サッカーをやったことがないお父さんがパパさんコーチをやるケースは多いと思います。地域の少年団はパパさんコーチで成り立っていると言ってもいいでしょう。
以前、某少年サッカーチームのコーチをやっているパパさんがこんな話をしてくれました。
「サッカー経験のない僕らができることって、子供たちに本気でやらせることしかないんですよね。」
そんな話をしてくれました。
そのチームをみていると、コーチたちが必死に子供たちに気合を注入するがごとく、「走れ〜」「クリアー」「つぶせ〜」「撃て〜」と大きな声で鼓舞し続けていました。
私はなるほど、と思いました。
パパさんコーチたちは彼らなりに必死に子供のために良いと思うことをやっているのだと思いました。
サッカーを長年経験し本質を少しでも知る人たちは、多くの場合、そんなパパさんコーチを見て、「こりゃ酷い。」と感じるでしょう。私もそうでした。
しかし、問題なのはパパさんコーチの人格、知識や経験不足ではないのかもしれません。
サッカーを正しく理解する機会、サッカーの本質を学ぶ機会がないことが問題なのかもしれません。
もちろん例外はあります。長年、少年サッカーチームを率いてきた重鎮コーチは多くの場合、目と耳を覆いたくなるような指導をすることも知っています。既得権を振りかざし、新しい価値観を否定し、古い価値観に固執する硬い人たちも未だに多い。
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でも、パパさんコーチの中にも子供たちのためにサッカーをしっかりと学びたいと考える人もいるのです。
サッカーの本質を知る人たちが、そんなパパさんコーチたちに向けてどのようにアプローチするかが大切なのだと思います。
あなたたちがやっていることは間違っている!と否定するのではなく。
サッカーが上手くなるためにはこんなアプローチが大切ですよ。とセンス良く伝えることが重要なのだと思います。
どうやればうまくなれるか。なぜうまくなるのか。
下記に紹介する動画ではサッカーを経験したことがないお父さんが自分の子供がサッカーチームに入ったことを機に、コーチをやることになり、そこで学んだ大切なことを話しています。
動画の一部を引用し要約させていただいてご紹介します。
サッカーをうまくさせる為に、まず大事なことはサッカーを好きにさせること
どうにかしてサッカーを好きにさせたい。みんなサッカーを上手くさせたいと考えて一生懸命になるけれども、サッカーを上手くさせたいと思ったら、まずサッカーを好きにさせることが何よりも大切です。
大事なことは、夢中になるとか、好きになるとか、これをやっていたらもう他は何もいらないとか、そういうことが10歳くらいに絶対あると思うんです。それを忘れさせないようにすること。心にどうやって火を灯すかが大切だと思うんです。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…