大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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ドイツの小さなサッカーコート ”bolzplatz (ボルツプラッツ)”で育まれるサッカー文化

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「知らないお兄さんたちとサッカーをした思い出」を書いたところ、いくつか素敵なエピソードをいただきました。

 

ドイツ在住の方が現地のサッカー文化をご紹介してくださいましたので、下記に掲載させていただきます。

ドイツのbolzplatz(ボルツプラッツ)という小さなサッカーコートで育まれる文化

現在ドイツに在住していて子供達&旦那がサッカーをしています。

ドイツにはbolzplatz(ボルツプラッツ)という小さなサッカーコートが町の中に沢山あります。

ここは公園と同じで予約なしに自由に使えるので、いつも子供も大人も集まってきてサッカーをします。ドイツ版ストリートサッカー場だと私は感じています。

そしてコストフリーで誰に縛られることなく自由にサッカーができる場所があることで、様々なコミュニケーションとストーリーが生まれます。

またドイツだと必ずそこで試合が始まる、それがまた面白い。どうやって試合が始まるかというと全てコミュニケーションからです。誰かの「試合しない?」という問いかけだったり、若しくは試合をしているところに「一緒にやっていい?」からどんどん広がっていく。

子供達チーム対大人チームでサッカーをやったり、子供と大人混合チームを作ってサッカーをやったり、そこにいる人たちでコミュニケーションをとりながらチーム編成も、チームの人数や交代ルール、何点先取か等も全て決める。

試合に入る交渉も試合のルール交渉にも、子供達も入って一生懸命大人たちと話す姿が私はとても好きで。こういったことがとても大事だし素敵な事だといつも思いながら家族がサッカーする様子をみていたり、時にサッカー初心者の私も一緒にやったりします。

そして試合が始まるといつもみんな本気。大人も子供も関係なく本気=本気でやるから楽しいんだと感じます。子供が大人にファールして大人から思いっきり「HEY!!!」と怒鳴られたり、でもファールの後は謝って握手、試合続行。そして逆に大人が子供にファールはしないように本気の中でもやっているのがわかるし、時に子供を楽しませるようなパスやアクションもしたりする。

バチバチにやりあって試合が終わると必ず握手やタッチをして、お互いのプレーを称える。いいプレーをした子供には大人が「名前は何?」と聞いてきて「お前凄いな!いいプレーだったぞ!またやろうな!」と声をかけてくれる。

こういうところで本当のリスペクトが生まれ育まれていくんだと感じています。

こういうコミュニケーションを見ていると本当に心が温かくなるんです。そしてこれらは引き継がれていくと感じます。

息子は今まではこういう中に入ると小さい方だったのですが、今はもう13歳。

最近はbolzplatzで家族でサッカーをやっていると、小さい子供達が「一緒にやっていい?」と入ってくるのです。そこでの息子の行動とプレーは正に自分が今までこういった場所で大人たちにされてきたことと同じなんです。

小さい子にリスペクトしながらサッカーを楽しく本気でする。そしていいプレーには「いいぞ!!お前たちすごいな!!」と小さい子供に声をかけながらやるんです。

試合が終わった後にはがっちり握手かタッチ。小さい子でもサッカーが終わると必ず握手とタッチはしてきます。これは教えられたものではなく、自然と身に付いたものだと感じます。

ボール一つで年齢も性別も人種も関係なくコミュニケーションが始まる。サッカーは教えられるものではないとドイツに来てからリアルに感じるようになりました。

 

このエピソードを読むと、ドイツがサッカー大国であることがよくわかります。

スクールやクラブに入らなくても、サッカーを楽しむ事ができる場があるということ、そこで知らない人とコミュニケーションを楽しむことができて、それが文化として継承されるというのはとても素敵なことだと思います。

 

日本にも少しづつそんな場所、機会ができたらいいなと思います。

 

下記にエピソードフォームも用意しております。素敵なエピソードをお待ちしております👇

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