大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る                    ※当ブログはプロモーションが含まれています

親のやる気がすごいけど、子どものやる気がないというジュニアサッカーの話。

follow us in feedly

f:id:keikun028:20211018224405j:plain



先日、某少年サッカーチームのコーチがこんなことを言っていました。

「親のやる気が立派な時に限って、子どもはやる気がないんですよね。一生懸命やってる風に見えるけど、本人は親とかコーチに一生懸命を見せてるんですよね。その為の習い事になってしまってる。自分からやるっていう気持ちがないから、なかなか難しい。もちろんコーチとして、この練習の時間でできるアプローチはしますし、どうにか気持ちを引き出したいと思うのですが、その子の日常が変わらないとすぐ元に戻ってしまうんです。週二回の2時間の練習で日常を変えることはできません。だからこそ練習以外の時間が大事だぞって言っても、子ども自身が実行するのは難しい。練習以外の時間の話は、子どもより親御さんに刺さらないと変わらないですね…」

 

子どものサッカーを親のエンターテイメントにしてはいけない

熱心に子どものサッカーを応援するパパママの姿は、微笑ましいものですが、熱が上がりすぎて過激なものになってしまうケースは結構多いです。

「子どものサッカーほど熱くなれるエンターテイメントはないですよ!」と以前、教え子のパパに笑顔で言われたことを思い出しますが、それほど親にとっては子どものサッカーは熱くなりやすいものなのです。

でも、親が力を入れすぎて、熱心にあれもこれも与えてしまうと、子どもはサッカーを楽しむことができなくなってしまう可能性があります。

子どものサッカーは、子どもが楽しいからやるものです。それを踏まえて、親はサポートをしなくてはなりません。

親のエンターテイメントを押し付けてはいけません。サッカーをやる動機が、習い事だから、親にやれって言われているから、親の喜ぶ顔がみたいから、、そんなことになってはいけません。

 

教えすぎると自律できなくなるという話を以前紹介しました↓

先生が手をかけ過ぎてしまうと、一時的に学力が上がったとしても、自律できなくなってしまうんです。自分でやることを見失って、受け身になってしまうから。そういう子どもは必ず人の文句を言うようになる。先生の教え方が悪い、環境が悪い、学校が悪いって。そして、将来、世の中に出てからも人のせいにしかしないから不幸になってしまう…

これからの学校教育のかたち

先生やコーチが教えすぎてしまうことは注意しないといけませんが、親も同様です。強いてしまったり、与えすぎてしまわないように注意する必要があります。

子どもを成長させたいならば、子どもの好奇心を育み、主体性を大事にしていく必要があります。もう少し、余裕を持って子どものサッカーを見れたら、子どもの気持ちが引き出せるかもしれませんね。

keikun028.hatenadiary.jp

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…

教えないスキル

佐伯 夕利子 小学館 2021年02月01日頃
売り上げランキング :
by ヨメレバ
勝利と育成を両立させる! 新時代のサッカーコーチングマニュアル

倉本和昌 カンゼン 2021年05月18日頃
売り上げランキング :
by ヨメレバ

 

「楽しい」から強くなれる プロサッカー選手になるために僕が大切にしてきたこと

遠藤 航 ハーパーコリンズ・ジャパン 2021年09月10日頃
売り上げランキング :
by ヨメレバ