつだし、芸術を観る自分の眼、自分が抱いている理想もたいせつにしなさい。 くれぐれも世間の価値観に惑わされないように。多くの人の考えとちがっていても不…

かつて、サッカーは「遊び」だった。

僕たちが生きるこの社会は、いつの間にか、子供たちから「途方に暮れる権利」を奪い去ってしまった。 街を見渡せば、公園には「ボール遊び禁止」の看板が立ち並び、空地はアスファルトで固められたコインパーキングに変わった。 子供たちが大人に見つからず…

サッカーを、管理という檻から救い出すために。

現代の子どもって、何が悪いことで何が差別かを深く考える機会を与えられていないのに、社会システムが先回りをする形で「こういうのはダメだよ」とお膳立てされまくっている。そのような社会の反映として、今の子どもたちは相手が傷つくようなことをなかな…

指導者の「エゴ」が、子どもの「火」を消していないか。 サッカーというダイナミズムにおける、教育の本質。

「教育の本質は自学自習である」 (街場の成熟論)より 内田樹氏の言葉を引くまでもなく、僕たちが対峙しているのは、一人の人間が自律していくプロセスそのものだ。子どもたちの中に「学び」への純粋な動機が芽生えたとき、極論、指導者の仕事はあらかた終…

監督の子どもだけが輝くチームで、子どもは何を学ぶのか

「上手いのは、認めているんです」 その言葉から始まった、ある親御さんのメッセージが、ずっと私の中に残っています。 監督の子どもは確かに上手い。 努力もしている。 でも誰が見ても明らかに、扱いが違う。 同じくらい上手い子がいても、ポジションが被れ…

怖いのはシュートミスじゃない。「自分を生きないこと」だ

某中学サッカー部の男子からこのような相談があった。 「決定機で外したらどうしよう」 「自分のミスで負けたら…」 どうしても大事なときに不安になってしまうんです。 でもシュートを決めたい。 どんな練習が効果ありますか? メンタルはどのように鍛えれば…

25−0という試合を見て、何も問題を感じない大人は、子どもに関わってはいけない

25−0。 この数字を見たとき、あなたは何を感じるだろう。 「仕方がない」 「負けて学ぶこともある」 「成長のきっかけになる」 もし、そんな言葉が最初に浮かんだのだとしたら、 一度、立ち止まってほしい。 この試合に出ていた子どもたちが、 その90分(あ…

「部活がつまらないんです」と言った中学生に伝えたこと。彼への手紙「君にできること」

サッカーがつまらないのは、 「チームメイトが下手だから」なのか。 「顧問が放置だから」なのか。 それとも、 「自分が何も仕掛けていないから」なのか。 先日、近所の公園で一緒にボールを蹴った中学生サッカー部の子が、こう打ち明けてくれました。 「部…

正解なんて、ピッチの中には落ちてない。

サッカーも人生も「答えづくり」が本番 コーチが言ったこと。監督が叫んだこと。 それは、本当に「正解」なのだろうか? もちろん全部が間違いだとは言わない。 経験もあるし、見えてる景色も違うだろう。 参考になることだって、きっとある。 でも、 「コー…

ボール遊び禁止の世界で、サッカーが死んでいく。

公園でボールで遊ぶ子どもを、あまり見かけなくなった。 それは、たまたま私の生活圏だけの話かもしれないし、たまたま私がそういう景色を見ていないだけかもしれない。 でも、公園には「ボール遊び禁止」の看板が増えて、学校の校庭は鍵がかかり、サッカー…

サッカー指導者こそ“評価される勇気”を持たないといけないと思う理由

ジュニアサッカーの現場にいると、 子どもたちを「評価すること」に、やたらと熱心な大人に出会うことがあります。 あの子は戦力になる あの子はメンタルが弱い あの子はセンスがあるけど、気持ちが… あの子はちょっと厳しいかな 子どもたちの将来を、たった…

「最初に勝った子」だけが残るジュニアサッカー|なぜ公園で一番上手かったあの子は辞めたのか?

ジュニアサッカーで「本当に上手い子」が辞めてしまうのはなぜか?足が速い、体が大きいといった目立つ特徴の裏で、静かにピッチを去る「公園で一番上手かったあの子」。指導者の視点から、育成現場に潜む残酷な構造と、才能を死守するための問いを綴ります。

サッカーを、ひとりで辞めさせないために。味方でいる、という選択 ― サッカーファミリーの話

ある日、ラブフットボールジャパンが支援しているご家庭からのお手紙を読みました。 そこに書かれていたのは、 「困っています」という直接的なSOSではありません。 むしろ、静かで、丁寧で、誰かに迷惑をかけないようにと気遣いに満ちた文章でした。 でも、…