今年も八ヶ岳へ。
ステンドハウスDEN、やっぱりここは私にとってのサッカーの聖地。
サッカーコーチのバイトを始めて間もない大学生の頃、スエルテの(今はロボス)合宿でお世話になったのが最初で、それからオーナーの田畑さんには個人的にもずっとお世話になっている。
もう16年くらい、ずっと繋がっていられるのは、やっぱりフットボールの心がここにはあるからなんだろうと思う。
ここは、全国各地のサッカーを愛する人たちが集う場所。
サッカー人の想いが染み込んでる場所。
思い出が染み込んでいる場所。
ここで語り合うことは、自分にとってかけがいのない時間。
毎年、夜中まで語り合う。それぞれが思い思いにサッカーを、人生を語る。
やっぱりみんな、心で生きている。感じていることを、考えていることを、自然体で話せる空気感がある。
ダメな自分も、ダサい自分も、そのまま受け入れてもらえる、そんな空間。
ここで一緒に語った人はもうファミリー。そんな特別な感覚があります。
翌朝。
グラウンドで、子どもたちがサッカーしているということで、遊びに行ってきました。
子どもチーム 対 大人チーム、20対5くらいの真剣勝負。
低学年から、ジュニアユースの子達までごちゃ混ぜのサッカー。
なにがすごいって、これだけの人数がいるのに、全員が一人残らずこのカオスな真剣勝負を楽しんでいることなんです。
普通は、しらけてる子や、つまらなそうにする子が数人はいるものなんです。
でも、グランデの子たちはそういう子がいない。
みんな一生懸命、楽しもうと、プレーしようと全力で向かってくる。
上手い子も、まだまだな子も、それぞれが自分を表現しようとすることができるって、すごいことなんです。
コラソン(心)グランデ(大きな)
グランデの子たちは、やっぱりコラソンを感じる。
グラウンドにいた辰朗コーチの子どもたちへの接し方を見ていると、伝わってくるものがあった。
彼が、子たちに、本気のプレーを魅せる姿を見て、
子どもたちと一緒に走る姿を見て、
それに刺激されて一生懸命ついていく子どもたちを見て、
ああ、子どもたちの心に届こうとしているんだなと、熱いものが込み上げてきました。
田畑さんの心が、このチームに、コーチたちに、この子達に、親たちに届いている。
大自然の中で、サッカーを通じて、コラソンが育まれるクラブ。
サッカーで、子どもたちの心に届きたい。
子どもを上手くさせること、鍛えることばかり求められるけれど、〜させるという表現はあまり好きじゃない。
子どもたちが、上手くなりたいと思う気持ちを育むために、
子どもたちが成長したいという気持ちを育むために、
彼らの心に届きたいと思う。
そんな大人になりたいと、改めて感じた八ヶ岳の旅だった。
子どもたちの心に届く為に、必要なことって、共に遊び、共に学び、伝え過ぎず、教え過ぎず、子どもの中から出てくるのを待つことなんだなぁと、田畑さんという人を通じて、たつろうくんの子どもたちとの関わり方を見ていて改めて感じました。
— Kei Imai (@Keivivito) 2021年8月29日
大好きなサッカー仲間、どんどん連れて行きますね!
サッカーの本質を追求する旅はつづく…