大人の発言や振る舞いというのは、子供たちに大きな影響を与える。
私は子供の頃に親や先生、コーチなどからかけられた言葉、彼らの振る舞いをよく覚えている。言われて嫌だったことも沢山あったし、救われた言葉も沢山あった。
言葉の力は絶大だ。子供の未来を創る言葉、壊す言葉がある。大人はそれを意識しなければならない。指導者ならなおさらだ。
少年サッカーの現場に行くと、本当に多くの言葉を耳にする。
子供の未来を創る言葉も壊す言葉も…
ドイツ、ブンデスリーグのカールスルーエでプレーする山田大記選手のブログにこんなことが書いてあった。
彼は子供の頃、結果が出ずに挫折をした時に父親の言葉に救われたのだと言う。その時のエピソードを引用させて頂きます。
言葉の積み重ねが自分を創る
今思い返して1番影響を受けたと思うのは、父親の言葉です。
↑ 気付くのに10年掛かりました(笑) 練習の送り迎えをしてくれる車の中で、よくこんな言葉を掛けてくれてました。
「今は体が小さいから体力の差で試合に出れないけど、背が伸びて筋力がついてくれば大丈夫。」 「こうゆう時に頑張れるかどうか。見ている人は見てるし、必ず自分に返ってくるから頑張れ。」
その時は、僕の涙を余計に誘うだけだったのですが(笑) そうゆう言葉の積み重ねに無意識に感化されて、どうにか前向きに、好きなサッカーを好きでいられたのかなと。 そんな結論に至った今ふと思うことは、 もしあの時親父に、違う励まし方をされてたらどうだったかなってことです。
誰かや何かを否定するのではなく可能性に対する前向きな言葉を
もし親父が、”コーチに見る目がない”とか、周りの何かが原因だというような励まし方をしてたら、僕は人のせいにしてふてくされてたかも。 かと言って僕自身の能力や可能性を否定されても、きっと自信を失ってしまった。 あくまで想像ですが、そう思います。 コーチや先生、仲間たちの存在は僕にとってすごく大きな存在だったし、今もそうですが、 やっぱり1番の教育者は親なんだなって、そんな当たり前のことを今感じてます。
だから、サッカーをしてる子供を持つ親御さんには、 まずは出来る限り練習や試合を見に行って、何も言わなくてもいいからそっと見守ってあげて欲しいです。 そして言葉を掛けるのなら、 誰かや何かを否定するのではなく、可能性に対する前向きな言葉を掛けてあげてください。 未来の可能性という意味で、10年後はどうなってるかなんて誰にもわからないんです。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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