サッカー育成年代
「日本サッカーを変えます!教育の在り方を変えるために、淡路島に高校作ります。」 昨年の夏、初めてお会いした時に、そう話していたのはファーダンサッカースクールの代表、上船利徳だ。 その宣言通り、2019年4月に神村学園淡路島を開校した。 keikun028.h…
7月のことです。負けたのか、プレーが良くなかったのか、炎天下の中ひたすらグラウンドを走らされている選手たちがいました。 その中の1人の少年。明らかに様子がおかしい。フラフラと蛇行しながら何度も嘔吐いています。 見かねて、そのチームの指導者を探…
サッカーをしている小中高生の親御さんから結構頻繁に相談を受けます。 主にこんな内容です。 ・どうしたら上手くなりますか?うちの子クラブチーム以外にもスクールも通わせてるのに上手くならなくて。。 ・サッカー部の顧問の先生がサッカー未経験なのでち…
日本サッカーにはマリーシアが足りない… もう何十年も前からこう言われ続けている。 月日は流れ、アジアでは常にトップを争うレベルになり、W杯でも常連になった日本代表。 強くなった。 これは間違いない事実であるけれど、今なおマリーシアが足りないと言…
【目次】 スイスで得た指導の機会 僕が実際に学んだ事 1 選手のプライベートを考慮する 2 失敗を指摘しない 3「教える」のではなく「提案」する 4 監督はチームの中で1番下の存在 解決できなかった課題 スイスで得た指導の機会 僕が選手として所属しているFC…
不良のお兄さんたちと一緒にサッカーをして上手くなった 不良のお兄さんたちと一緒に遊んでたら、サッカーが上手くなりました。 そう語るのは、やらっちこと屋良充紀(やら みつとし) 氏。 横浜の某所で行われた屋良氏のトークイベントのメモをここに記して…
「うちらの学年は三年生だけど、まだダンゴサッカーになるわけよ。見栄えも悪いし、なんとかボールに子供たちが集まるのをやめさせたくて、ついつい怒鳴っちゃう。『トモは左さ行け』とか、『ジュンはそこで止まっとけ』とか、『ボールから離れろ』とかさ。…
「今日のグラウンドにもいたでしょ。サッカーをするのは子供なのに、自分が夢中になって叫んでいる親が。ここへ蹴れだの、あそこにポジションをとれだの、言ってる輩 が。それを教えてしまったら子供のためにならない、というのが彼らにはわからない。」 「…
子どもに「こうあってほしいな」という気持ちが浮かび、それを押しつけそうになったとき、いつも思い出す言葉があります。今日はその言葉を教えてくれた本をご紹介します。 親の思いを強制しない勇気 以前、息子のチームメイトに気になる子がいました。低学…
為末大さんの価値観が好きです。 「努力は夢中には勝てない」という帯がついていました。タイトルも帯も素敵です。 「遊びから生まれる喜び」を原点にしてきた為末さん。名著『ホモ・ルーデンス』に共感し、同書を紐解きながら、スポーツと遊び、成長と遊び…
アデマール・ペレイラ・マリーニョ、通称マリーニョさんの著書をご紹介したい。 マリーニョさんはJリーグ発足前から、日本に本場ブラジルのサッカーを伝えてくれた方で、サッカーの普及に大きく貢献された方でもある。 そんなマリーニョさんの本の一部を引用…
今日ご紹介するのは、教育と芸術をテーマに国内外での展示や創作を続けている「Rin(りん)先生」こと井岡由実さんの本です。 りん先生のワークショップでは、子どもたちが、本当に「自由」です。 子どもに関わる、全ての大人に読んでほしい素晴らしい一冊で…
今回はみなさんにぜひ読んで欲しい絵本をご紹介します。 「おこだでませんように」 多くの大人は「子どもが悪いんだから・・・」と自らの怒りを正当化し、怒られている子どもの気持ちにまで思いを巡らせません。 この絵本からは、怒られる子どもの切ない気持ち…
育児書なんて、役に立たない。この本の著者の子どもは、本当にまっすぐ育ってるのかな? そんな風に斜に構えていた私が、何かに導かれるように初めて手に取った子育て本をご紹介します。 プロフィール サッカー少年の子どもを持つ母 子どもたちをもっと笑顔…
サッカーの育成年代の大会に足を運ぶ度に、信じられない光景を頻繁に目にする…とこれまでも何度も書いてきました。 >>突出した才能が、環境のせいで死んでいく 先日とあるチームのセレクションを観る機会があったのですが、その時にも驚いたことがありまし…
大好きなサッカー漫画「さよなら私のクラマー」のワンシーンなのですが、この突出した才能が、環境のせいで死んでいくという言葉… 多くの人が共感できてしまうのではないだろうか。 日本のこれまでの教育(今も?)は、きわめて全体主義的で出る杭は打たれる…
日本の育成年代の指導に携わるブラジル人指導者は、日本のサッカーをどのように見て、感じているのだろうか… 今回、神奈川県厚木市で活動するGrupo W5 / タベラサッカークラブの村上コーチにご協力いただき、ブラジル人コーチの二人、ダニエル難波さん、マル…
ペップ・グアルディオラ監督のインタビュー、何度も聞いているはずなのに、毎回新たな発見、学びがある。そしていつも大切なことを思い出させてくれる。 グアルディオラ監督自身が常に進化し、成長し続けているということだと思います。 今回、マインドフッ…
「塩釜FCの小幡さんという面白い人がいる」 そんな話を3年ほど前から聞いていた。しかし、私は忙しさにかまけて小幡さんにお会いする機会を逃し続けていた。 先日、Amazonで小幡さんの本を見つけた。 「小幡忠義の子供とともに育つそれが私のサッカー 」 こ…
日本サッカーには特有の問題がある。罰走や体罰という理不尽な指導、高校サッカーが引き起こす弊害、部活動問題などサッカー先進国では考えられないような問題が日本には多く存在する。そんな「鎖国」日本をアップデートさせることを志す1人の若者によって始…
サッカーの育成年代に携わる人間で明八中学サッカー部(通称メイハチ)の小俣さんを知らない人は少ない。 『OMAさん』の愛称で知られるこの男は、それほど育成年代では影響力がある人間だ。 私も彼ほどオープンで少年の心を持つ指導者を見たことがない。 ど…
ファーダンサッカースクールの代表であり、昨年、神村学園淡路島学習センターを設立した上船利徳さんにインタビューしました。 私が彼に注目する理由は「夢への推進力!」である。 26歳という若さで、次々と夢を実現させていく圧倒的な行動力、バイタリティ…
フランシスコ・セイルーロ… 2017年の夏、スペインの育成年代の取材でカタルーニャを訪れた時に何度も聞いた名前だ。 エスパニョールのコーチ、エルチェのコーチに「サッカーの本質とは?」と問うと必ずセイルーロの話が出てくる。どうやらスペインサッカーに…
サッカーの育成年代に携わってからというもの、サッカー以前に教育のあり方を変えないとヤバイぞ!という問題意識を持った。あれから約15年の月日が流れた。 サッカーを上手くするために…とか プロサッカー選手を育てるために…とか それ以前にやらなきゃいけ…
世田谷で活動するクラブ、SUERTE JUNIORSの瀬戸氏に寄稿していただきました。 私の注目する指導者の1人、瀬戸氏の柔らかく、そして熱い思想に、ぜひ触れていただきたい。
こんにちは、NPO法人スポーツコミュニティ磐田・ポーラスターの高橋亮祐と申します。 ぼくは現在、子どもから大人まで誰もがスポーツを楽しめる環境を目指し、運動あそび、ビーチサッカー、フットサル、サッカー指導をしながら、子ども達と楽しい時間を過ご…
長年育成年代を取材してきて感じる一番の問題は、“育成年代の指導環境がないがしろにされていること”です。 子どものうちに好奇心と主体性を育む最良の環境を与えることが大切なんだという認識を持った大人が少ないように思います。 たくさんの大会、たくさ…
はじめまして。 現在、北陸大学サッカー部にて学生コーチをしている小谷野拓夢(こやのひろむ)です。 1997年生まれの21歳です。 今回は私が、これまで日本サッカーを見てきた中で感じたことを書きたいと思います。ぜひ、最後までお読みください。 ※この記事…
近年、サッカー界に影響をもたらしているホリエモンこと堀江貴文氏。 自身の著書で、日本の教育についても問題提起をしているのですが、 サッカーの育成現場における問題の本質にせまる一文が書かれていたのでご紹介させていただきたい。
アーセナルSS市川の代表を務める幸野健一さんにお話を聞いてきました。 サッカーの育成年代に携わっていて、幸野健一の名前を知らない人間はいないのではないでしょうか。 Jリーガーの息子さん幸野 志有人(しゅうと)選手はV・ファーレン長崎で活躍しており…