大人になるにつれて、誰しも何かしらのコーチになります。
コーチとは、何かを指導する人です。
親になれば子供のコーチになり、会社で部下ができればコーチをすることになります。
そのように考えるとこれからご紹介する本は、全ての大人にとって有用な内容になるかと思います。
人に何か大切なことを伝える時、言葉の影響力を考える必要があります。
会社で聞こえてくるのは部下に対して発せられる罵声に近い言葉、小さい子供たちのサッカーの試合を観に行けば子供に対して発せられる愛のない言葉を耳にします。
ザ・コーチ - 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』という本にはコーチングの基本を学ぶことによってどれだけ人を成長させることができるかが綴られています。
内容の一部を抜粋してご紹介させていただきます。
子供にかける言葉の影響力、ゴールよりも大切なこと
私たち大人は、自分たちが子供にかける言葉の影響力を、もっと真剣に考える必要があると思います。よかれと思ってかけている言葉が、子供や若者にとって、ビンの底と同じ影響を及ぼしているかもしれません。私は、夢やゴールを達成したかどうかがその人の価値ではなくて、夢やゴールに向かう道のりを経て、どんな人間に成長したかが価値だと思います。夢やゴールを描くということは、ほかの誰かになろうとすることではなく、今の自分を超える自分になるということです。自分の夢やゴールや目標の成果を、他人の物差しで測ったら、その人に、自分の幸せを明け渡したことになります。夢やゴールや目標は、自分の成長と幸せのために設定するものなのです。
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言葉を安易に選択してはいけない。発した言葉が誰かに与える影響は時に想像を超えるものになります。相手が子供である場合は尚更です。私は多くの大人が子供に対してもっと言葉に配慮しなければならないと感じています。子供を成長させるコーチは言葉は人を成長させもするし、人をダメにするということを知っているのです。
そして大切なのは夢やゴールを達成することではなく、その道のりを経てどんな人間に成長したかということを重要視します。
子供が主体的にチャレンジしやすい環境を作らなければなりません。
そして夢を描いたり、目標設定する時に知っておくべきことがあります。
夢やゴールや目標を描いたり設定する時にかかるブレーキとは?
●他者との比較による批判や、非難から受ける負の感情
●結果だけで自分の価値を決められる評価
●夢やゴールそのものに対して、他者の価値観によって向けられる批判
●結果による人格否定
●弱みを克服することばかり強いられる経験
●学習性無力感
●夢やゴールや目標に対する無知
●変化に対する恐れ
●選択と決断に対する恐れ
これらは全てネガティブな要素です。まずは何がブレーキになるのかを知り、それらを取り除く必要があります。子供を成長させるコーチは例外なく言葉を大切にし、子供たちの本質を見抜くのです。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…