大人になってから学ぶサッカーの本質とは

サッカーの本質を追求するWebマガジン 考えるよりも感じることを大切に 美しさとは何かを感じる心を大切に 大切なものを失わない為に書き綴る                    ※当ブログはプロモーションが含まれています

子供から経験を奪う大人にならないように

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子供から経験を奪ってしまう大人が多い

公園のボール遊び禁止、放課後の校庭もサッカー禁止、遊具撤去…、子供から経験を奪ってしまうのは大人なんです。子供の危険を考慮して、地域の迷惑にならないように考慮して…。それと引き換えに失われてしまうことの大きさは考慮したのでしょうか。

あまりにも短絡的な発想で子供の経験が奪われていることにしばしば愕然とします。

「もし子供になにかあったらどうするのですか?」

「迷惑だとクレームが入ったらどうするの?」

そんな問いがきますが、それを踏まえたルールを作成して、それでもクレームがきたらコミュニケーションの機会を設計するようにできないでしょうか。

管理する側の難しさもあると思うのですが、なんでも簡単に禁止にすることで本当によいのでしょうか。

迷惑をかけないというメンタリティは分断を生み、生きにくさにつながる

小学生の子供がいます。

住宅内に小さい公園があるのですが、柔らかいスポンジボールで子供達は野球をしています。
息子は昨日はしていなかったのですが、友達がバットで打って、公園前のお宅のカーポートにボールを乗せてしまったようで、迷惑かけるし、やめようか…てことになったようです。
その話を今日朝聞きました。
息子は野球を楽しんでいたので、言うと悲しそうでした。
他、近くに公園はなく少し行けば児童公園はありますが、ほんとに遊ぶ場所がありません。
柔らかいボールだったらいいんじゃないの?て思うのは非常識ですかね?(^◇^;)
住宅内の道路で自転車やスケボーしてるのは禁止しないのに野球だけは禁止するの納得いかないです…!
自転車とかスケボーとかも迷惑かけてますよね。
うちはしていませんが…。

禁止ばかりなことが多くて、子供が可哀想だなぁ。て思います。
家の出入りも禁止だし。

小3くらいの子って、友達と何して遊んでますか??

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

地域社会というのは、子供から高齢者までいろんな世代が共生しています。

だからこそ禁止や分断を生むような仕組みは良くないのではないかと思います。

逆にもっと、小さな迷惑は許容し、交わる設計に変えていかなければならないのではないかと思います。高齢者が多い社会になっているのは自明です。もしかすると子供の数が減っているからこそ、このような問題が起きているのかもしれません。

でも、子供が生きにくい社会に未来はあるのでしょうか?

子供から経験を奪う大人になってはいけないと思います。

試合に出れない子供、体験格差

サッカーチームに所属しているのに試合に出る機会を与えてもらえない子どももたくさんいます。これも子供から経験を奪っていることになります。

先日、とても悲しい話を聴きました。 U-10の地区大会での出来事です。 2日に分けて行われる予選リーグ初日。 その日は2~3試合の予定だったそうです。 1分も出場機会がないこどもたちが、いたそうです。 それもひとりではありません。 これをきくと、何人もメンバーがいるのかと思うかもしれませんが、 8人制サッカーの13~4人の中での話です。 それを聞いてとても悲しい気持ちになりました。 いよいよ楽しみにしていた地区大会。 今日はがんばろう!と会場に向かっても、1度も出場することなく帰路につく。 こんな小学生の話になんの疑問ももたない大人にはなりたくない

1分も出場機会がないこどもたちの話。試合に出る機会は全員に与えられなければいけません。 - 大人になってから学ぶサッカーの本質とは

 

経済的にも、実働的にも、精神的にも、負担が大きくて子供にサッカーをさせてあげられない…。そんな世帯もたくさんあります。

サッカーは本来、ボールと場所があれば、誰にでも遊べるものです。 でも、公園もサッカー禁止、クラブやスクールに入らないとボールを蹴る場所がない。クラブやスクールに入るにはお金がかかる。お金がないとボールを蹴って遊ぶことすらできない。 つまり、自分たちの生活で手一杯な世帯は子供にサッカーをする機会を与えることができないということになります。 これはとても寂しいことだと思うし、サッカーはやはり誰にでも開かれているものなので、その環境を取り戻したい

お金がないとサッカーすらできない環境になっている。誰でも遊べるサッカーを取り戻したい - 大人になってから学ぶサッカーの本質とは

少しでも、子供たちが本来あたりまえのように享受できる経験を戻していきたい。そのためにできることを模索していきたいと思います。

keikun028.hatenadiary.jp

 

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