宇佐美がバイエルンで経験したこと
宇佐美がバイエルンで経験したことを語ったシーンがある。
宇佐美が語るエピソードはとても面白い。世界のトップはどんなだったか、存分に話してくれた。
宇佐美がバイエルンでプレーした貴重な映像 Takashi USAMI
紅白戦がやばかった話
1軍と2軍の 紅白戦のエピソード
「アピールとかできないんですよ。ボール入ってこおへんし、トップチームがずっとボール持ってるし。ただのトップチームのお付き合い。」
バイエルンは何が違う?
「全体的なとこで言うと、スピードが全部違いますね。考えるスピード、切り替えのスピード、パスのスピード、トラップからシュートまでのスピード、判断のスピード…全部。何段階も速いですね」
「パス練習とかしても、リベリーからくるパスなんか弾丸ミドルみたいな。あいつはふざけてるんすけど、トラミ(トラップミス)なんかしたら、鼻で笑われる感じっすね。
いま、トラミしたお前?みたいな(笑)」
リベリーに言われたこと
「お前は技術もあるし才能もあるけど、メンタルがダメすぎる。味方を味方と思うな、友達と思うな。監督がお前に切れてるけど、監督なんて無視しろ、選択肢はまず自分が結果残す方を選べ。まずは自分がゴール決めないと、居場所なんてすぐなくなるぞ」
世界のトップで日本人がプレーできる日はくるのだろうか。バイエルンやバルセロナ、レアルマドリーなどの試合を観ているとそう思う。彼らは世界のトップレベルの中でもトップだ。本田や香川が世界のトップリーグでプレーするまでになったが、彼らでもバルサやバイエルンでプレーするのは厳しいだろう。
あのレベルに到達できる選手は世界でも数えるくらいしかいない。サッカーはどれだけレベルの差があっても差がつきにくいゲームだ。レベルの差は戦術である程度埋められる。運が良ければ試合に勝つこともできてしまうのがサッカーだ。
しかし、バルサやバイエルンにか表現することのできないプレーがある。圧倒的なテクニック、スキルがなければ表現できないものがあるのである。それが観たいと思う。
バイエルンやバルセロナの信じられないスピードの中で繰り広げられる戦いを観ていると多くの学びがある。
ボールを大切に扱うこと。相手から逃げないこと。蹴らないこと。走らないこと。
相手に読ませないこと。見ること。感じること。
戦いの中に遊びがある。遊びの中に戦いがある。
それがフットボールである。サッカーなのである。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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