大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る                    ※当ブログはプロモーションが含まれています

2023-01-01から1年間の記事一覧

子どもを指導する人ほど優秀でなければならない。アルゼンチンでは子どもの指導者ほど優秀であるべきと考えられている

アルゼンチンでは子どもの指導者ほど優秀であるべきと考えられている アルゼンチンでは若年層を担当する指導者こそ、多くの引き出しを持った優秀なコーチであるべきだと考えられています。というのも、若い子は安い値段で契約できる。安く買ったダイヤの原石…

三浦知良がブラジルで経験した話「悪条件にも適応する力」を読んで思い出したこと。エコロジカル・アプローチに通じる話。

「カズのまま死にたい」_”悪条件にも適応する”より 考えてみればストリート育ちのブラジル選手は、どんな条件でサッカーをさせてもうまい。いい芝生、硬い地面、ぬかるみ。様々な状況でやってきて、本当の意味で使える技術を持っている。僕自身もブラジルに…

ストイコビッチと近くで一緒にプレーすると、自分もボールの止め方がストイコビッチ的になっていく。

「カズのまま死にたい」_”多彩なルーツ、当たり前に”より 農作物では雑種で生まれた一代目が、親より耐性が強くなって大きくもなる法則があるらしい。ルーツや文化が交わることの恩恵はサッカーでもあるだろう。 ストイコビッチと近くで一緒にプレーすると、…

三浦知良選手が少年時代に感じた理不尽。日本の指導や教育文化への違和感

「カズのまま死にたい」より 「言うことを聞かなかったら、二度と使わないぞ」 サッカー界でも耳にしてきた言葉だ。日本だけのことじゃない。こうでない監督の方が少ない気がする。でもブラジルだと選手も黙っていない。僕も監督に言い返し、口論し、歯向か…

日本とアルゼンチンの育成年代の選考基準の違い? 子どものサッカーで大事にしたいのは「違うこと」「ばらつき」「凸凹」

違うことには意味がある 人間が作り出したものは揃っています。 鉛筆の一ダースの本数がバラバラでは困ります。 一メートルのものさしの目盛りが、一本一本違っては困ります。 人間は、バラバラな自然界の中で、均一な世界を奇跡的に作り上げてきたのです。 …

三浦和良「カズのまま死にたい」”叱り方に問われる信念”より

「カズのまま死にたい」_”叱り方に問われる信念”より 縦関係の支配する日本のスポーツ文化とは違うものを、僕は海外に求めた。ただし暴力はいけないとの大前提のうえで。 体験でいえば厳しく叱ってもらって良かったと振り返ることもできる。未熟さや過ちに気…

「日本の子供たちは生まれつき持っていたはずの創造力を失っている」オシムさんの提言

元サッカー日本代表監督、イビチャ・オシムさんの著書「考えよ」より引用。 日本人の子供たちは、こういう(大人の)コントロールを受けることによって、生まれつき持っていたはずの創造力を失ってしまうのかもしれない。 日本人は一般的にとても才能豊かで…

「日本人には秩序を乱さない者が最も優秀であるという価値観が…」オシムさんの日本教育への提言

元サッカー日本代表監督、イビチャ・オシムさんの著書「考えよ」より引用。 私が感じる限り、日本人には教師や上司の教えを疑うことなく守り、秩序を乱さない者が最も優秀であるという特有の価値観が備わっているようだ。 タイムアウトなど取れないサッカー…

「子供たちに自由を」オシムさんが日本サッカーに残してくれた言葉を考える

日本のユース世代は、よく見えるかもしれないが、これもまた他の国がユースでやっていることの模倣なのだ。 この部分でも成長はスローで停滞気味である。その理由の一つとして選手のセレクションに問題がある。未来を見据えベターな見識に基づいて選んでいる…

コーチ、監督の言葉を聞いているのは子どもだけじゃない。

「子どものサッカーで起こった嬉しいこと・悲しいこと」というアンケートに、こんな回答がありました。 息子が少年団に所属していたときのこと。練習試合の相手は埼玉の強豪クラブチーム。結果はもちろん完敗でしたが、試合後のクラブチームのミーティングが…

ホンジュラスで見た子供たちのサッカーの強烈な光景

ホンジュラスのジュニアの草サッカーの光景 大学卒業後に、中南米のホンジュラスを旅していた時のこと。 小さな街というよりも村の中にある、雑草が生い茂ったグラウンドで子供たちのサッカー大会が行われていました。 8~10歳くらいの子どもたちです。 上手…

サッカーの指導者の多くが社会につながっていないと感じる理由

私たちは人間社会で暮らしているのですから、人間社会の作りだした尺度を無視することはできません。人間が作りだした尺度に従うことも大切なことです。 すべての人が勉強をしている現代社会で、テストで良い点を取って、偏差値が高い優秀な学校へ進学できる…

勝手に育つ、育ちやすい環境をいかにつくるかを考えるようになった話

「はずれ者が進化をつくる」より引用↓ 「雑草を育てるのは大変だ」と言いました。 そして、それは「思うとおりに育たないからだ」と言いました。 思うとおりというのは、「人間が思うとおりに」ということです。 雑草にしてみれば、何も思い通りに育つ必要は…

わがままなサッカー選手が許容される国とされない国の違い。

「遊び」に対する情熱が冷めたとき、サッカーに対する情熱も失うことになるのかもしれない。優れたサッカー選手とは、ある意味子供であり大人でもある。 つまり、子供のように純粋にプレーを楽しみ、遊び、喜び、感覚的に、アドリブで、自由気ままに直感で、…

子供のミスの捉え方は、大人そして社会のミスの捉え方

ドイツで感じた様々な違いを今までもお伝えしていますが、その中でも大きな違いの一つで且つ重要な事だと感じる事が「ミスの捉え方」です。これについて私が気づいたことを今回は掘り下げてお伝えしていきたいと思います。この違いは様々なところに影響を及…

サッカーには、オリジナリティを尊重する態度と組織のコンセンサスを融合させようとする姿勢が求められる

サッカー選手もアートクリエイターなのである。動的時空間における瞬時の局面で、思考と感性とを即興的に融合させた創造力を行使するインプロヴァイズパフォーミングアーティストといってもよいだろう。クリエイターであればこそ、サッカーでもアートでも、…

サッカーとはなにか?サッカーの価値とはなにか?を思考した2022年

明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 2022年もたくさんの読者の方々に支えられ、限られた時間の中でなんとか当ブログも更新し続けることができました。 ふりかえると、色々なことがありました。 サッカー指導者のコミュニテ…