センターバックでも攻撃の要
センターバックは守る人という考え方は間違っている。試合に出る以上、ピッチのどこにいても攻撃の要であり守備の要である必要が有ると考えている。メキシコの皇帝と言われたマルケスのプレーを見て欲しい。
マルケスの蹴るボールは速くてとてつもなく正確だった。ロナウジーニョが全盛期だった時代、私はマルケスの美しいキックに心酔していた。
正確なキックは物凄い武器であるということ
ゴールに繋がるボールが蹴れるとなんでもできるようになる。
フリーで良い状態で蹴られるとセンターバックからでもゴールに繋がるパスが出されてしまう。そうなると当然相手は蹴らせたくない。一生懸命ブロックしようとする。しかし、そうなると簡単にキックフェイントで抜けてしまう。
正確なロングパスは一流のセンターバックの条件だ。
マルケスのような美しいロングパスが蹴れる日本人選手を私はみたい。
相手の攻撃の芽をつぶす読み
ボールを入れられたら危険なところを確実につぶす目を持っている。彼はボランチでもセンターバックでも超一流だったが極め付けはリベロだった。一番後ろからゲームをコントロールする姿はまさに皇帝という名にふさわしい。
球際のスマートな強さ
南米特有の激しい球際の強さというよりも、相手のふところに足をグイっと入れてボールをスマートに奪うのがとてつもなく上手かった。球際の守備の本質は身体をおもいきりぶつけることじゃなく、いかに相手のふところに身体を入れるかということだ。マルケスは攻撃の要であり、守備の要だった。
もちろんピッチでの佇まいは美しかった。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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