バスケットボールの最高峰NBAの選手が日本のバスケ少女に伝えたことが話題になった動画がある。
これはすべての指導者、コーチが見るべきだと思いました。
こんな素敵なアドバイスができたら選手達は最高のモチベーションで取り組める。
子どもの才能を伸ばす最高のコーチングだと思いました。
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シュートを外した少女が恥ずかしそうにその場を立ち去ろうとする。
それを見たNBA選手は少女を呼び止めて、こう言った…
「僕も30年間プレーしているいるけど、すべてのシュートが入るわけじゃない。入らないことは全然問題じゃない。大事なのは入るまで打ち続けること。」
そして少女が放ったシュートは見事にゴール。
大切なのは気持ちを育むこと
育成年代の指導者の多くは、テクニックや技術を熱心に教えるけれど、気持ちを育むことができない。
日本の教育に欠けているのはまさにここなのでは?と思う。
「教える」前に気持ちを「引き出す」ことができていないと感じる。
サッカーもバスケットもあらゆるスポーツに共通することなのではないだろうか。
このNBA選手の名前はステファン・カリー。
彼の素敵な振る舞いに感動した私はウィキペディアで生い立ちを調べてみた。すると、「母親からモンテッソーリ教育を受けた」と記されていた。
モンテッソーリ教育とは
「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっています。
モンテッソーリ教育は、教師(大人)の価値観で一方的に教え込もうとするのではなく、子どもの興味や発達段階を正しく理解し、子どもが触ってみたい、やってみたいと思う環境を適切に用意し、その環境と子どもを「提示」などによって結びつけ、子どもの自発的活動を促します。子どもは、自分で選んだ活動に満足いくまで繰り返し取り組みながら様々な能力を獲得していきます。
引用:モンテッソーリ教育について | 公益財団法人 日本モンテッソーリ教育綜合研究所
このモンテッソーリ教育の考え方は、教え込まなければならないという呪縛からフリーになることができるのではないかと思った。
ステファン・カリーが少女に言った「大事なのは入るまで打ち続けること」。
この言葉が母親から受けたモンテッソーリ教育の影響なのだとしたらとても興味深い。
このNBA選手は、シュートを決めるコツやテクニックを伝えるのではなく少女の気持ちを育んだ。
私は教育の本質は、心を育むことだと思う。
好奇心を育み、主体性を引き出す。
これができればサッカーもバスケも勉強も何倍も楽しくなるし、自ら人生をデザインできるようになる。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…