サッカーをしている小中高生の親御さんから結構頻繁に相談を受けます。
主にこんな内容です。
・どうしたら上手くなりますか?うちの子クラブチーム以外にもスクールも通わせてるのに上手くならなくて。。
・サッカー部の顧問の先生がサッカー未経験なのでちゃんと教えてくれる人探してまして。。
すごく熱心に子供のことを考えて、相談していただくのですが、まずは考え方を変えないといけないなと思うのです。
サッカーは教わるものじゃない
サッカーは教わるものだと考えてしまうと、上手くならないんです。そういう思考だと上手くならない原因がコーチになってしまいます。矢印が自分に向かずに外側に向いている限りサッカーは決して上手くならない。まずは自分と向き合うこと。良い指導者は結局そこからスタートします。
サッカーは教わらなきゃ上手くならないっていうスタンスの人とても多い。だからサッカーが習い事化してしまう。ちゃんとコーチが指導している光景を親は求めるけれど、理想は選手たちが主体的に自分たちで声かけ合ってレベルアップしていく姿です。
— Kei Imai (@Keivivito) August 24, 2019
しっかり教わっている光景は健全じゃない。
良い指導者に教われば子どもはサッカーが上手くなる!っていう親御さんとても多いので、伝えておきたいのですが、良い指導者は教えるのが上手いというよりもサッカーが上手くなる環境を作るのが上手い。上手くなる条件を揃えるのが上手い。
— Kei Imai (@Keivivito) August 24, 2019
インサイドキックの蹴り方とかシュートの打ち方とかを一生懸命教えている若いコーチがいて、それを外から輝く目で見ているママさんたち。そんな風景を微笑ましく思えない私はただのひねくれ者なのかもしれない。 ちゃんと”教えてくれる人”と”しっかり教わる子供”。その設定だけが健全のようにみえるけれども、そこに真実はない。市場で求められているのは、誰もが健全だと思える光景だけで、中身なんて空っぽの場合が多い。 サッカーのコーチが世の中に求められているのはそんな健全な光景だけである。しかしサッカーはそんなもの求めていない。サッカーの本質をしっかり学び理解しなければ、世の中の嘘に振り回されるだけだ。
サッカーとは”絵”を描くことである - 大人になってから学ぶサッカーの本質とは
サッカーは誰かから教わるものではない こういうプレーは誰かに教わってできるようになるものではない。いかにボールと友達になれるか、いかに相手を騙してゴールに辿り着くかを争うゲームである。相手をこうやって騙してこうやって抜いて、こうやってシュートを打ってという教科書もないし、ゴールまでの過程に正解はない。
ボールと身体を自由に使えるようになること - 大人になってから学ぶサッカーの本質とは
サッカーの本質を追求する旅はつづく…