12/5(土)、セゾンFCが来るという情報を頼りに厚木の酒井Gまで足を運びました。
そしたら思わぬサッカー界の異人に遭遇した話はこちら↓
今回はセゾンFCが魅せてくれたサッカーの魅力について記したいと思う。
この日、セゾンFCと対戦したのはFC厚木というチーム。
セゾンFCの試合の前にFC厚木と屋良さんのRiverPuntoの試合を少し観れたのだけれども、しっかりボールを大事にしようとする姿勢、テクニックを尊重したサッカーをやろうとしているのがよくわかる好チームであることがわかった。
FC厚木は上手な選手が多い。
なるほど。このレベルじゃなきゃセゾンは呼べないよな。なんて勝手に思ったのだけれども。
いざ、試合が始まるとセゾンのサッカーの凄さが際立った。
”全ての選手の上体が起きている”
試合が始まってすぐ、セゾンの選手たちの姿勢が起きていることに気がついた。 上体が起きている。
これは力が入っていないということであり、言い換えれば自然体にすごく近い感覚なのだけれども、これができる選手というのはボール扱いに自信があるということでもある。
すごいのは全ての選手の上体が起きている。姿勢が良いということだ。普通、チームに何人かそういう選手がいて、ファンタジーを提供するものなのだが、セゾンは全員が気持ち悪いくらい上体が起きていて、自然体でプレーする。
この光景は異様だった。
”ゆるさの追求”
この表現は語弊があるかもしれないが、セゾンは実にゆるい。
誰も本気でやらない。誰も全力でやっているように見えない。
でも、やられないし、華麗にいなす。 試合に勝つために必死にプレーするFC厚木の選手たち、そのプレッシャーをキワのキワまで引きつけていなす。
2、3人が近くに集まり、狭いとこで球際で相手と遊んでは奪われて、また奪い返して球際で遊んでリフティングとかで抜こうとして、やっぱり3人目くらいで引っかかって、また戻って… っていう繰り返し。
勝負というか、ただただサッカーを本気で遊んでるだけ。
”勝つより遊びたい感覚”
ゴールへの執念とかそんなもの皆無。 ひたすら球際のボール遊びを追求している。
この遊びを極めなきゃ先へ進めないんだと。 私はセゾンのそんな”こだわり”、”見据えているもの”を感じた。
実際のコンセプトはもっと深いものかもしれないけれど、私はそんなことを感じた。
上手さは、速さや強さを凌駕する。
球際のボール遊びを極めること。 これがベースにないと、どこにいっても通用しない。 これがベースにないと、サッカーを楽しめない。 こんな当たり前のことができていないというのが現状である。
上手さには質や個性があり、常にオリジナリティがなければならない。
このくだりははまた別の機会に書こうと思う。
難しくない。簡単だよ。サッカーを本気で遊ぶだけだよ。
そんなことをセゾンのサッカーを観て感じた。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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