先日、ブラジル在住のサッカージャーナリスト大野美夏さんとオンラインでお話させていただいて、日本サッカーのこと、ブラジルサッカーのこと、たくさんお話ししました。詳細は現在準備中のnoteマガジンで書く予定なのですが、今回は美夏さんのTwitterの投稿の一部を引用しながら、サッカー、フチボウについて少し書いてみたいと思います。
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「ブラジルは、なぜ個性的で良いサッカー選手が生まれるのか」を取材した大野美夏さんのコラム
futebol(フチボウ)とjogar bola(ジョガ・ボーラ)は違う
日本の子たちはサッカーをやっている。ブラジル子はjogar bolaをやっている。日本でいわゆる日本のサッカーをやっていた子がブラジルに来て「サッカーがやりたい」と言うとプロになる?と聞かれる。「jogar bola」がやりたいと言えば一緒にボール蹴ろうぜと誘われる。
— ミカ@ブラジル大野美夏/左足首捻挫全治1月半💚 (@MikaOhno) 2022年5月4日
日本人が考えるサッカーはfutebolフチボウだけどブラジルのjogar bolaはボールで遊ぶなら全部ジョガ・ボーラ。ストリートもビーチもコンクリートでも草っ原でも隙間スペースでもいい。Futebolは4つの線の中でサッカーのルールで試合する。日本の子はjogar bolaしてるの?サッカーしてるの?#ブラジル
— ミカ@ブラジル大野美夏/左足首捻挫全治1月半💚 (@MikaOhno) 2022年5月4日
日本では、サッカーも公園や校庭でのボール遊びも全部サッカーと呼ばれるけれど、ブラジルでは違うんですね。
明確にサッカーとボール遊びは違うというのは興味深いなと思いました。
言葉として、フチボウ(サッカー)とジョガ・ボーラ(ボール遊び)が切り分けられているということは、サッカーの捉え方が僕たちとは違うんですよね。
でも、ブラジルではジョガ・ボーラはとても大切にされているわけです。
日本は、公園でのサッカー禁止がかなり増えてますし、ストリートでサッカーをすることはできません。ジョガ・ボーラの機会がとても少ないのです。
ブラジルも、ジョガ・ボーラができる場所は以前より減っているそうです。でも、サッカー自体の価値が高いため、クラブはお金を環境、施設に投資できるため、サッカーをする環境はリッチなんだという話を聞きました。別の機会にこのあたりはより深くお話を聞ければと思っています。
サッカー王国ブラジルから学べること、まだまだたくさんあると思いました。

- 作者:下田哲朗/アデマール・ペレイラ・マリーニョ
- 出版社:東邦出版
- 発売日: 2008年11月