エスペランサのオルテガさんの言葉をご紹介したい。
元アルゼンチン代表のオルテガが、神奈川でサッカーを教えているという噂を聞いて、話を聞きに行ったのが6年ほど前。その時に、なぜサッカー大国アルゼンチンから日本に来たのかを聞いて心が揺さぶられました。
オルテガさんに指導された子供達がどんなプレーをするのかを知りたくて、何度か試合を観に行きました。試合を観て驚きました。日本人が指導するチームであんなに気持ちを出せるチームを観たことがありませんでした。
オルテガさんのインタビューより引用しました。
オルテガさんが日本に来た理由
www.youtube.com「日本では12歳から15歳の少年達の自殺率が世界で一番高い」ということを聞いたんだ。そして神は僕を何かのために選んだと感じたんだ。行ってそれを変えなければと。
サッカーを通じて日本人の心に届きたいと思ったんだ。
信仰には行動がともなうべきだ。行動を起こすこと!それを神様は求めている。
エスペランサの子供達の心は特別なんだ。だからエスペランサも特別なんだ。
私が子供達に言っている事は、サッカーを続けるかは分からないけど、将来力強い神様を知るようになるという事。
人生の一番つらい時でも神様は助けてくれるという事。神様が共にいて、決して一人じゃないという事。いつかそれに気づく時がくる。
プロになったとしても人間として成長しなかったら、私たちがしてきた事は無駄になってしまう。」
オルテガさんは日本語があまり話せません。息子さんのグスタボさんが通訳することもありますが、基本的には子供達にもスペイン語で伝えるのです。
でも、エスペランサの子供達は強さを持っていると感じました。自分を表現する力、生命力を感じるんです。言葉が通じなくても、心は通じるんだなと思いました。
オルテガさんは言いました。
「エスペランサの子供達の心は特別なんだ」と。日本にも素晴らしい指導者はたくさんいます。しかし、自分のチームの子供達のことをここまで愛情を込めて語れる指導者を見たことがありません。技術を教えるのが上手な指導者はたくさんいますが、選手の心を育む指導者は多くないと思います。
オルテガさんは、サッカーを通じて生きるとはなんたるかを伝えているんだと思います。
頭でサッカーを教えるのではなく、心でサッカーを教える人になりたいと思いました。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…