大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る                    ※当ブログはプロモーションが含まれています

サッカーが家族に与える“見えない負担”——親も子も苦しい現実

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明日も子どものサッカーで1日が潰れる、、試合会場までの送迎、家族全員で旅行する時間、ゆっくりする時間がほしい、子どものサッカーにあまりにも多くの時間が持っていかれる。練習も試合も少しでも休むと試合に出れなくなる。熱量の高いレギュラーの親からの目も気になる、、子どものためにやっているけれど、、だけど犠牲が多すぎる気もする。どうしたものか…

某サッカークラブに所属するお子さんのお母さんがこんな話をしてくれました。

子どものサッカーの負担が大きいという話は、多くの人が感じている悩みですよね。

 

とあるサッカーママさんに寄稿いただきました。

「朝から晩まで、戦いは続く」

冬の朝、布団から出るのは子どもだけじゃなく、親にとっても修行だ。「5時半」息子のサッカー送迎のため、目覚ましの音に無理やり体を起こす。カレンダーを見ると、赤い丸印がいくつも並んでいる。試合、練習、試合、試合。赤い印の数だけため息が増える。

「朝から夜までフル稼働。週末はいつも“仕事”みたいな気分。共働きなので平日も忙しくて毎週休みがない感覚はあります。子供の為とはいえしんどいのが本音ですね」 (40代・母親 の声)

「今日は遠征か。高速代とガソリン代、いくらかかるかな」 財布を開きながら、でも息子のために前向きに頑張ろうと思う。

「見えない出費が、家計を削る」

ガソリン代はまだしも、試合のたびにかかる駐車場代、交通費、遠征先の宿泊費——。一つ一つは小さいけど、積み重ねるとどんどん膨れ上がる。月末、家計簿を見て「今月も出費が多いな……」とつぶやくと、夫は無言でスマホをいじるだけ。もう少し一緒に考えてほしい。疲れてるのは分かるけどさ…

「一度遠征先で宿泊が必要になったときは、3万円以上の出費でした。家計が一気にきつくなりました」 (30代・母親 / SNSアンケートより)

「お茶当番が、こんなに重いとは」

「来月のお茶当番、私か……」 仕事の合間に、子どものためにお茶を準備し、試合中に子どもたちへ配る。「そんなの簡単じゃん」と言われたら、軽く殴りたくなる。平日の勤務シフトを調整し、土日の予定を削り、ようやくスケジュールを合わせた結果が“お茶当番”だ。しかも、ママたちの雑談の輪に入るのも一苦労。歓迎してくれる時もあればそうじゃないときもある、結局一人で黙々とお茶を用意する。なかなかしんどい。

「子どものためと分かっていても、他の保護者との雑談がつらいです。話に入れないのが地味に苦痛です」 (40代・母親の声)

「補欠の背中を見つめる時間」

グラウンド脇に立ち、ピッチの中を目で追うけれど、息子はそこにいない。彼は補欠だ。ベンチで声を張り上げ、仲間を応援する姿が見える。その姿が痛々しい。「いつかスタメンになれるかも」と期待しても、現実はそう甘くない。ひたすら待つ息子の背中が、胸に刺さる。

「出場機会がなくても、最後まで諦めない子どもの姿を見ていると、胸が苦しくなります」 (30代・母親 / 保護者座談会より)

試合に出る可能性がないなら、参加しなくてもいい?って思う。子どもは仲間が出るからいかなきゃって。分かるけど、けどさ、、

「一人きりの孤独な戦場」

にぎやかなママたちの会話の輪。おしゃべりのテンポに入れない。雑談のタイミングがつかめない。話しかけたら「え?」と不思議な顔をされる気がして、結局何も言えない。お茶を配る手だけが動き、静かに、淡々と時間が過ぎる。ちょっと人見知りな私にはしんどい。

「保護者の輪に入れなくて孤独感を感じることは多いですね。誰かが話しかけてくれればいいのに……」 (40代・母親 / SNSアンケートより)

「辞めたい」と呟く自分がいる

「もう、やめたい」 心の中でその言葉が浮かんだのは、何度目だろうか。子どものため、家族のためと自分を奮い立たせてきたけれど、心の中で別の自分が囁く。「もう無理かも」。子どもは頑張っている。それを見ているのに、親が先に音を上げるのか。心の中の葛藤が続く。本当はやりたいことたくさんある。自分のための買い物、本を読む時間、家族みんなでサッカー以外の体験を共有する時間…

サッカーは素晴らしいスポーツだとは思う。でもこんなに犠牲を払うものなの?

「子どもがやる気を見せているのに、親が辞めたいなんて言えない。でも、限界はすぐそこにあります」 (30代・母親 / SNSアンケートより)

チーム掛け持ちやスクール通いへの疑問

うちは共働きでなかなか融通が効きにくい仕事柄もあって、今のチーム以外でやらせられないけれど、他の家庭はチームを掛け持ちしたり、サッカースクールにも通わせる親も少なくない。週末のほとんどがサッカーで埋まる生活は、家族全体の時間を奪う結果になる。それでいい家庭がほとんどなんだろうか?私だけが特殊なの?

「チームもスクールもやらせる親がいますが、子どもは本当に楽しんでいるのか疑問です」 (30代・父親の声)

そんなことを思っているときに出会ったのがこのブログ👇️

keikun028.hatenadiary.jp

何度も頷きながら読んだ。

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送られてきたこのテキストを読んで、余白が本当に必要だなと改めて感じました。

子どものサッカー、もっと余白があるといい

サッカーが上手くなるためには、実はサッカー以外の体験や遊びも大切です。自然の中で遊ぶ体験、家族と一緒に過ごす時間、友達とゲームをする時間——それらすべてが、子どもにとっての「余白」になり、サッカーにもいい影響がある。サッカーしかなかった自分を振り返ると、もっとサッカー以外を楽しめたほうが良かったなと思う。

だって、人生はサッカー以外にも大切なことがたくさんある。それを学ぶこともサッカーにとって大切なのではないだろうか。

「サッカーしかやらない子は、他の遊びや学びのチャンスを失っている気がします」 (40代・母親の声)

この「余白」が、心の豊かさを育て、サッカーの上達にもつながる。「サッカーだけの子ども」になるのではなく、「サッカーもできる子ども」である方が人生は豊かな気がする。

keikun028.hatenadiary.jp

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