滋賀のセゾンFCが厚木に来るという噂を聞きつけて厚木酒井Gまで足を運んだら、偶然にも私がずっと会いたいと思っていたサッカー界の偉人(異人?)に会うことができた。
セゾンの試合が始まる前にFC厚木とRiverPuntoというチームが試合をしていた。
RiverPuntoというチームのベンチに異様な雰囲気の人間を見つけた。
なんかモジャモジャのラテンの雰囲気の人がベンチにいる。
どこかでみたことあるなあ? 友達のリカルド(コロンビア人)かな? いやでもコーチなんてできるやつじゃないしなあ。う〜ん。
近づいてみる… あっ
屋良さんだ!!!
ずっと会いたいと思ってた屋良さん!
屋良さんとは↓
ブラジル・サンパウロ州リーグ「ECサントアンドレ」、「GEマウアエンセ」などでプレー。その後、エクアドル、コロンビアでもプレーした経験を持つ。
コロンビアリーグ「サンタフェ」では選手兼プレフベニール(15~17歳)のアシスタントコーチも兼任。2000年~07年3月まで横浜FC泉ジュニアユースの監督を務めた。また、横浜市内ではサッカースクール(4歳~15歳)「エスコリーニャ・フッチボル・クルービ」を開校し、現在も活動中。
【海外赴任レポート】シリア 屋良 充紀さん 2008年1月|海外派遣実績|国際交流・支援活動|JFA|日本サッカー協会
ラテンサッカーを愛する私の「会いたい人リスト」に屋良さんの名前はもちろん入っている。
思い切って、声かけちゃいました。
「こんにちは!屋良さんですよね。会いたいと思ってたんですよ!」
と声をかけたら。
「あっはい。どーも。」
ん?誰?なに?みたいな感じ。
「大人になってから学ぶサッカーの本質っていうBlogを書いてまして…」
と言ったら
「おお!見てるよ!あれ良いよ!え?あれ君が書いてるの?」
ということで心を開いて下さり(Blogの力はすごい!)
色々ナイスな話を熱く語ってくれたので、ここにまとめます。
滋賀セゾン見に来たらまさかの屋良さんにお会いできた! サッカーの本質を存分に語ってくれた。これからレポートをアップします!お楽しみに! pic.twitter.com/5kCtcxamH8
— Kei Imai (@Keivivito) 2015年12月5日
ひとり一個ボールが与えられる環境がまずダメ
屋良さんは南米の各地でサッカーをプレーし、現地のサッカー文化を見てこられた。サッカーだけじゃなく、生きるために生活してきたそうだ。そこには日本の恵まれた環境はなく、ボールがひとりに一個与えられるという贅沢はなかったんだと。ボールはひとつあれば22人でサッカーできる。それで十分なのであると。
屋良さんは言いました。
「上手さの基準がリフティング100回っておかしくない?ひとりに一個ボールが与えられてひたすらリフティングなんてやってたってサッカー上手くならないじゃん。もちろん上手いにこしたこたないけど。そこ見るとこじゃないじゃん。」
本当に大切なのは形にならないもの
本当に美しいプレーは内から湧き出る感情を表現したものであり、感性と感覚を磨かないかぎりサッカーの本当の楽しみはわからない。
サッカーの本質を知っている人は「目に見えないものの大切さ」を知っている。
自分以外の外側の声に支配される子供たち
「いまのプレーどうだった?なぜそうプレーしたの?」と聞くと、一生懸命コーチが求める答えを探す。これじゃダメなんだよ。
サッカーに正解はない。模範解答はない。それをもっと理解してほしい。大人が正解を強要してはいけない。
大事なのは選手たちがなにを感じて、どう表現するか。
教えるんじゃなくて、もっと感じさせること。
”自分が感じること”を大切にすること
これはずっと私が発信し続けていることでもありますが、屋良さんもこの感覚こそ大事だと言っていた。
「南米に行くとムチャクチャ太っちょのおばちゃんがビキニ着たりするわけだよ。日本じゃありえないでしょ。みんな人の目を気にする。そういう社会なんだよ。」
他人の目や声などを気にするんじゃなく、もっと自分の感情を解放していい。自分の感覚を大事にしていい。誰かの目を気にして本当の自分を隠す必要なんてないんだよ。ということをもっと大人が示していかなければならない。
屋良さんはこんな話を全身で表現してくれました。
というわけで続編「屋良さんの考えるサッカーの本質とは」
屋良さんの真相に迫ります。お楽しみに!
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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