強さと柔らかさを内包する表現
サッカーを美しく表現する男がイタリアのローマにいる。
ときに、情熱的で強く猛々しい姿をみせ、ときに、柔らかくつかみどころのないフワッとしたプレーで見るものを虜にする。強さと柔らかさを内包する彼の表現は彼の本質そのものである。
トッティはまさにアーティストであり、美しいフットボーラーなのである。
トッティはありのままの姿で表現し続ける
トッティはかなりの天然キャラらしく数々の有名な逸話がある。
逸話その①
トッティがチームメートにジグソーパズルを見せびらかし、
「オレって天才だよ。たった3カ月で完成させたもんね。
普通にやれば、3年はかかるヤツなんだぜ」と自慢した。
ジグソーパズルの箱をみると「3years(3歳児用)」
逸話その②
トッティの彼女
「ねえアナタ、わたしのこと、愛してるの? 愛してる? 愛しているの?」
トッティ
「慌てるなよ、ハニー。一度に3つも質問されたら、どれに答えていいか、わからないじゃないか」
トッティは自分の思ったこと感じたことをありのままに表現する。
ピッチの上でも同じで、自分が感じたことを素直に表現できるということであり、そこには透明な自分の感性しかない。余計なものが一切ないピュアな感性がフットボールの美しい表現となるのではないかと思う。
Francesco Totti - The Best Ever 1994-2014 HD X ...
ピュアな感性はクリエイティブである
ピュアな感性というのは常識や枠に捉われない自由な発想をもたらし、自由で美しい表現を紡ぎ出す。表現を邪魔する者には怒り、更に自由になる為に新たな表現を生み出す。その繰り返しで表現力が洗練されていく。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…