スペインの育成年代の女子チームの試合後のミーティングの様子をご覧いただきたい。
前回に続き、スペインで指導に携わる高田さんのTweetから引用させていただきます。
育成年代に携わる指導者、親御さんはぜひ見ていただきたいです。
サッカーというスポーツを通して教育をする。
— Jun Takada / 高田 純 (@ney10jun) May 21, 2020
敗北や失敗を認めることで強くなれる。
こんな指導者に巡りあえた子供たちは幸せだな。 pic.twitter.com/Z07yvm7njH
サッカーには2つの顔がある事を学ばなければならない。
昨日私たちは、サッカーの良い面を経験した。ただ、今日は悪い面を経験した。
この2つの顔と向き合っていくしかないんだ。そうしないと、サッカーをやめてしまうことになる。
私たちは苦しむためにサッカーをしていない。楽しむためにサッカーをしているんだよ。昨日は、表の良い顔が出た。そして今日は裏の悪い顔が出たんだ。
顔を上げて、今回の経験に胸を張ろう。
スタンドで君たちを待っているファンのみんなに挨拶をしに行こう。そして、スポーツ選手として顔を上げて会場を出ようじゃないか。
懸命にプレーした結果、試合に負けてしまうことは多々あります。プレーした選手たちに最大限のリスペクトをしつつ、サッカー選手として、スポーツ選手として美しい振る舞いとはなんなのかをこのように伝えることができる指導者は日本ではまだ少ないです。
私はサッカー先進国から学ぶべきはメソッドなどよりも、こうした子どもたちと心で繋がりながら、人として大切な事を伝える姿勢だと思います。
サッカーは決して教育のツールではありませんが、サッカーを通じてリスペクトを学び、自分や仲間が成長するために大切な態度を学ぶことはできるんです。
正しいタイミングで、正しく伝えることは簡単ではありませんが、それこそが私たち大人に求められていることなのだと思います。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…