日々、サッカー関連の本や記事を読んでいますが、ただ読んであ~なるほどと終わるのはあまりにももったいないなと思い、どうせならサッカーを愛する人達に紹介したいなということで、なるべく定期的に出していきたいと思います。
まずは、海外でプロサッカー選手として長年プレーする渡邉卓矢選手のnoteです。
豊富な海外経験をもとに語られる日本と海外の考え方の違い、考察がとても面白いのでぜひご一読いただきたい。
チームの考え方の違い
海外は個があってチームがある。個が働くことによって、チームとなる。それぞれが独自の考えや特徴を遺憾無く発揮して、それぞれがその持ち場のスペシャリストとして働く。
日本はどうだろうか。
チームがあって個がある。すると、個が発揮しづらくなってしまう。僕は、組織があって個があるし、個があって、それが連なるから組織だと思う。
要は組織に甘えてはいけないし、個が暴走をしてもいけない。
しかし、個がそれぞれに自分のスタイルを持ち、責任を持って則を超えない範囲で全力を尽くすこと。それをそれぞれが行い、連なる組織はものすごく良い組織だと思う。
ドイツの育成年代に携わる中野さんのコラムは毎回学びが多いです。客観的に自分たちを見直す上でもとても貴重な情報源です。
育成年代のオーバーワークが問題になる日本ですが、ドイツでは休むことの重要性が認知されています。
休むことで、身体的な成長へと十分なエネルギーが向けられる
僕が所属するクラブは年代別リーグ戦でそれぞれ1部から3部でプレーするそれなりの強豪クラブなのだが、クラブの育成部長からは「U-15以下のチームは、最低でも3週間は夏休みを取るように」というお達しが来ている。U-16からU-19チームにしても最低2週間は完全休養となっている。
みんな知っているのだ。長期の休みを取った後の子どもたちの多くは、とても成長して戻ってくるということを。試合がなく、練習がなく、ストレスと負担から解放された時間を持つことが、身体的にも、精神的にも、思考的にも、人間関係的にも、確かなゆとりをもたらしてくれて、自身のモチベーションがまた充電されていくのだ。
普段、とかく慌ただしい日常生活や学校やトレーニングに使用されていたエネルギーが消費されることなく、身体や頭や心の成長へと向けられるまとまった時間があることは、とても大切なことだと思う。
新宿のサッカークラブ「クリアソン新宿」で働くきむらさんのnoteが熱量たっぷりでとても素敵だったので、こちらで紹介させていただきます。
サッカー愛がとても伝わるピュアな文章がとてもとても良いです。
私が見ている限り、クリアソン新宿が紡ぎだすサッカーは、今、まさに混沌の中にある。日々、探求を続けている。そして、それを目の当たりにした私は、サッカーにも人格が、感情が、あることを知った。
これまで、サッカーはただ関わるものだと思っていた。でも今は、サッカーさんと肩を組んでる気がしている。サッカークラブを運営する会社の、しがない広報である私も、その一端を担っている。
探求し続ける先の正解は何か、未来がどうなるか、そしてクリアソン新宿のサッカーさんがどんな風に成長していくか。何もかもわからないけれど、とにかくできることをやってみようと思う。
次回もぜひ楽しみにしていてください。