ファーダンサッカースクールの代表であり、昨年、神村学園淡路島学習センターを設立した上船利徳さんにインタビューしました。
私が彼に注目する理由は「夢への推進力!」である。
26歳という若さで、次々と夢を実現させていく圧倒的な行動力、バイタリティ。失敗を恐れず突き進む彼をみていると、この男は日本サッカーを変えるかもしれないと感じるのだ。
今回は、日本初のプロキックコーチとしても活動する上船氏に「蹴ること」の重要性を語ってもらった。
キックの重要性を伝えるきっかけはなんでしょうか?
中学生の時、東京都一次リーグ敗退のチームでプレーしてました。ベンチだったんですが、高校・大学で全国大会に出場しました。そしてドイツでプロサッカー選手になり、中心選手としてプレーできたのはキックが武器になったからなんです。僕のキックがチームを救えたという原体験があります。
選手としてキックが強みだったんですね。
そうです。高校・大学・ドイツとすべてのチームでキックが一番上手かったと思います。それが試合に出れた理由でもあると思ってます。
僕がキックを大事にする理由は、キックで試合が決まるからです。
フリーキック、コーナーキックはもちろん、ゲーム中のスルーパスや、ミドルシュート、すべてキックが上手くできなければいけません。
僕は得意のキックで、得点やアシストの数字を残してきました。
僕をプロまで行かせてくれたのはキックなのです。
狙ったところにボールを蹴れるようになれば、世界が変わります。
「おしいシュートだったねー」が凄いシュートに変わる。
「良いところ見てたねー」が凄いパスに変わる。
そうなれば、自分が目指しているプロのカテゴリーに近づくことができます。
それを自分自身が実際に経験してきたからこそ、多くの人に、キックの重要性を伝えたいと思っています。
なるほど。キックの重要性をどうやって伝えてるんですか?
キックには、正しいキックというものがあるんです。まずはそれを知ってもらうことです。
そして、変な癖がつかないうちに、学ばなければいけないこともあります。
正しいトレーニング法を身につければ、誰でも必ずキックが蹴れるようになるのです。
キックの上手くなる方法を、選手だけでなく、選手達と触れ合う指導者・保護者にも知ってもらいたいと思っています。
指導者がまず重要性を知ることは大切ですよね。
シュートが上手い選手がいれば、キーパーの質が変わるんです。
決定的なミドルシュートの撃てる選手が増えれば、ディフェンスの仕方・間合いが変わります。そして、ケアするスペースが増えることで、ディフェンスに求められる能力が上がるんです。
強く正確なパスが蹴れることで、トラップの質も上がります。
良いセンタリングをあげれるようになることで、シュートの質が変わります。
ロングボールを蹴れるようになることで、求める視野が変わる、ディフェンスの位置が変わる。
個人としては、ゴール・アシストという結果を出せるようになりますし、結果を出すことで、来シーズンのチームが変わります。
キックが変わることでサッカーが変わる、人生が変わるんです。
それくらい、キックはサッカーにおいて重要だと思っています。
なんでキック上手くなったんですか? 小さい頃、どんな遊び?練習を?それは自分で培ったものか、誰かに教わったものなんでしょうか?
高校の時、毎朝、5:00-7:00の練習、そして17:00-21:00の練習の後にひたすら練習しました。オフの日も朝から晩まで、キック練習をしてましたね。
蹴りすぎて、足から血が出るほどやってましたね。今の時代、なかなかそんなことできないですけど。
たくさん蹴って、研究して、突き詰めて考え続けたことで、本物のキックが見えてきました。キックフォーム、力の入れ方、足の振り方、ボールへの入り方、体重のかけ方、左右の身体のバランス…独自で分析したので、指導できるんです。
世界のトッププレーヤーのキックを研究、分析しトレーニングしました。そしてドイツでプレーしていた時に感じたことが、現在のキック指導につながっています
キックマスター講座これまでどれくらいやってるんですか?
現在、日本代表選手・現役Jリーガへの個人キック指導を始め、東京・神奈川・千葉・埼玉・山梨・愛知・広島・鹿児島で小学生・中学生・高校生を対象に、カテゴリー別にキックマスター講座を行なってます。
今後も、全国各地で1人でも多くの選手・指導者に、本物のキックを伝えていきたいと思っています。
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サッカーの本質を追求する旅はつづく…