大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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日本サッカーを開国せよ vol.9|選手が指導者を選ぶ時代がくる

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日本サッカーには特有の問題がある。罰走や体罰という理不尽な指導、高校サッカーが引き起こす弊害、部活動問題などサッカー先進国では考えられないような問題が日本には多く存在する。そんな「鎖国」日本をアップデートさせることを志す1人の若者によって始まった連載企画「日本サッカーを開国せよ」。

今回のテーマは「選手が指導者を選ぶ時代がくる」

 

文:小谷野拓夢

 

●目次

 

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①はじめに

みなさん、ツイッターをやっているだろうか。ツイッターはとても便利である。海外の情報を簡単に知ることができる。

 

ひと昔前までそんなことができただろうか。海外の情報をスマホを通して得られる世の中にいつのまにか突入していた。私はそんな世の中が、指導者にある影響を及ぼすと考えている。 

 

②オンラインの発達がもたらすもの

近年、SNSの普及が進んでいることは言うまでもない。日本のどこにいても、さらには世界のどこにいてもSNSを通して交流したり、情報を知ることが可能な時代となった。

 

そのため「ポジショナルプレー」「5レーン」など海外の情報が昔よりも簡単に手に入れやすくなった。(その情報が正しいかはそれぞれが精査しなければならないが、、)

 

そうなるとどのような影響が指導者に及ぶか。それはサッカーの情報を指導者以外から学ぶ選手が増えるということだ。そして、学び続けた選手は、サッカーの知識が指導者とあまり変わらなくなるかもしれない。つまり、指導者と同じかそれ以上にサッカーの知識を持っている選手が増えるかもしれない。

 

(誤解を恐れず言うと)そうなると旧来の知識で間違った指導をしていると、選手がそのやり方が間違っていることに気づき指導者を信頼しなくなる時代になるかもしれない。

 

誰でもインターネットを通して情報を得ることができる社会は、選手に知識を与える。その結果、時代の波に乗れない指導者が選手からの信頼を失うことになるかもしれない。反対に選手が「良いな」と思う指導者のところに人が集まるかもしれない。選手が指導者を選ぶ時代が情報社会によって訪れると思っている。

 

これは決して悪いことではない。選手のサッカーの知識が増すことはプラスである。環境に適応しなければいけないのは、指導者である。

 

では来るであろう、その未来に対し我々指導者はどうすれば良いのだろうか。

 

 

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③来るであろう時代に向けて

そんな未来に対して指導者ができること、それは「学び続けること」以外にない。

 

私は他の学生よりも、沢山の指導者と関わる機会が多いと思う。Jクラブで働いているような方から公立高校で指導する方まで多くの指導者の方を見ている。

 

その中でも尊敬でき、第一線で活躍しているるような指導者の方々は、常に学び続けているという共通点がある。一方で練習を見て、少し疑問の浮かぶ指導をしている方は自分の過去の経験からしか指導しておらず、学ぶ姿勢が希薄に感じた。

 

大切なのは過去の経験と今の学びを組み合わせて、指導することだ。そのため指導者は常に学び続ける必要があるはず。

 

学ぶことをやめると、これからの情報社会で指導者は選手からの信頼を失うかもしれない。そのくらいの危機的な感情を抱いた方がいいのかもしれない。

 

しかし、知識があるだけが指導者ではないことは言うまでもない。コーチングの技術からチームマネジメントなど多くの能力が求められる。

 

それらも踏まえた上で指導者は常に学ばなくてはならない。このことを再度強調したい。

 

④まとめ

 一見サッカーには関係なさそうな社会の変化。それがサッカーや指導に影響を及ぼすことは多々ある。あらゆる分野から指導者は学ぶ姿勢を持つことが唯一生き残る術だと思う。

 

自分自身これからも様々な分野のことを満足することなく学び続けたい。

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…

 

keikun028.hatenadiary.jp