エジルは身体でサッカーをする
世界の一流選手になればなるほど足でプレーしない。このエジルの移動を見て欲しい。
足に捉われない身体でグバッと行く感覚。この感覚を持つプレーヤーは少ない。”サッカーは足でやるもの”という古い考え方を更新しなければならない。足先のテクニックはいらないのである。本当に大事なテクニックとは常に自分のど真ん中にボールを置いて移動するという感覚なのである。
美しい足技に捉われてはいけない
足先だけのテクニックでは生きていけないのである。美しいプレーというのは身体全体の表現力に他ならない。
ブラジルのウィリアンのこのエラシコ。
間をすり抜ける動きの滑らかさ。無駄な動きが一切ない洗練された技だ。
この洗練された技は”遊び”で培われたものだ。遊びの中で技が生まれ。遊びの中で磨かれた技だ。遊びがないチームには未来がない。”真剣勝負”と同様に”遊び”は大切なのである。
相手の想像を超えるということ
サッカーで大事なことは常に相手の想像を超えることである。何をするかわからない選手が怖い選手なのである。いくらスピードがあっても必ず勝負を仕掛けてくる選手は怖くない。どんなにドリブルが上手くてもドリブルしかしない選手は怖くもなんともないのである。自分のやろうとしていることが相手にわからないようにプレーしなければならない。ドリブルなのかパスなのかシュートなのか… あらゆる選択肢を身に纏うことで相手は困惑する。
相手を感じるということ
イニエスタのドリブルは相手を常に感じている。目の前のディフェンダー、横からくるディフェンダー、後ろから追いかけてくるディフェンダー。すべてを感じながらドリブルをしている。相手が四方八方にいる密集地帯で磨かれた技である。この感覚は特に中盤の選手は見習うべきである。イニエスタもシャビもメッシも後ろに目があるかのようにプレーする。これは考える力ではなく、”相手を感じる力”であり”見る力”である。そしてベースにあるのがあらゆる状況に対応できるボールとともに移動するテクニックである。何度もいうがこれは”遊び”の中で培われるものだ。
サッカーには”遊び心”と”戦う心”が大切なのである。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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