写真=Getty Images
先日のコロンビア戦で0−1と惜敗した日本代表。
しかしながら、内容はそれほど悲観すべきではないと個人的には思っている。
前線にはファルカオ、ムリエル、ハメスロドリゲスという世界トップクラスのアタッカーが揃い、守備にはダビンソン・サンチェス、ジェリー・ミナという強力なディフェンダーが出場していた。
そんな中、日本代表で違いを見せたのは中島翔哉だった。
ハメス・ロドリゲスも流石のプレーを披露していたが、個人的には中島翔哉のパフォーマンスが上回ったと思っている。
ハメスロドリゲスが魅せたテクニック
ハメス:軸足の置き換えトラップ
— サッカーの技術と戦術を分析 (@boystraum) 2019年3月23日
①軸足の置き換えで逆を取るトラップ
②後ろへ運んで引き付け
③アウトの姿勢で軸足を超えるほど食いつかせて股抜き
④食いつかされ、股抜きで裏を取れ、遅めのジョギングでプレスバックするキャプテンマークのボランチpic.twitter.com/wQyg1rmqXV
ハメスが随所に魅せるプレーは、やはり一味違った。流石に世界の一線で評価される選手だと感心せざるを得なかった。
しかし、そんなハメスよりも試合を通じて存在感を放ったのが中島翔哉だ。
コロンビアを翻弄する中島翔哉
日本人でこんなに利き足に置けて、利き足から仕掛けられて、奪われない選手はいないと思う。
— RYO (@ryo_Barca07) 2019年3月22日
しかも右利き。
利き足に置くから、コロンビア代表の選手でさえも奪いに行けない。
pic.twitter.com/e3WyS6OLWc
中島翔哉
— サッカーの技術と戦術を分析 (@boystraum) 2019年3月23日
軸足2ステップx2で中意識→軸足置き換えで縦
押し出し→ドラッグで仕掛け、2人目をプルアウトの股抜き
蹴り手を背中に引いて腹斜筋で押し出す内転筋ミドル
プルアウト外し→軸足置き換え
上半身戻しのスルーパス
軸足フリック
蹴り手を背中に引く左切り返し→ミドルpic.twitter.com/TnoyzlXfcz
この日、堂安律、南野拓実もアジアカップで見せたパフォーマンス同様、素晴らしかったのだが、アジアカップ不在だった中島翔哉のプレーは彼らのワンランク上だった。
中島翔哉は世界で戦うポテンシャルがある
とりわけ際立ったのが中島とボールとの関係性だ。
体からボールが離れない。スピードをあげても、緩急をつけても、足元から離れない。
コロンビア代表の猛者たちも中島からはボールを奪うことはできなかった。
これまで、当ブログで紹介してきた世界の一流選手たちに共通する、ボールと共に移動する力が高いということだ。
この点において、中島翔哉は世界トップレベルでやれるポテンシャルを存分に魅せたのではないかと思う。
これからの中島翔哉のプレーが楽しみだ。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…