2015-01-01から1年間の記事一覧
野洲からリーガエスパニョーラへ 2006年、高校サッカーに旋風を巻き起こした衝撃の決勝戦。あれからもう10年ちかく時が経とうとしている。当時の野洲の14番は今スペインにいる。 www.youtube.com いまでも鮮明に覚えている。強くて走れるチームが勝つと…
力を抜ける、力を出せる 柔らかい!レバンドフスキのプレーはとても柔らかい。最初の印象はゴールの嗅覚より、彼のボール感覚の美しさだった。細長く見える身体はとても柔軟であらゆるプレーを生み出すことができる。レバンドフスキの柔らかいプレーを見てい…
ブレない体幹が魔法を生み出す イタリアの小さな魔術師ジョビンコ。 サッカー選手である前に彼はアスリートとして素晴らしい身体の運用ができていると感じる。ブレない上半身、それを支える強靭な下半身。強くて柔軟な身体はピッチで自在な表現をする。猫の…
サッカー人生ではじめて味わう圧倒的屈辱 0-13… サッカーの試合で0-13という人生最大の失態を31歳にもなって経験した。私は信じられないほどの屈辱を味わい、試合中何度もキレそうになった。前半20分ほどで早くも4失点。ほとんどボールを触ることなく、…
強さと柔らかさを内包する表現 サッカーを美しく表現する男がイタリアのローマにいる。 ときに、情熱的で強く猛々しい姿をみせ、ときに、柔らかくつかみどころのないフワッとしたプレーで見るものを虜にする。強さと柔らかさを内包する彼の表現は彼の本質そ…
世紀のジャイアントキリング ラグビーは番狂わせがなかなか起きにくいスポーツと言われていて、日本が世界3位の優勝候補、南アフリカに勝利することは、サッカーでブラジル代表に正々堂々と戦って(守ってカウンターとかじゃなく)勝つようなもの。という程…
「〜しなければならない」から自由になるということ ルールは何のためにあるのか。私が思うに人と人が円滑に生活を営むためにあるものであり、本質的には世の為、人の為にルールが作られている。もっとこうしたら良くなる。もっとこうしたら素晴らしい。とい…
ボールとともに移動するということ 常に自分のど真ん中にボールを置いてドリブルする。彼はボールを見てドリブルをするのではなく相手と空間を見てドリブルを仕掛ける。 フィーゴの全盛期は誰も止められなかった。 Luis Figo ● Legendary Dribbling Skills &…
センターバックでも攻撃の要 センターバックは守る人という考え方は間違っている。試合に出る以上、ピッチのどこにいても攻撃の要であり守備の要である必要が有ると考えている。メキシコの皇帝と言われたマルケスのプレーを見て欲しい。 マルケスの蹴るボー…
<目次> 時間を操る天才ボランチ 身体の使い方が抜群に上手い 闘牛士のようなボール捌き 試合を読む力 本当に良い選手は時間を創造する 時間を操る天才ボランチ 彼は時間を作る天才であり、空間を作る天才である。スペインの要、バルサの要である。ため息が出…
サッカーというのは面白いもので、どれだけ足が速くても、ピッチで早く移動できない選手はたくさんいる。足が速いのと、移動が早いというのはイコールにはならない。足が速いというのは文字通りボルトのような人間のことをいう。移動が早いというのは、どこ…
バイエルンの世界最高峰のロンドを観てほしい。 このパスのスピードとそれをコントロールする技術、テクニックは世界最高峰だ。 ボールを蹴るということ 実はこんな当たり前のことができない選手が実に多いと感じる。ボールを蹴れる選手は日本には稀だ。ドリ…
15日に行われたチャンピオンズリーグ、グループリーグD第1節のビッグマッチ、マンチェスターシティ対ユベントスの試合。アウェーのユベントスがブッフォンの神がかったセーブで貴重な勝利をものした。 この試合のブッフォンは神だった。 Gianluigi Buffon …
初めてのプロチームとの試合。 僕たちは大学の県リーグでは無敵で、いつも物足りなさを感じていた。 J(プロ)を体感できる良い機会。自分がどこまでやれるかを知る良い機会。 試合が始まった。自分はセンターバックで出場。対峙してすぐ雰囲気で悟るのだが…
サッカーコーチ時代、小学1,2年生を大会に連れて行ったときの話。 この子たちはとても面白い個性がそろっていた。幼稚園児の時からサッカーの時間になると勝手に試合をはじめて集合をかけても集まらないような子達だった。 もちろん練習はほとんどゲーム(試…
大切なことを見る目 たとえばグアルディオラの練習を観に行くとき。 なにをみたいか。なにが知りたいか。自問してみてほしい。 多くの人はどんな練習をしているのかが知りたいという。 しかし、私はグアルディオラがどんな練習をするかよりも興味があること…
高校時代、私はドリブラーとして評価されていた。サイドハーフで試合に出ればガンガン勝負をしかける。1対1で負けることはほとんどなかった。 一人二人抜いてシュート性のセンタリングをドンピシャで合わせるのが快感だった。ときには中からえぐってシュー…
ピッチ上の風景 〜とある試合の一幕〜 試合開始10分が過ぎた頃だろうか… 圧倒的にボールを支配されている。我々は相手の流動的な中盤をつかみきれずにボールを展開されていた。 「6番にフリーで持たせるな」「いやそこは持たせとけ」「次出るとこで狙え」。…
すべては自分の最適を見い出すため 私が練習する理由。私が学ぶ理由。 それは自分の最適を見い出すためです。 メッシのようになりたい。ロナウドのようになりたい。 しかし、本当は彼らになりたいのではなく彼らのような唯一無二な自分が表現できるようにな…
サッカーの捉え方が変わったとき オランダトリオを初めて見たとき、サッカーは美しく、こんなにもカッコイイものなんだ… と感じた。 ファンバステンの美しいオーバーヘッド、フリットの柔軟で野性的なドリブル、ライカールトのエレガントな立ち振る舞い。 美…
強烈な個性は圧倒的に他人とは違う表現をする。 クリスティアーノ・ロナウドやイブラヒモビッチ、バロテッリはきっとこう思っている。 「俺とお前らを一緒にするな」 「俺は俺にしかできないことで人々を驚かせるのさ」 そういう空気がピッチでの表現から伝…
魅力的なサッカーとはどんなものだろうか? 私は少年サッカーを観ては感じることがある。 日本代表のサッカーを観ては感じることがある。 最近では世界のトップリーグでも少し物足りなさを感じることが多くなった。 それはなぜか… ”上手さ”の平均値が上がっ…
ポルトガルの魔法使いとアルゼンチンの伝説の点取り屋 ルイコスタが好きという選手は結構多かったのではないだろうか。まだセリエAが世界のトップに君臨していた時代。フィオレンティーナの時代を築き上げた最強のコンビがいた。このコンビにエジムンドとい…
サッカーの神様は”ありのままの人間”に微笑む サッカーはどんなに性格が良くても、どんなにやさしくても、どんなに頭が良くても、どんなに馬鹿でも、どんなに不良でも、どんなに非常識でも、関係ない。 サッカーで問われるのは自分を表現するという力である…
ピッチの上で自由になりたい きっと誰もがそう願い、もがいている。 どうすれば自由になれるだろう。 私たちはいつも何か答えを探して歩いている。 しかし、答えなんて見つからない。 なぜなら私たちが探している答えは地球上のどこかに存在するものではない…
ジュニアサッカーワールドチャレンジ準決勝 〜バルサU-12 vs 東京U-12〜 バルサ対東京選抜東京がカウンターで先制してバルサに火が点いた。小さなバルデラマ・チャビのプレーを観れただけでもう来た価値があった。 pic.twitter.com/UESTs2wNSH— KEI 助走の20…
U-12 ジュニアサッカーワールドチャレンジ2015 昨日、どうしても観に行きたくて、仕事を抜け出して猛ダッシュ(電車とタクシー)でよみうりランドのヴェルディグラウンドまで駆けつけた。なんとか最後の試合、バルセロナ対参加チーム選抜 エスパニョール対参…
ポルトガルの魔術師 〜デコ〜 彼のボールタッチ、ピッチでの独特の表現力は美しかった。 ボールに命が宿る。そんなボールタッチだった。 足首の柔らかな使い方。 ボールと身体の関係性。 一連の美しさ。 ボールに生命が宿る そんな表現がしっくりくる。まる…
世界で最も美しいフットボールを奏でるふたり メッシがより輝くとき、必ず近くにアウベスがいる。 バルサの美しさをひきたてるのはこのふたり。 どんなに近くても。どんなに狭くても。どんなに敵が近くても。 ふたりが近くにいれば奇跡はおこせる。 メッシと…
チームの為の個人ではなく、個人の為のチーム こういうことを言うとたくさんの批判がくるかもしれない。しかし、私はチームの為に個性が失われる様を多く見てきたし、自分自身もチームの為に自分を殺さなければならず非常に苦しい思いを経験した。そしていま…