大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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サッカーが嫌いになって辞めてしまう子をなくさないといけない

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サッカーを愛し、サッカーの神様にも愛された男、ディエゴ・マラドーナ。

ドキュメンタリー番組で、彼はこう言った。

 

「サッカーしてると、幸せな気分になれるんだ」

 

子どもの頃、はじめてマラドーナの「栄光の10番」を観た時、サッカーがしたい衝動が抑えられず、すぐにボールを持って公園に行きました。

ボールと戯れるマラドーナの姿は、本当に幸せそうで、なにより楽しそうで、いてもたってもいられなくなったのを覚えています。

子どもの頃、私はサッカーが楽しくて仕方がありませんでした。サッカーに夢中でした。学校が終わっても、友達とボールを蹴り、遊んでくれる友達がいない時は、ひとりでひたすらボールを蹴って遊んでいました。

 

サッカーの楽しさも忍耐も経験した少年時代

私が少年時代に所属していたチームは2つありますが、ふりかえってみると運が良かったなと思います。最初に所属したチームのコーチが、本当にサッカーの楽しさを教えてくれたからです。教わったというより、一緒に遊んでくれたという表現が適切かもしれません。学生コーチでしたが、華麗なテクニック、足技をいくつも披露してくれて、クライフやマラドーナ、ルイコスタやカントナのプレーを見せてくれました。

サッカーってこんなに楽しんだと、それこそ夢中になったきっかけは最初に所属したチームのコーチたちのおかげだと思います。

引越しを期に、2番目に所属したチームは地区の,強豪クラブで、楽しくサッカーというよりは気合と根性優位な軍隊サッカーでした。

当時は夢中でプレーしていたので、あまり気にしてませんでしたが、割と理不尽なコーチング、吐くまで走るなど、今思い返すとちょっとやりすぎなチームだったなと思います。

小学生時代は、そんな2つのチームを経験しました。後者のクラブではサッカーが嫌になって辞めてしまった子が何人かいた記憶があります。当時は、子どもながらにそういうものだと思っていました。

小学生に大人のエゴを押し付けてしまう指導者が多い

先日こちらの記事でも書きましたが、指導者が子どもの気持ちを育むという本分を忘れ、子どものせいにしてしまうなど、ちょっとおかしなことが起きているチームが結構多いと思います。keikun028.hatenadiary.jp

 

小学生に対して、プロサッカー選手になる為に努力をさせるとか、訓練させるというようなスパルタ指導があまりにも多すぎると思います。将来に、あらゆる選択肢と可能性がある小学生に、どんなに才能があろうとも、大人が強制してはならないと思います。

「気持ちを育む」ということは、その子のサッカーに対する好奇心を育み、夢中にさせ、自ら上手くなろうとする姿勢を引き出すことです。

ちょっと実績がある素人指導者が少年サッカーチームの強豪チームには多いですが、そのやり方で結果がでたから、子供が集まり(正確には勝たせたい親)、なぜ結果が出たのかを分析もせずにいまも幅をきかせているというチームは結構多いので、親御さんはは見極めて欲しいと思います。上手い子がただ集まって強いけれど、指導は最悪というのは割と多いです。

keikun028.hatenadiary.jp

 

日本のサッカー文化を育む為には、サッカーが嫌いになって辞めてしまう子をなくさないといけないと思います。

 

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