サッカーの捉え方が変わったとき
オランダトリオを初めて見たとき、サッカーは美しく、こんなにもカッコイイものなんだ… と感じた。
ファンバステンの美しいオーバーヘッド、フリットの柔軟で野性的なドリブル、ライカールトのエレガントな立ち振る舞い。
美しく、本当にカッコイイ3人だった。
彼らのプレーを見たとき、自分たちがやっているサッカーがちっぽけに感じ、もっとダイナミックにプレーしたいという気持ちが芽生えたものだった。
ピッチ上のアーティスト 〜ルート ・フリット〜
身体の奥底から湧き出る感情を解放し全身でサッカーを表現する。
彼のダイナミックでエレガントなプレーは観衆を魅了した。
The Best Of: RUUD GULLIT (HD) - YouTube
こんなエピソードも↓
-
南アフリカの黒人指導者、ネルソン・マンデラと親交があり、1987年のバロンドール(欧州年間最優秀選手賞)受賞時にはトロフィーをマンデラに贈った。
-
3度の結婚と2度の離婚をし、3度目の結婚相手はヨハン・クライフの姪である。
知的な黒豹 〜フランク・ライカールト〜
ピッチのどこにいても最高のプレーをする選手、それはライカールトだった。
人間離れした身体能力で相手のエースをいとも簡単に潰し、気がついたらゴール前でストライカーのようにゴールを決める。テクニックも一流。しかもインテリジェンスで試合をコントロールする知恵も併せ持っていたパーフェクトに近い選手だった。
スーパーストライカー 〜マルコファンバステン〜
彼のゴール前の動きは異次元だった。いつシュートを打つのかわからない。どんなシュートが放たれるかも想像がつかない。常に想像を覆すゴール前のプレー。ときに強烈なシュートを決める。ときに柔らかなシュートを沈める。あらゆる体勢からゴールを決めることができる。ストライカーとしての引き出しの多さは世界一だった。
Marco van Basten ● The Flying Dutchman ● Best Goals Ever
サッカーは進化し続けている… そう言われるが私は失われているものもあると感じている。過去にあって今現在ないもの。過去の偉大な選手の表現をみると何か見えてくるような気がしている。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
スポンサードリンク