大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る

お金がないとサッカーすらできない環境になっている。誰でも遊べるサッカーを取り戻したい

follow us in feedly

 

love.futbol Japanが日本の「貧困」と「サッカーの機会格差問題」に関する調査報告書を公開したのですが、その結果を踏まえて感じることを書いておきたいと思います。

経済的な貧困や社会格差によるスポーツの機会格差の解消に取組むNPO法人「love.futbol Japan」は、今年の活動を通じて支援した38都道府県192世帯を対象にアンケート調査を実施しました。調査の結果、30%の世帯が子どもがサッカーをするために「借入」をしたことがあるなど深刻な状況が明らかに…

prtimes.jp

調査報告のサマリを抜粋しました👇

  • 30%の世帯が「子どもがサッカーをする、または続けるために『借入』をしたことがある」と回答。
  • 世帯年収200万円以下の世帯は、約60%を占めた
  • 73%の世帯が「子どものサッカーに対する支援活動は、教育や食料など生活インフラの支援と同じくらい必要」であると回答した一方で、25%の世帯は「他の支援に比べて、支援を求めることに抵抗がある」と回答。
  • 半数以上の53%の世帯が「相談をしたいが、相手がいない」と回答
  • 100%の世帯が今後も同様の支援を希望していると回答

love.fútbol Japanは私も少額ですがサポーターをしています。子どもたちのサッカー環境を良くしていきたいと考えている方はぜひサポーターになってみてください。

こちらのクラウドファウンディングをぜひ支援してください。

一緒にサポーターになりましょう👇

camp-fire.jp

お金がないとサッカーできない状況

これを読んだときに、改めてサッカーというスポーツが誰にでも開かれていないという問題の大きさを感じました。

サッカーは本来、ボールと場所があれば、誰にでも遊べるものです。

でも、公園もサッカー禁止、クラブやスクールに入らないとボールを蹴る場所がない。クラブやスクールに入るにはお金がかかる。お金がないとボールを蹴って遊ぶことすらできない。

つまり、自分たちの生活で手一杯な世帯は子供にサッカーをする機会を与えることができないということになります。

これはとても寂しいことだと思うし、サッカーはやはり誰にでも開かれているものなので、その環境を取り戻したいという思いがあります。

世界のトップ選手はストリートから生まれた

まだ、世間が寛容だった頃、公園でボールを蹴って遊べた時代は、お金があろうがなかろうが誰でもサッカーで遊べました。小さい頃の記憶に、金銭的に余裕がない生活をしている家庭の友人が何人かいましたし、彼らとボールを蹴ってよく遊んでいました。

得てしてそんな家庭の子は、才能があった記憶があります。

世界に目を向けてみると、アルゼンチンやブラジルのトッププレイヤーはストリート出身が多いわけです。

マラドーナ、カルロス・テベス、アドリアーノ、ガブリエウ・ジェズース…

彼らは、お金がなくてもサッカーをする場所も機会もあったわけです。

サッカーはみんなに開かれているもの

とはいえ、スター選手はストリートから生まれるから、そういう環境を取り戻したいと言いたいわけではなく、単純にサッカーは誰にでも開かれているもので、その当たり前の環境を取り戻したいと思っています。

あくまで副産物として名選手が生まれる可能性があると。

公園をもう少し有効活用できないか考えていて、その為のアクションを模索しています。 

公園でできるボール遊びを拡張させたい

公園で誰でも楽しくサッカーで遊べるゲームをやりたい。

フットボールテニスや、ロンド(鳥かご)、ペットボトルをゴールの代わりにするミニゲーム、キックベースなど、まだまだ拡張できるのですが、小さな公園でも遊べるゲームも。

 

公園でもできそうなボール遊びを拡張しつつ、行政や公園を管理されている企業などにもコミュニケーションをとり模索していきたいと思っています。