大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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先回りして教えることで失われてしまうもの

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子どもにサッカーを教えるって、とても楽しくて、やりがいのあることだと思います。でも、すごく難しいことだと思うんです。

 

伝えるタイミング

いつ、どのタイミングで伝えるか、どのように伝えるかってとてもとても難しく、神経を使います。

伝えなきゃいけないことがあるけれど、”いま”伝えちゃいけなかったり、

伝えたいことがあるけれど、伝えない方がよかったり、

伝えにくい状況だけれど、どうしても”いま”伝えなきゃいけなかったり、

この、伝えないといけないことを的確に持てるということと、伝えるべきタイミングを合わせることができる人がすなわち人を育てる指導者だと思うんです。

 

多くの指導者、コーチ、あるいは先生は、伝えたい時に伝えてしまいます。タイミングを合わせようとしません。

このタイミングってとても重要なんです。

伝えるタイミングが、伝えたい相手と合わないと、正しく伝わらなかったり、意図と違う伝わり方をしてしまいます。

伝えるタイミングはいつなのか

その問いの答えは、「伝わるタイミング」です。

伝わるタイミングはいつなのか、それは、伝えたい相手の状況や状態次第ということになります。

例えば、決定的なチャンスを外しまくる子どもに対して、「シュートを撃つ時は、力を抜いて、焦らないで大丈夫」と伝えたいけれど、すでにメンタルズタボロで、心に余裕がないと感じたら、その場で伝えようとしてもきっと全然伝わらない。そういう時は、試合の後、次の練習の時に、伝える方がよいかもしれません。その子が受け止められるタイミングに伝えることが重要なんです。

伝えるタイミングはとても重要なのですが、それ以上に重要なのが伝えすぎないこと、教えすぎないことなんです。

先回りして教えることで失われるもの

ジュニアサッカーを長くみてきて、よく見るのが教えすぎてしまったり、先回りして教えてしまうコーチの姿です。

サッカーを教えられる人って、教えるべきことを、教えるべきタイミングで教えられる人だと思うんです。

子どもに上手くなってほしい、上手くさせたいという気持ちはとても伝わるのですが、先回りして教えてしまうこと、1から10まで教えてしまうことで大切なものを失っていることに気がつかないコーチをたくさんみてきました。

教えすぎると、なにを失うのでしょうか。

それは、好奇心と自発性です。

先回りして教えてしまうと、教わる側が自分で発見する喜び、成長する喜びを失ってしまいます。

成長のタイミングも成長の仕方も人はそれぞれ異なります。

だからこそ難しく、面白いんです。

 

教えるのが上手い人は、決して教えすぎません。

1から5くらいまでしか教えません。もっと教えてよっていうくらいであえてやめます。

先回りして教えることは決してしません。

その子が自らの手でその技術を獲得するための余白をちゃんと残します。

 

先回りして教えてしまうことで失ってしまうことを理解しなければいけません。

 

 

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